バリ島では色んな国の美味しいお食事が楽しめますが、
やっぱり基本の食事はインドネシア料理の家庭料理。
どの家にもお母さん手作りの「サンバルソース」が欠かせません。
サンバルは香辛料を使った各家庭オリジナルのソース。
おかずと一緒にサンバルをお皿に盛り付けるのはバリでは当たり前です。
代表的なサンバルに使われる主な材料は、チリ、ニンニク、エシャロット。
レモングラスやテラシと呼ばれるエビが材料になったペーストやトマトなどを使うサンバルもあり、
途中や最後にヤシ油を使って和えたり炒めたりします。
サンバルを作る為の材料は小さい野菜が多いので、
皮をむいたり細かく刻んだりと、下準備で結構時間が掛かる上に、
チリを切るとチリに触れた指先などが辛さの成分で痛みを感じる事も頻繁です。。。
うっかりチリを切った手で目をこすったりしたら・・・目はヒリヒリとしてとんでもなく痛いです。
昔、インドネシアのドラマの一場面で、赤ちゃんのいる家庭のお母さんがサンバルを作ろうとして
「手が辛くなるから(赤ちゃんの世話が出来なくなるから)止めておきなさい」と、
おばあちゃんに言われるというシーンがあったのをチリを切って手が痛くなると今でも思い出します。
話をサンバルに戻します。
インドネシア料理を食べる時にサンバルがあるのと無いのでは食欲にも差が出ます。
特にバリ人は辛いものが大好きな人が多いので、サンバルは欠かせません。
市販のモノは既にサンバルソースとして数多く売られていますが、
赤いソース状になったものは長く食べるには飽きてしまう味。。。
そんな時、サンバル好きの友人からおススメされたのがこちらのサンバル!
「SANBAL NAKNAN サンバル・ナクナン」。

普通に売られているサンバルは赤いソース状ですが、
このサンバルはチリやチリの種など材料が目で見える状態で入っている生状のサンバルなんです。

辛さは好みに合わせられ、辛さレベル1、3、5の3段階に分かれています。

左から黄色は「SEDANG スダン=普通」 辛さレベルはチリ1個。
真ん中は赤色の「PEDAS プダス=辛い」 辛さレベルはチリ3個。
右のゴールドは「EKSTRA PEDAS エクストラプダス=とっても辛い」 辛さレベルのチリ5個全部赤くなっています。
材料が生状態で入っているので、賞味期限が短いのでは。。。と思って見てみたら、1年以上は大丈夫でした。

サンバル好きの友人のおススメは空さレベル3のSEDANG スダンとの事で、早速購入してみました。。。
プラスチック製のボトル入りですが、きちんと蓋が密封されていました。

蓋を開けて中身を出してみます。。。

生サンバルにはチリの種が沢山入っていて、
洋服につけてしまったらシミになりそうな真っ赤なオイルに浸っています。
味は、チリのホットな辛さの中に若干甘味も感じられ、私個人的にかなり好きな味です。
これだけで白いご飯が食べられます。。。
日本とは違ってインドネシアでは食品の表示などはそれほど厳しくないのか、
原材料などの表示はラベルに記載されていませんでした。
辛いモノが大好き、という方、
今度バリ島にいらした際、お試しになられてみては如何でしょうか。