2011年3月1日、満を持して世界的に有名なホテル・チェーンを幾つも経営するスターウッド・グループの新星、
もしくは異端児として、独特な世界観とスタイリッシュなデザインで世界中のリゾート・ラバーを魅了する
「W」が、スミニャックのビーチフロントにオープンしました。
シェラトンやル・メリディアンなど日本でも有名なブランドを数多く抱えるスターウッド・グループの中で
ラグジュアリー・ブランドと言われる3つの高級ブランドが、「セントレジス」「ラグジュアリーコレクション」
そしてもう一つがこの「W」になります。
スターウッド・ブランドではウェスティン、ラグーナ・リゾート&スパ、セントレジスに次ぎ、バリ島内で4番目のオープンになります。
ホテルが立地するのは上の3件が立地するヌサドゥアとは違い、ナイトスポットやグルメ通もうならす
インターナショナルなレストランが数多く隣接するスミニャック・エリア。
そこがWのWたる所以と言うか、なぜオープンにあたりスミニャックという場所を選んだのか。
それはやはり「W」というブランドが他のブランドとは一線を画すオリジナルのカラーを持っていて、
それがスミニャックというエネルギッシュな場所と一致したからだと思います。
Jl.Petitenget(プティティンガッ通り)から細長く延びる竹林の路地を抜けると「W」の文字がお出迎え。
ロビーに到着。うわっ!ピンクのレセプション!?と驚きの始まりはここからです。
レセプションからちょっと横へ目をやるとブロンズ製のアヒルがいっぱ~い。
ロビー前に停めてあったヴェスパ製のバイク。こちらも紫で統一しているところにセンスの良さが伺えます。
スミニャックのビーチフロントに広がるリゾート。
ホテルはビルディング・タイプのお部屋が158室、ヴィラ・タイプの部屋が79室と分かれていて、
全部で237室の大型リゾート。
それでは早速お部屋を見せてもらいましょう。
今回見せて頂いたビルディング棟のお部屋はスペクタキュラー・オーシャン・フェイシング・リトリート。
簡単に言うとオーシャンビュー+プールビューのお部屋です。
同じくオーシャンビューのカテゴリーでスペクタキュラー・オーシャンビュー・リトリートという部屋もありますが、
こちらはオーシャンビューですが、プールは望めません。
無機質に見える客室のドアですが。。 |
よく見るとドアの横にぶら下がっている石に 部屋番号が書かれていました。さりげなくお洒落です。 |
室内はそれほど広くはないですが、 オフホワイトのインテリアでまとめられていて、 採光性もよく気持ちよく過ごせそうです。 |
お部屋の中は無料Wi-Fiでインターネットの利用が可能。 音楽もホテルのコンセプトの大事な要素とのことで BOSE社製のサラウンドシステムを完備。 もちろん防音対策もバッチリです。 現代っ子も充実のファシリティー。 |
ミニバーはこちらにまとまっています。 |
バルコニーに出ようとドアに手をかけると・・・窓に空飛ぶブタが!強烈な個性を感じますっ!
スミニャックの豪快な海が目の前に。
ラグーンプールの周りには色々な形のチェアーやガゼボがあるので好きな場所をゲット!
ダブルシンクの洗面台はライトグリーン。 ポップな印象です。 |
バスタブにあったカエルのアメニティと カエルの形の石鹸置き。 小さなお子さんも喜びそう。 |
ビルディング・タイプのお部屋は全部で7カテゴリー。
ガーデンビューのカテゴリーをお選び頂いた場合はお部屋からプールは望めません。
ガーデンアクセスのお部屋は1階のお部屋で、直接目の前のお庭に出られます。
オーシャンビューのカテゴリーのお部屋と広さは同じですね。
それではホテルの施設をご拝見~。
ビーチに一番近い場所に位置するスターフィッシュ・ブルー。アジアン・フュージョンをメインとしたシーフードを提供しています。
バリの漁師が使う"竹かご"がデザインにインスパイアされています。この中に座ればお魚気分を体感できるかも?
アウトサイドの席はサンセット時になると混み合うこと必至! |
スターフィッシュブルーに隣接するバー、アイス。 常時40種類、100本以上のワインを取り揃えています。 |
同じくビルディング棟の1階に位置するレストラン、 ファイアー。 こちらのデザインは"ケチャ・ダンス"からインスパイアされたもの。 天井のシャンデリアと手前のテーブルの装飾はまさにケチャの炎、そして天井からぶら下がった 筒状の照明はケチャのダンサーが纏う白黒の市松柄という凝りよう。 すごいデザインですね。 |
朝食会場にもなるファイアー。 セミビュッフェ・スタイルでパスアラウンドと呼ばれる 日替わりのシェフお薦めメニューも毎朝の楽しみになりそう。 |
ランチはハンバーガーや釜焼きピッツァ、 ディナーには本格的なステーキも楽しめる。 朝食時は後ろの棚からお好きな柄のマグカップから選べるというユニークな試みも。 |
こちらはプールサイドにあるWOO BAR。
屋上では各種イベントも行われ、在住の欧米人なども参加し毎回大盛況!
屋上、1階、地下と3層からなるWOO BAR。夜にはDJも入り、絶好のナイトスポットに。
地下のWOO BASEから見た天井。 昼と夜はまったく別の表情を見せる。 |
Wのオリジナル商品や世界各国から集めたセレクト品が並ぶWストア。 |
ライブラリーやビジネスセンターも兼ねたWIRED。 ここでインターネットも利用可能です。 |
それではスパに行ってみましょう~。
バリでは初(?)24時間営業のAWAY SPAです。白いデザインが爽やかなレセプション。
アウェイ・スパ、オリジナルのプロダクトを使用。 お土産にもぴったり。 |
トリートメント前は運試し?「LOVE」「MONEY」「JOY」などと書かれたカラフルな石を目を瞑りながら選んだら
最後は祈りを込めて、スパロビー前の池へポチャン!Make a wish!
ここはどこ?これは何??宇宙船の入口!?? とまさにバリでは見たこともない景色が広がるアウェイ・スパ。 ここはデトックス・チャンバーというスペースでトリートメント前の休憩をするスペース。 でも落ち着くというより気分がどんどん盛り上がっちゃいそう!? |
ハァ?これも何~??と思うようなトリートメントルームへと向かう幾何学模様の廊下。 非日常への入口。 まさにAWAY。 |
シャラシャラの白いカーテンの中にはヘッドマッサージ用の台が。隣にはヘアメイク用のサロン、手前にはマニキュア、ペディキュア用のスペースも。 |
極めつけはこれ! 青白く浮かび上がる卵型のマッサージベッド。 奥にはウェットマッサージ用のベッドと、 スイートにはトリートメント毎に代わる4台のベッドが。 スペーシーな空間でのトリートメントを是非お試しあれ! |
スパ内には本格的なチル・バーもあり、トリートメント後もゆっくり出来る。 トルコ式のサウナや温水・冷水のバスルーム、男女別のロッカールームもある。 隣接するフィットネスジム、SWEATも24時間利用可能です。 (22:00~翌朝7:00まではレセプションにて専用キーの受け取りが必要です。) |
それでは最後にヴィラを見学~。
1ベッドから3ベッドルームまで3つのカテゴリーのヴィラが小さなバリの集落を
モチーフに形成されています。
ビルディング棟とは反対側に位置するヴィラ棟。平穏な空気が漂っていて、ビーチサイドとは対照的。
各ヴィラへの送迎は専用バギーにて。
ヴィラの門はどことなく和風な趣き?
ファンタスティック1ベッドルームヴィラの室内。1ベッドルームヴィラはグリーンを基調に、イメージは青々と広がるバリの田園だそうです。 |
ガラスを多用した開放的なバスルーム。 バスタブの上に置かれたボートのパドルもユニーク。 |
各ヴィラにはプライベートプールとガゼボが。 |
こちらはわずか4棟しかないWOW3ベッドルームヴィラ。 プールのサイズは公称92㎡。 |
どうやって写真を撮っていいか困ったほどの広~いダイニング&リビング。
マスターベッドルームは足元のデイベッドも含めて充分な広さ。ちなみに3ベッドルームのファブリックはオレンジ。
イメージはインド洋へと沈む壮大なサンセットから。ちなみに2ベッドルームは黄金に輝く砂浜をイメージしたイエロー。
これまたもう1室ベッドルームが出来ちゃうんじゃないかというような広さのドレッシングルーム。本当に広~いんです。 |
マスターベッドのバスタブは天井が吹き抜けの半屋外タイプ。もちろんガラスには空飛ぶブタちゃんも。 |
3つ目のベッドルームはツインベッド使用。もちろんバスルームもそれぞれのお部屋に付いてます。 |
NY発のスタイリッシュ・ホテルブランド、W。バリに初登場した個性的なホテルは、過去例を見ないほどの斬新さとユニークなデザインで、
まるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ。どことなく奇抜に見えるデザインも、よく見るとバリの文化や環境を尊重し、
インスパイアされたものがたくさん発見できる。ケチャや竹かごをモチーフにしたレストラン、空飛ぶブタの透かし絵や
アヒルやカエルの置き物、ヴィラのインテリアなど、奇をてらっただけではない深い愛情を感じられる愛らしいリゾート。
情報や流行に敏感な若いツーリストの方だけでなく、Wイズムを満喫できるアグレッシブでエンターテインメント好きな
大人のカップルや元気なファミリーにもお薦めするリゾートホテルです。