サヌールのJl.Danau Tamblingan(ダナウ・タンブリンガン通り)位置するバリ・ハイアット。
サヌールと言えばバリ・ハイアット!というくらい、サヌールのランドマーク的存在として、
長年多くのツーリストの人気を集めているホテルです。
サヌールはバリのビーチリゾート発祥の地として、特にヨーロピアンに人気のあるエリア。
バリらしさを残した街並みや、遠浅の穏やかなビーチ、そして正面にぺニダ島や、
遠方には聖峰アグン山を臨む絶好のロケーションと、のどかな雰囲気が訪れる人を
ほわ~んと優しい気持ちにさせてくれるピースフルな場所でもあります。
それでは早速ホテルを拝見しに行ってみましょう~。
サヌールのメイン・ストリート、ダナウ・タンブリンガン通りに面しているバリ・ハイアット。
スーパーやお土産屋さんにも近く、大変便利。道が綺麗に舗装されているのも、
他のエリアと比べてもポイントが高いですね。
メインゲートに到着です。セキュリティーの方がしっかりと車のチェックをしています。
大きな三角の茅葺屋根に囲まれたロビー棟。風格を感じさせます。
入ってすぐ右側に広~いレセプション&ロビー。
左側には大きなストレリチアの飾られたスパ・レセプションとラウンジ。
こちらはグループのお客様のチェックインでも使われるそうです。
ロビーから見た景色。手前にプール。そして奥にサヌールのビーチが広がります。
バリ・ハイアットは全386室、広さは36エーカー=約14.5ヘクタールと桁違いの広さ。
最近のホテルではあちこちで「○○リゾート&スパ」のような名前が付いているところが多いですが、
実際のところは小さくてお部屋やヴィラの中だけが行動範囲、ホテル内で遊んだりのんびり
出来る施設やスペースがない、なんて所もちらほら。
でもまさにここはリゾート!
名前にリゾートの名前が入っていなくても、堂々と「ビーチリゾート」と謳えるほどビーチフロントに位置し、
自慢の広大なガーデンはまるで南国の植物園!とも言うべき、カラフルで様々な植物が
青々と元気に育っています。
それは造られたものというより、長年の月日を掛けて「作り上げた」楽園のよう。
1973年オープンと、聞くと「あ~老舗ホテルね。」と一括りにされがちですが、そこはホテルを
愛する熟練スタッフたちが長年の経験や知恵、そしてお客様を迎え入れるホスピタリティーという
基本理念をしっかりと持ち続け、丁寧に関わってきたからこそ見える景色が目の前に広がっていました。
客室はロビー側よりハイビスカス、フランジパニ、ブーゲンビリアと花の名前の付いた3つの棟に分かれています。
それでは早速お部屋を拝見に行ってみましょう~。
まずご案内するのがガーデン・ビューのお部屋。
ホテルの客室の約半分以上のお部屋がこちらのタイプのお部屋となります。
ビーチフロントに面しているので、さぞやオーシャン・ビューのお部屋の方が人気があるのかな?
と思ったら、「私はこのお庭を見に来たんです!」と言われるほど、実は最も人気のカテゴリー。
趣きのあるクラシックなインテリア。お隣同士のお部屋でコネクティング 出来るお部屋もあるので、ご家族やお友達同士のご利用にも最適。 |
この広大で自慢の庭を眺めながら、のんびりゆっく~りするのが、正しい過ごし方。
時々リスがひょこっと顔を出すこともあるんだそう。まるで森の住人になったような気分ですね。
ミニバーや食器類は目立たないよう、キャビネット内に収納されています。
ちょっと小さめのウォークイン・クローゼット。 浴衣もきちんとたたまれたものが用意されています。 |
コンパクトにまとまったバスルーム。 |
アメニティー類はこちら。 なんとティッシュボックスとソープ・ディッシュはジェンガラ・ケラミック製! バリ・ハイアット・オリジナルのものを特注でオーダーしているのだとか。 |
鏡の上を見ると透かし窓もなんと陶器になっていました! 花とヒトデのデザインが可愛い! |
バスタブはユニット・タイプ。タイルの柄がトロピカルですね。 |
それでは次のお部屋へご案内~。
こちらはオーシャン・ビュー・ルーム。
バンブー製のヘッドボードとバティックのカバーがバリらしいですね。
ガーデン越しに海が臨めます。
重厚感のある鏡のレリーフとベッドサイド・ランプ。 ホテル内はロビー、プール、クラブ・ラウンジ内でWi-Fiの利用が可能ですが、 今のところ有料。(1日15ドル+11%の税金) 室内ではLANケーブルを使ってインターネット接続が可能です。 |
次にご案内するお部屋はクラブ・ラウンジの利用が可能なリージェンシー・クラブルーム。
全部で74室あります。
お部屋の広さはガーデンビュー、オーシャンビューと変わらないのですが、 バスルームとベッドルームの間が木彫りの透かし戸になっています。 |
バスルーム側から見たところ。
ちなみにこちらのカテゴリーはシャワーも独立しています。
リージェンシー・クラブルームが立地するのは、クラブ・ラウンジが見える一角。
こちらのお部屋からの眺めもすごい!まるでホテルが森に飲み込まれたみたい。(笑)
そしてハイアットにはハンディキャップ・ルームも1室あります。 |
バスタブはありませんが、車椅子でそのままバスルームに入れるようになっています。
低い位置に手すりが付いているのも配慮が感じられます。
室内の通路が広くなるようにと、TVやミニバーの入ったキャビネットも 縦長に配慮されています。 |
客室棟の中庭もまるで植物園のよう。
バリ島内にハイアットは2つ。こちらのバリ・ハイアットとヌサドゥアにあるグランド・ハイアット。
2つのリゾート間には無料のシャトルバスも走っているので、双方の行き来が可能です。
では、クラブラウンジをご案内しましょう。
リージェンシー・クラブ。
クラブ・ラウンジのレセプションです。皆さん忙しそう。 |
蓮池に囲まれたクラブ・ラウンジ。
リージェンシー・クラブのお客様はこちらでコンチネンタル・ブレックファスト、
そして終日コーヒー、紅茶のサービス、17:00~19:00にはイブニング・カクテルとオードブルのサービスがあります。
(ご利用時間7:00~23:00)
それではスパへご案内~。
スパへの入口。
「スパ・アット・バリ・ハイアット」で使われる天然素材の数々。 手前がジャムゥの原料、奥がウェルカムドリンクの原料になる材料。 どれも体に良さそうですね~。 |
マッサージオイルはすべてバリの天然素材から抽出したピュア・エッセンシャル・オイルのみを使用。 |
スパではドイツ製のバイオドロガもプロダクトとして使用。
スパ・アット・バリ・ハイアットオリジナルのお土産もこちらで購入可能です。
スパのトリートメントルームは独立したヴィラ・タイプ。 4つのシングルルーム、4つのカップルルーム、その他にジャグジーやサウナもあります。 |
トリートメント前のフットバスはこちらで。
南国の陽射しがさんさんと降り注ぐスパ・ヴィラ。奥にはバスタブと休憩用のガゼボ(東屋)もあるので
長時間のパッケージのお客様はこちらでゆっくりと寛ぎながらトリートメントを受けることが出来ます。
それではパブリック・エリアへと行ってみましょう~。
ロビー棟にあるピアノ・バー。まるでウブドに居るかのような大自然に包まれたホテル。
うわぁ~、高~いと思わず見上げてしまうほど空高く伸びた椰子の木。
長年の月日が育てたんだな、としみじみ歴史を感じてしまいます。
リゾート内にレストランは中華、イタリアン、炭火グリルなど全部で5ヶ所。そしてバーが3つ。
こちらの大きなアランアランの屋根はワンティラン・カフェ。朝食はビュッフェです。
バリニーズ、インドネシアン・ディナーは隣のチュパック・ビストロにて提供しています。
プールは2ヶ所。こちらはタイルの色から名前が付いたブルー・プール。
プールの真ん中にスイムアップ型のバーがあります。
ビキニのお姉さん...じゃなくお母さまたちが「私たちだってビキニになるのよー。何か?」と言わんばかりに
堂々と、そして楽しげにバリ人のバーテンダーと会話しながら楽しんでました。
ブルー・プールには水深の浅くなったキッズプールもあり、子供たちも大喜び。
プールサイドには3才~12才までのお子さんが参加可能なキャンプ・サヌール(キッズクラブ)もあるので、
お父さんはマリンスポーツ、お母さんはスパなんて時にも気軽に利用出来ますね。
(キャンプ・サヌール利用時間8:00~18:00)
プールサイドにあるオマンオマン・レストランはオープンキッチン。
シーフードやグリル、ハンバーガーなどメニューも豊富。 プールやビーチで遊んだ時に是非利用しましょう。 |
そして歴史あるホテルとしてバリの伝統文化を取り入れたアクティビティーもたいへん盛ん。
ホテル内を散策するガーデンツアーやテンプルツアー、バリのお供え物作り教室、
ビーチバレーなど毎日無料のアクティビティーがあるので、スケジュールのチェックを忘れずに!
そしてプールサイドの木陰ではたくさんのアーティストたちがまるで市場のように、
各々のワークショップを開いていました。
ちょっと見せてもらいましょうか。
こちらはストーン・カービングです。 希望の方は一緒に石を彫ることが出来るんですよ。 |
こちらはソンケットという織物をしているお姉さん。こんにちは~。
後ろでは卓球に興じるヨーロピアンの若者。「俺が3-1だろ!」と言ってるのが、
聞こえました。(え?空耳?笑)
こちらにはお2人、キャンバスとシャツにそれぞれ絵を描く2人のアーティストがいました。 皆さんニコニコととても楽しそうにしていたのが印象的でした。 |
そしてもう一つのプール、ゴアガジャ・プール。こちらはタイルが緑なので、水がグリーンに見えます。
別に濁っているわけではないですよ~。
ゴアガジャ・プールというだけあって、この迫力の彫刻! ウブドにある遺跡、ゴアガジャのレリーフを模したランダの口部分はトンネルになっていて通り抜け可能です。 |
一番ビーチに近い場所にあるイタリアン・レストラン、ピッツァリア。
あつあつのピザと本格的なイタリア料理をお試しあれ。
そして全長500mにもおよぶ長~い白砂のビーチ。
正面にはぺニダ島、そして遠方にはバリ最高峰のアグン山も臨めるヒーリング・スポットでもあります。
ビーチに停まったたくさんの漁船、ジュグン。
満月の日にはたくさんのローカルが集まり、沐浴している姿が見受けられます。
バリらしさの残る光景ですね。
広大な緑のガーデンと青いロングビーチに囲まれた癒しのリゾート。
オープンして38年といまや老舗リゾートの代表格ともいえるバリ・ハイアット。
しかしながら長年の月日が育てた豊かな植物と、その土地に根ざしたホスピタリティーは
今も昔も変わりなく、訪れるお客様を温かく迎え入れてくれます。
人工的な匂いのまったくしない、まさに天然のリゾート。海があって、森があって、太陽があってと
当たり前に自然界に存在するものが目の前にバン!と広がって、素直な感動や
贅沢な空間を感じることが出来ます。
そして昨今のホテルでは珍しくなったバリ情緒あふれる建物や、サービスやアクティビティーも
他を真似ることなく、「これがバリ・ハイアットです」とも言うべき王道を歩いてる感じが、
とても風格や威厳を感じます。
ビーチにありながら自慢のトロピカルガーデンがあったりと、年齢や性別を問わず、
すべてのお客様にお薦めするリゾートです。