バリ島内に既に3件のホテルを運営している人気ホテル・チェーン、コマネカ。
 そのコマネカ・グループの新ホテル、コマネカ・アット・ラササヤンが4件目として、
 1号店であるコマネカ・アット・モンキーフォレストのすぐ近くJl.Monkey Forest(モンキーフォレスト通り)に
 2011年8月1日オープンしました。
 
 "the Soul of Bali, in the heart of Ubud"というコマネカのメッセージ通り、
 バリ島内に数多く展開しているホテル・チェーンがウブドに限らずヌサドゥアやジンバランなど
 他のエリアに進出するのと違い、"ウブド"という場所にとことんこだわり、"バリの魂、ウブドの心"と謳い、
 ウブドの人々が持つ温かいホスピタリティー精神と、シンプルながらユニークで個性的な
 デザインを用いたアーティスティックなリゾート作りというものに定評を得てきたコマネカ。
 
 オーナーのお父さんがあの美術コレクターとして有名なネカ美術館の創始者ステジャ・ネカ氏とあって、
 ご子息のコマン氏もかなりアートへと精通した先見眼の持ち主。
 なんとすべてのリゾートのデザイン、設計はオーナーのコマン氏自ら行っているという強者です。
 またもうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、コマネカの名前の由来は
 コマン+ネカから出来ている造語だったんですね。既にバリでは有名なホテル・ブランドとして定着していますが、
 こんな家族愛溢れるネーミングが付いているホテルということで、更に親しみ感が沸いてきます。
|  | Jl.Monkey Forestに新しく登場したコマネカ・アット・ラササヤンの看板。 何気ないサインも、あえて錆び加工を施してアーティスティックな作品に仕上がっています。 | 
| 通り沿いからも目を引く3階建てのホテル。 |  | 
|  | こちらがロビーです。ロビー周辺はバー&ラウンジというコンセプトを持っていて、 お好きなドリンク等を注文して、気軽に寛げるようになっています。 | 
| ロビー・バー&ラウンジということで、至る所にクッキーやクルプック等のスナックが。 待ち時間にもついつい手が伸びてしまいそう。 |  | 
|  | 天井にはコップを反したような豪華且つ可愛らしいシャンデリアが。 | 
 
 1号店にあたるコマネカ・アット・モンキーフォレストは市街地におけるリゾートのモデル・パターンとして、
 カジュアル・デラックスなリゾートを提案して成功を収めた先駆者的ホテル。
 2号店のコマネカ・アット・タンガユダは以前コマネカ・スイートという名前だったように、
 更に高級感を追求して、全てヴィラ・タイプのお部屋のみで構成された隠れ家ヴィラ。
 そして3号店のコマネカ・アット・ビスマはウブド中心地からわずかな場所にこんな絶景が
 あったんだ~と人々を唸らせ、またコマネカ・ホテルズの集大成として、機能性とスケール感をアップさせて
 完成させたラグジュアリー・リゾート。
 
 そして今回の4号店、コマネカ・アット・ラササヤン。ずばりこちらのホテルのコンセプトは"ホテル"。
 実は1号店のモンキーフォレスト店が常に人気で、予約困難なホテルとして、なかなかご希望頂いても
 お泊り頂くことが難しい状況でした。
 マネジメント陣も、より多くの人に泊まって頂きたい、でも新しいものを作るならばより進化した、
 より快適なものをと、都心部における機能性や利便性を追及して、あえてヴィラではなく、ホテルルーム
 というものにフォーカスを当てて完成させました。
 
 
 
 それでは早速お部屋を拝見しに行ってみましょう~。
 
|  | 全30室、すべてデラックスルームという同カテゴリーのお部屋が 3階建てのフロアに各10室ずつ並んでいます。ウブドでは珍しくエレベーターも付いているので上り下りも便利。 | 
 
 
 
 コマネカ・ビスマのスイートをモデルベースにしたスイート級のデラックスルーム。63㎡。
 南部ビーチエリアの大型ホテルのデラックスルームと比べてもかなり広いです。
 
 
 
 
 ハネムーナーにはハート型のフラワー・アレンジメントが。そして大人気のコマネカ・オリジナルのワンピース型パジャマ。
 肌触りがとても良くて、お土産に大人気なんです。たしかに日本人にはバスローブやガウンより、
 パジャマの方が使い慣れてますよね。日本人の好みをよく研究されています。
 
 
 エコに配慮したLED TVはなんとアップルTV。何百種類も入ったコレクションの中からお好きな映画や音楽が聴けます。
 
 
|  | 客室、ホテルの敷地内はすべて無料Wi-Fiの利用が可能。でもせっかくこんな立派なデスクもあるので、 旅の想い出に絵ハガキなんて書いてみてはどうでしょう? | 
 
| ミニバー類は収納の中にすっぽり納まっています。デイリー・クッキーも病みつきになる美味しさ! TVの中の2人も「乾~杯。こりゃイケルね。」って顔してます。(笑) |  | 
 
 
 
 ベッドの奥にガラス張りのバスルームが。ブラインドで閉めることが出来るので、同性同士のご宿泊でも心配無用。 
 
 
 
 ガラス張りのシャワールームとバスタブはセパレートになっています。
 
|  | 大きな鏡と2人でも同時に使えるダブルシンクと、使い良さは完璧。 | 
| 白とブラウンでまとめられたアメニティー。シンプルです。 |  | 
|  | スーツケースも広げられるラゲッジスペースとセーフティ・ボックスはこちら。 | 
| そしてバルコニーにあるドアを開けると隣のお部屋とコネクティングが可能。 お友達同士やご家族での利用に最適です。 |  | 
 
 
 ツイン・ベッドのセットアップも可能です。
|  | ハネムーンじゃなくても全てのお客様にフラワー・アレンジメントをしてくれるんです!まさに◎ですね。 | 
 
 
 こちらのデラックスルームの他に、現在屋上にルーフトップ・ガーデンヴィラを2室建設中。
 また2部屋のカップルルームと4部屋のシングルルームを持つコマネカ・スパも同じく屋上に併設の予定。
 高い建物の少ないウブドに天空スパとヴィラの登場。
 9月のオープンが今から楽しみですね。
| 屋上に出来るヴィラとスパ、今から楽しみ! |  | 
 
 
 
 客室前の細長い回廊を通り抜けると敷地の奥にレストラン、マドゥ・マニスがあります。
|  | 朝食時はビュッフェ・テーブルにもなる展示台。フラワーアレンジメントも素敵です。 | 
 
 
 南国の陽射しが眩しいテラス席。通りの喧騒が嘘のように、敷地奥は静かに穏やかな時間が流れています。
 
 
 
 
 レストラン名のマドゥ・マニスはインドネシア語で「甘い蜂蜜」=スィート・ハニーの意味。
 スィート・ハニーと言えば、可愛いあなた、愛しのダーリンのような意味合いもありますが、
 実はホテル名にもなっているラササヤン。こちらもインドネシア語で「愛しい人」の意味を持っていて、
 ホテル全体にこの愛らしい名前がコンセプトとなって用いられています。
 ちなみにこのホテルを建てる前にあったバンガローの名前もラササヤン。
 ん~、ウブド愛、郷土愛を感じます!
 
 
 
 
 階段を下りるとプールがあり、階下部分にはオープン・キッチンが。
 朝食時にはこちらでお好きな卵料理等も調理してくれます。
 
 
 
 オープン・キッチンの隣には小さなビジネスセンターがありました。
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 ジャングルの緑が映える美しいインフィニティー・プール。17m×8m。
|  | 陽の高い日中はプールサイドで読書やお昼寝と、気ままにゆったりとしたひと時を。 | 
| プールサイドにはシャワーもあります。プールサイドのパラソルもバリ風で可愛らしい。 |  | 
 
 アートや芸術に造詣深いコマネカとあって、毎日開催される無料アクティビティーも滞在中の楽しみの一つ。
 木彫りのレッスンや、椰子の葉を使ったクラフト教室、バリ人の日課として欠かせないお供え物・チャナン作りや、
 バリニーズのダンス・レッスンなど種類も盛り沢山。毎夕15:00から行われているので、
 スケジュールも忘れずにチェック!
 
 
 
 
 毎日15:30~17:30にサーブされるアフタヌーンティー。お部屋かレストラン、お好みの場所をチョイス。
 
 
 シンプルで使い勝手の良いファシリティーや、まるで美術館にいるようなユニークなデザインだけでなく、
 何といってもコマネカが多くのリピーターを魅きつけて離さない理由の一つがスタッフの持つホスピタリティーの高さ。
 そして日本人のお客様にとって、まず驚かされるのがスタッフの話す日本語の上手さ。
 他のホテルでも一人二人日本語が話せるスタッフがいるのはよくあるけれども、流暢な日本語を話すスタッフが
 非常に多いんです。「どうぞお召し上がり下さい。」やお皿を下げる時に「もうよろしいですか?」など
 日本人スタッフによって教育された活きた日本語と、経験ある先輩スタッフからの継承、
 そして各スタッフが高いスキルと細やかな精神を持ち合わせていて、日本人の期待する細かなサービスに
 対応出来る能力を個々が身につけています。
 そういえばこのスタッフどこかで見たことある?タンガユダ?ビスマに居た人?というように、ラササヤンでは
 コマネカの各ホテルから選ばれたエキスパートが集まっているのも、見逃せない点。
 益々便利で現代的に、ウブドを愛するコマネカが作り上げた最新型ホテル。すべてのお客様にお薦め出来るホテルです。
































