昨年12月にオープン後丸10周年を迎え、今年1月~4月までリノベーションのため、
一時的に全面休館していたザ・バレ。
スタイリッシュホテルの先駆けとしてバリのヴィラシーンをリードしてきたバレが
リノベーション以降どのように変わったのか、ちょっとお邪魔して拝見して来ました。
ではでは早速中へと行ってみましょう~。
ホテルへ近づいてみると、アレレ?なんだか今までと違う様子...?今まで通り沿いからロビーの入口が見えていたのが、
木製の壁で囲まれて中が見えないようになっていました。いきなり今までのバレとは違う印象にちょっとドキッとします。
S字を描くように少し湾曲したアプローチを通りロビーへ向かうと、木製の壁の裏側はまた表と違って、
鉄製のパイプと水を利用したちょっとアーティスティックな世界になってました。
これまた今までのバレとはちょっと違う印象でドキッとしました。
今までのバレというと、直線的でシャープでかっこいい!という印象だったので、 ロビーの印象が変わっていてちょっとビックリしたんだけど、ロビーの奥側から入口を見たら、 ホラ、あの直線美がちゃんと活きてましたよ。やっぱこのストレートラインがバレの象徴なんじゃないかな~、と思ってしまいました。 |
元々今年4月の再オープン時にはロビーの上に新しいレストランが出来る予定だったのが、
隣接する某超巨大リゾートの建設現場が視界に入ってしまうということで、現在はレストランの工事も一時中断中。
お客さんの目線で考えてくれてるところは相変わらずバレらしくて、なんだかホッとしますね~。
この階段の脇にあるスロープを通って、宿泊中のお客さんはレストランへ直接アプローチ出来る予定。
今までヌサドゥア地区にはなかった大人向けのラウンジが出来るとのことで、来年のオープンが今から楽しみですね。
ロビーの隣にあったブティックとライブラリーは間の壁を取り除き、より広く開放的な空間へと変わっていました。 |
でもこの洗練された美しさは相変わらずです。 ライブラリーもシンプル過ぎるほどシンプルで、 反ってホレボレする~。(´∀`*)ノ |
ではでは、ヴィラの中もご紹介。
何が変わったかというと元祖1ベッドルームのシングル・パビリオンの
バスルーム周りが新しくなってました。
これがリノベーション前の シングル・パビリオンのバスルーム。 かなりごっついテラゾ製の洗面台でした。 |
そしてこちらがリノベーション後の新しくなった洗面台。 以前の石調のものから真っ白なレジン製の洗面台に変わり、薄くシャープな印象に変わりました。 テラゾ製の床も素材は変わってないものの、新しく張り替えをし、気分一新。 またよく見ると大きな一枚鏡だったのがダブルシンクの洗面台に合わせて、 2枚の鏡に変わってます。またこの鏡がついている分厚かった壁もググッと薄くなり、洗面台の前の スペースがより広くなりました。鏡の奥のバスタブの柱の見える位置が変わったのがよく分かりますね。 |
洗面台は真っ白に変わったけど、蛇口は元のデザインのまま。 でも磨き上がって以前よりピカピカに見えます。 |
バスアメニティーは以前と変わらず、ジェンガラを使用したモノトーンの容器。おしゃれです。 |
そしてこちらもチェックイン時のお楽しみ、バレ・オリジナルのソープやバスオイルが自分の好みに合わせて選べちゃう
アメニティーボックスがデーン!とバスルームに置いてありました。
シャワーヘッドもレインシャワー仕様の新しいものへと変わっていました。 |
足元もバスルーム全体の床と同じテラゾ仕様だったのが すのこバージョンへと変わり、より排水性が増しました。 |
そしてヴィラ内のプール。以前のシングル・パビリオンのプールの先端は壁がなく、
向こう側に水が落ちていくのを眺められる作りでした。
そしてリノベーション後の新しくなったプールの先端は低めの壁が設置され、
プライバシーをより尊重した作りになってました。前はプールの端に乗り出してると、
下を通る人たちに見られたり、目が合っちゃったりしてたんだそう。
バスルームから見たヴィラのプール。 向こう側に壁が出来てますね。 開放的なのが好きか、プライバシーを守ってくれるのが好きかは、人それぞれ好みが分かれるところ。 |
ではでは、再度パブリックエリアへ行ってみましょう~。
相変わらず眩しい~、目が痛い~、そして美しぃ~と叫んでしまいたいこの2段になったメインプール。
やっぱりバレは直線美が最高ォ~!と、しみじみ思ってしまいます。
そしてプールも若干新しくなった箇所がありました。こちらリノベーション前の上段プール。
そしてこちらがリノベーション後の上段プール。今までこの飛び石のあった場所は向こう側まで
繋がった道だったのがプールになり、また5台の水中ベッドが新しく設置されていました!
単にデッキチェアーをプールサイドに設置するんじゃなく、プール内にデザイン性のあるベッドを
入れたところがバレのバレたるところ、というかメタメタ美し過ぎる~!!(´∀`*)ノ
リノベーション後どうなってるかとドキドキしたけど、惚れ直したぜ、バレ!(笑)
そしてプールサイドにあるフェイシス・レストラン。リノベーション前は木製の丸柱がアクセントとなって、
心地よいナチュラルさと温もり感がありました。
そしてこちらがリノベーション後のフェイシス・レストラン。 柱も白く染まり、やはり白で統一した冊子状の新しい天井が取付られていました。 天井からぶら下がっていたファンも取り外して、レストラン全体が真っ白!という感じになったので、明るさと高さが増したような気がします。 |
食事をオーダーするとまず出てくるのが、このふかふかパンとスナック。
日替わりのジャムはこの日はカリフラワー、と今まで味わったことのない不思議な味でした。
ちなみにフェイシス・レストランには新しくニュージーランド出身のヘイミッシュ氏が今年の4月にシェフとして就任。
過去アマンキラやアマヌサを歴任し、タイ料理が得意なヘイミッシュ氏の作り出す新しいメニューもまもなく登場予定です。
これまた楽しみですね~。
バレの名前を冠したモクテル、バレ・ドリーム。 グァバ、パイナップルにグレナディン・シロップの入った爽やかな甘さが暑い日にはピッタリ。 |
こちらは定番のアイスティー。大っきなグラスのたっぷりサイズで、グビグビ飲めて嬉しいです。 |
前菜はこちら、ウォーターメロン・ガスパッチョ。名前の通りスイカの冷製スープです。
上に乗ってるグリーンのシャーベットはきゅうりから作ったものと、とってもヘルシー。
スープはウェイターがトクトクトク...と急須を使って入れてくれます。 |
はい、こちらが完成したスイカとトマトのガスパッチョ!
ピンクとグリーンのコントラストが鮮やかでかわいいです。
こちらはもう一つの前菜、クミン・クラスト・ツナ。
大ぶりのツナとスイカ、フェタチーズ、オレンジなどが入ったトロピカルなサラダです。
メインはこちら、バリの名物料理アヒルの蒸し焼き。べべブトゥトゥ。バレとインドネシアンというのがあまり イメージと結びつかなかったから、ないのかな~?と思ったら、ありました。(笑) 最近新しくなったプレゼンテーションは通常大皿に乗せてドーン!と出てきそうなところが、バレらしく一品ずつ分けてサーブされます。
こちらはサフラン・リゾット。
真っ黄色の鮮やかなサフランライスのリゾットの上にプリップリッの海老とバジルソース。美味ですっ!
デザートにアップル・タルト・タタンはいかがでしょう?
シャリシャリッと歯ごたえの残る甘酸っぱいアップルにピーカンナッツのアイスクリームをトッピングした爽やかなデザートです。
こちらはピーナッツバターパンナコッタ。ふわふわの生クリームムースの上に
たっぷり果肉の詰まったストロベリーソースの乗ったパンナコッタ。
コーヒーと一緒にアフタヌーンティー・タイムにどうでしょう?
4ヶ月間の休養期間を設け、リノベーション後、新たに生まれ変わったザ・バレ。
シンプルでスタイリッシュ、そして洗練感があるところは変わらずに、今までなかった新しい施設を増やそうとしたり、
古くなった壁や床などを改修し、さらに使いやすく、そして美しさを追求し続けるバレ。
ここ数年ミニマリズムという言葉が溢れ、似たり寄ったりなホテルが増えている中、他のホテルの追随を寄せつけない
完成されたデザインと、16才以上の宿泊に限るという大人向けのコンセプトが今もリピーターやリゾートラバーから
絶大な支持を集めている人気ヴィラです。
是非ご自身の目でリノベーション後のバレを確認しに行ってみて下さいね。