バリ島には、日本と同じような生鮮食品から日知用品まで揃っているスーパーマーケットが沢山出来ていて、ローカルの人達も普通にスーパーマーケットでお買い物をしていますが、各地区には今でも昔ながらの市場がローカルの台所として利用されています。
今回は、バリ島の首都、デンパサールに昔からある市場「クンバサリ市場」の路面店の様子をご紹介したいと思います。
クンバサリ市場の路面店の様子です。こんな風に道路の左右にそれぞれお店開きしています。
市場では売られている食材によってある程度エリア分けが行われています。この通りには主に野菜や果物など、匂いの無いものを売っているお店が並んでいます。
裸電球の下に並ぶ新鮮なお野菜。
山盛りの唐辛子。
数種類のお芋を並べたお店では、まだ泥がついている状態で売られていました。
野菜は基本的に量り売りですが、一部カットされた野菜も売られています。
カットされた野菜がパックになったものは、スープや野菜炒めにします。
バリ料理やインドネシア料理には欠かせない「Bumbu ブンブ」と呼ばれるペースト状にしたスパイスは、お料理の味の決め手となるとっても重要なもの。ブンブは何種類もの材料を揃えて刻んだり、潰したり、炒めたり等、とても手間が掛かるのですが、市場には出来上がった状態のブンブを売っているお店もありました。インドネシア人のソウルフード「Bakso バクソ(肉団子の入ったスープ)」のスープの素も売られていました。
ローカルに人気のあるバリ料理のおかずを売っているお店もありましたよ!
市場に一人で来ていた男性がお野菜を買っていました。バリ島の市場では男性一人でお買い物している姿をよく見かけます。
果物屋さんはこんな感じです。手前から、葉っぱの付いたミカン、青りんごの左隣は茶色のサラック、一段高い場所にあるのはピンク色のドラゴンフルーツです。黒っぽい紫で丸いのはマンゴスチン、その左はマンゴー、そして赤いのはランブータンです。雨期は果物が美味しい季節です。
市場ではお店によってそれぞれ品揃えが違うので、欲しいものを売っているお店を探すことも必要です。
バリの伝統的な手作りお菓子を売っているお店では、欲しいお菓子を小さなカゴに入れて会計してもらいます。お菓子の値段は1個10円程度から。安いんですよ~。
お料理には欠かせない油や、その他の細々としたものを売っているお店。
こちらは、お野菜や果物とは離れた場所にある、お魚屋さんのエリアです。
エビやイカも売られています。
生魚だけでなく、一匹丸ごと焼いた状態のお魚も売られていました。
市場の外れの方に数件あった雑貨屋さんには、カラフルなプラスチック製品やアルミ製の中華鍋など、足の踏み場も無いほどの品物が並んでいます。私はここで砥石を買いました。
市場の中心からちょっと離れた場所にあった卵専門の屋台。向かって右から鶏卵の塩漬け卵、茶色いのは一般的な鶏卵、白くて一番大きいのはアヒルの卵、そして左端の白い小さな卵は地鶏の卵です。
左が地鶏の卵、右がアヒルの卵です。大きさの違いが一目瞭然。
こちらはバナナだけを売っていた屋台。バナナだけでもそのまま食べて美味しいバナナや、茹でて食べるもの、ピサンゴレン(バナナフリッター)用など、数種類あるんですよ。
バリ島の観光地とは趣が異なる市場では、観光地では見ることが出来ない日常生活を垣間見ることが出来ますので、興味のある方はお出かけしてみても良いと思います。市場の中は濡れていたりして足元が良くない場所もありますので、歩きやすい履物がお勧めです。