2020年夏の現状
〜安全にバリ島旅行を楽しむために〜
新型コロナウイルスの世界的大流行で海外旅行へ行くことが難しい状況が続いていますね。
海外旅行には行きたいけど、いつなったらいけるのかと思われている方も多いと思います。
世界的ビーチリゾートのバリ島では、世界中の皆様がバリ島に旅行に来ることができるように準備を整えています。
近い将来に皆様がバリ島旅行に安心してお越しいただくために、知っておきたい情報や現地の状況を、バリ島からお届けさせていただきます。
公式の情報もまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
1.インドネシア・バリ島の新型コロナウイルスの現状は?
地域 | 感染者数合計 | 回復者数 | 死亡者数 |
---|---|---|---|
インドネシア全域 | 109,936 | 67,919 | 5,193 |
東ジャワ | 22,324 | 14,877 | 1,719 |
ジャカルタ首都特別州 | 21,767 | 13,887 | 843 |
中部ジャワ | 9,659 | 5,620 | 637 |
南スラウェシ | 9,552 | 6,553 | 321 |
西ジャワ | 6,584 | 3,985 | 210 |
南カリマンタン | 6,160 | 3,449 | 295 |
北スマトラ | 3,962 | 1,484 | 194 |
バリ | 3,448 | 2,924 | 48 |
南スマトラ | 3,427 | 1,826 | 163 |
パプア | 3,087 | 1,375 | 32 |
インドネシアでの感染者はジャワ島の大きな都市に集中
インドネシアでの新型コロナウイルスの感染者の半数近くは、ジャワ島の大きな都市のジャカルタとスラバヤに集中しています。
バリ島はインドネシア内では7月31日の時点では8番目に多い感染者数になっていますが、インドネシア全体の感染者数に対して、わずか3.6%の割合になります。
バリ島の感染者のうちすでに約85%の人が回復していて、死亡者数は感染者のわずか1.4%ほどにとどまっています。
この死亡率は日本の半数ほどです。
インドネシアの新型コロナウイルスによる規制
インドネシアでは3月20日より、日本を含む全ての国籍の渡航者に対して短期滞在査証の免除が停止されたため、外国人観光客は事前に観光ビザの取得手続きと健康証明書の提出が必要になり、4月2日からは長期滞在ビザを持っている外国人以外の入国、トランジットが禁止されました。
さらに4月3日からはインドネシア国内の大規模社会制限が実施されました。ただし、他の国で実施されていたようなロックダウンではありません。
その後、4月24日付でバリ島から他島へ、他島からバリ島への移動も規制されました。一方、海外からインドネシアに入国する際には健康診断書にPCRの検査結果が記載されていることが必須条件として追加。など、状況に応じて必要な対応を行ってきています。
●3月17日,インドネシア政府は世界的な新型コロナウイルスの感染急増を受け、追加的な入国規制措置を発表しました。
この追加的な措置は3月20日午前0時から実施されます。
8月1日の時点で、海外からインドネシアに入国するための要件は以下のとおりとなっています。
ただし、インドネシアは観光目的、短期出張者の受け入れはまだ行っていませんので、
インドネシア国籍、及び、長期滞在ビザを所有する外国人が対象となる内容になります。
※インドネシアへ入国する際の流れにアプリのダウンロードをするとの記載がありますが、実際インドネシアではアプリの採用をしていないので、翻訳では削除しています。
バリ島での取り組み
バリ島では感染者数が増加傾向にあることから、デンパサール市で5月15日から厳しい外出制限が設けられるなど、規制が厳しくなりました。
また、バリ島では昔から、一般的な行政上の村落単位である行政村の他にバリヒンズー教の伝統に基づく慣習村があり、慣習村の取り決めで夜21時以降の外出禁止など、慣習村単位で取り決めを行い、感染症が広がらないように努力をしていました。
こういったバリ島独自の取り組みはインドネシア大統領からも高く評価を受けています。
多くの観光客で賑わうレギャン通りも人通りが少ない 2020年5月撮影
2.バリ島では7月31日から国内旅行が開始!
バリ州では州知事により、新時代における生活秩序のプロトコールの第一段階として7月9日より一部の業種を除き、島内の活動を再開。
第二段階として、7月31日から国内旅行者の受け入れを開始しています。
バリ州知事は早い段階で「ウィー ラブ バリ ムーブメント」を設立し、新型コロナウイルスに対処するためのアクションプログラムを設立。
国内観光客の受入れ開始に際し、「ウィー ラブ バリ ムーブメント」のアプリLOVEBALIのダウンロードが必須条件の1つとなりました。
今後このアプリが海外からのお客様にも便利なアプリになることに期待ですね!
観光客はバリ州に滞在する間、LOVEBALI アプリを通じて体調不良や問題を通報することができる。
3.バリ島 外国人観光客の受け入れに向けて!
バリ島の外国人観光客の受け入れは、新時代における生活秩序のプロトコールの第三段階として、9月から開始を予定しています。
ただし、これはあくまで予定とのことで、今後の状況を常に検討した上で、正式な発表となるそうです。
バリ島は今、バリ島に住む人々、ホテルやアクティビティ会社などが、外国人観光客を受け入れる為に準備をしています。
新時代における生活秩序プロトコールとは?
新時代における生活秩序プロトコールとは、「新型コロナウィルの流行により、今までとは違った生活の常識、秩序の内容が取り決められた」とのことで、具体的な内容は以下の通りとなっています。
a マスクの着用
b 手洗い等の励行
c 他者と1m以上間隔を開ける
d 清潔かつ健やかな生活を営む
e くしゃみや咳をする時にハンカチ等で鼻・口をふさぐ
f 目・鼻・口など顔の表面を直接に手で触らない
g 体温計の携行
h 携帯電話等身の回り品を清潔に保つ
i 新型コロナウイルス感染防止に協力する
j 他者との身体接触を避ける
感染予防で効果の期待できるマスク着用ですが、バリ島ではマスクの着用は新型コロナウイルス流行前から、バイクに乗る時にマスクを付けている人が多かったので、それほど抵抗なく受け入れられているようです。
ホテルの感染症対策どんな感じ?
バリ州ではホテルにおいても新時代における生活秩序プロトコールとして、様々なルールを決めています。各ホテルはそのルールに基づき、ニューノーマル対策を実施、訓練し、安全にお客様をお迎えできるように準備を整えています。
バリ王で人気のプライベートヴィラ、ヴィラアイルバリでは、徹底した客室などの消毒、手指消毒液の設置、お客様への検温、スタッフの健康管理とトレーニング、スタッフへの検温などを実施しています。さらにヴィラアイルバリではバリ州政府のガイドラインの実施の他に独自にSafehotels Alliance が提供する自己評価プロセスによる認証を行い、ヴィラアイルバリの手順が国際基準に適合していることを証明するなど、各リゾートで、安心してお客様にご宿泊いただけるよう努力をしています。
現地では現地のスタッフがホテルの対策の実際の様子をヌサドゥア地区にあるスペイン系大型リゾートホテルのメリアバリへ行って見てきました!
バリ王ブログ メリアバリの新型コロナウイルスの感染症対策を見てきました! ▶
観光場所での対策はどんな感じ?
バリ島内の寺院などの観光地でも観光客受け入れ再開の準備を進めています。
観光名所のタナロット寺院は7月20日から再開していて、新しい運用手順でお客様の受入れをしています。
・エリアに到着したら体温を測定
・訪問中は距離を保つ
・マスクを適切に使用する
・何かに接触するたびに、石鹸と流水、または手の消毒剤で定期的に手を洗う
・適切に手を洗う前に、目、鼻、口の領域に触れないようにしてください
・訪問するときに自分が健康であることを伝える
各アクティビティ会社でも新時代における生活秩序プロトコールを導入した対応策が発表されています。
ウブドのアユン川を下る人気のラフティングや、象さん乗りや象さんと触れ合えるアクティビティを運行しているメイソンアドベンチャーズでも以下のような対応を行います。
1.健康&衛生のトレーニング
2.頻繁な拭き掃除
3.機器の消毒
4.車両の洗浄
5.手指消毒液の設置
6.体温チェック
7.ソーシャルディンタンス
8.ビュッフェの変更
9.屋外の手洗場
10.コンタクトレスでのお支払い
11.電気式ハンドドライヤー
観光地を含む、全てのお客様を受け入れる場所で、新時代における生活秩序プロトコールとして、バリ州政府より細かい取り決めがあります。
これを実施することにより、全てのお客様は安心して、安全にバリ島旅行をお楽しみいただけます。
航空会社の新型コロナウイルス対策は?
日本とバリ島を結ぶ、唯一の直行便であるガルーダインドネシア航空は、8月現在はバリ島への直行便が運休になっていますが、ジャカルタ行きの便は飛ぶ本数を減らして、今も運行中です。
飛行中や空港エリアでのマスクの着用が必要となり、搭乗前には個人で必要なマスクや消毒グッズなど衛生用品の準備が必要になります。
また、ガルーダインドネシア航空ではインドネシア政府の感染防止の取り組みをサポートするために健康警告カード(Health Alert Card)を ダウンロードし、事前の準備をお願いしています。
他にも徹底した機内の消毒、ソーシャルディスタンスを守ったチェックインや機内への案内、食事の提供など、ニューノーマルに対応した新たな取り組みが始まっています。
NEW!!【10月22日更新】
ガルーダ・インドネシア航空 安心・安全にご搭乗いただくための取り組み
感染症予防に配慮して安心してご搭乗をいただくためにさまざまな取り組みを行っています。
空港と機内
・お客さまに空港内及び機内においてマスクを常時着用していただくようお願いしています。
・可能な限りお座りいただく座席を離してチェックインをいたします。
・客室乗務員はマスクに加え、フェイスガードやグローブを着用しています。
衛生技術
・病院の手術室等でも使用されているHEPAフィルターを用いた外気の取り込みと内気の排出により客室の空気を数分ですべて入れ替え、常に清浄に保っています。取り込んだ空気は客室内を一定方向に流れたのちに機外に排出されるように設計されており、滞留・拡散しにくいようになっています。
・空港での折り返し整備時や夜間停泊時にグループ会社であるGMF社によるアルコールと紫外線を用いた消毒作業を
全保有機で実施しています。
ガルーダ・インドネシア航空
安心・安全にご搭乗いただくための取り組み ▶
4.バリ島現地事務所パラダイスバリツアーズでの取り組み 安心6つのお約束
新型コロナウイルス感染症対策 安心してバリ島旅行をお楽しみいただくためバリ王、ホテルの取り組みについて
バリ島現地事務所でも、安心してバリ島旅行をお楽しみいただくために、6つのお約束を実施しています。
1.空港=ホテル間の送迎はお客様単位で専用車!
2.車内・ラウンジ消毒の徹底
3.ガイド・ドライバーのマスク着用
4.車内換気の徹底
5.スタッフの体調管理
6.パラダイスバリラウンジNO3密!!
現地事務所では日本人スタッフが3名常駐。夜間でも電話にて緊急連絡でご対応をさせていただいています。現地での滞在中は、新型コロナウイルスの感染に関することや、それ以外のことでも、ご心配なことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
皆様が安心してバリ島旅行にお越しいただける日が一日でも早く来るよう、準備を整え、スタッフ一同お待ちしております!!
新型コロナウイルス感染症対策
安心してバリ島旅行をお楽しみいただくためバリ王、ホテルの取り組みについて ▶
5.新型コロナウイルスの情報
新型コロナウイルスに関する情報を常に確認しよう!
新型コロナウイルスのニューノーマルでは以前のような旅行のスタイルは難しくなるかもしれませんね。
世界中が新型コロナウイルス感染症に注目している今、色々な情報が溢れています。
自分が旅行先にウイルスを持ち込まないためにも、旅行先からウイルスを持ち帰らないためにも、各国で定められたルールをしっかりと把握しておくことが、これからの海外旅行では大事になってきます。
インドネシア、バリ島の新型コロナウイルス感染症に関する情報は公式の情報が一番信憑性があります。また、バリ島では急な取り決めが発表されることもしばしばです。
公式に発表されている確かな情報を、常にご自身でも入手して行きましょう!!
1.バリ州政府ホームページ
https://infocorona.baliprov.go.id/langkah-penting/
2.インドネシア政府COVID-19情報サイト
https://covid19.go.id/
3.在デンパサール日本国総領事館
https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
4.ガルーダインドネシア航空
https://www.garuda-indonesia.com/jp/ja/index
5.在本邦インドネシア共和国大使館
https://kemlu.go.id/tokyo/lc/pages/tentang_pelayanan_perwakilan/1511/etc-menu
6.外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html#ad-image-0
7.日本厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html