バリ島で欧米人に人気のある地区「Canggu チャングー」。
まだ開発途上中とも言えるこの地区は、外国人の手掛けるお洒落なお店やレストランと、バリらしい素朴な場所が混在しています。
お洒落なお店やレストランが立ち並ぶ街中のメインストリートからちょっと外れただけで、広々とした田んぼが広がり、自然のままのビーチもあり、サーフィンに適した波も楽しめるので、自然と共存している感覚が肌で味わえる場所、いうこともアクティブ派の欧米人に人気がある理由なのかもしれません。
さて、クタ地区やスミニャック地区からタナロット寺院へ行く時に通る幹線道路沿いは、左右に広々とした田んぼの景色が楽しめるのですが、このチャングーエリア幹線道路沿いにある、田んぼを眺めながらのんびり出来ちゃう、完全ローカルなワルンを見つけましたのでご紹介したいと思います。
タナロット寺院へ行く途中の道路沿い、周囲を田んぼに囲まれた場所にある、道路標識の様な緑色に白い文字の看板「WARUNG CANTIK IKAN BAKAR JIMBARAN」が目印のローカルワルンの名前はワルン・チャンティックと言います。
ジンバランスタイルの焼き魚、がお勧めのワルンなんです。
道路から見えやすい場所には「ソーシャルディスタンス」の黄色くて大きな文字。
ローカルのワルンでもルールを守って営業している様子が伺えます。
漁師の村でもあるジンバランでは、今でも魚を捕る時に使われることもあるジュクンタイプ(手漕ぎボート)の船体が看板替わりになっていてユニークです。 道路沿いに設けられた駐車場は、乗用車4-5台が停められるスペースがあるので便利です。
では、早速ワルンの中に入ってみます。駐車場から敷地内へと続く通路には南国の植物が茂って南国感たっぷりです。
敷地内に入って直ぐに目に留まった子供用のブランコ。子供ってどこに行っても直ぐに退屈してしまうことが多いので、こんな子供にも気を配ったブランコがあると親としては嬉しくなります。
ワルンの客席はオープンなガゼボスタイル。一棟ずつ分かれてるのでプライベート感満載で他の人を気にしなくて済むのが楽ちん。
お隣のガゼボとはちょとずつ距離が開けてあるので話し声なんかも気になりません。時折そよぐ風に吹かれると、心身共にの~んびりリラックスモードになっちゃいます。
ガゼボに座って見える田んぼの景色です。この日はちょっと曇り(この後30分くらいして雨が降ってきました)なのが残念ですが、屋外の視界が開けているので開放感ばっちりです。
この日頼んだ飲み物はスイカジュースと定番のアイスティー。スイカジュースは場所によってはシロップの入れ過ぎで甘すぎることもありますが、この時のスイカジュースは果物のほんんりした甘さで美味しかったです。アイスティーは日本のお茶代わりの様にお食事の時にはインドネシア人にもよく飲まれます。勿論メニューにはビンタンビールも載っていました。
さぁ、こちらが「ワルン チャンティック」がお勧めするジンバランスタイルの焼き魚セット!!!2人前のセットでこのボリュームです。
丸ごとのお魚1匹、エビが4尾、貝が4個、ご飯とカンクン(空心菜)の炒め物がセットになっています。女性二人でなんとか頑張って食べきれる量でしたが、大食い自慢の方には物足りないかもしれませんので、アラカルトから追加オーダーしても良いかもしれません。
メインのお魚、エビ、貝の味付けはジンバランのバーベキュースタイルのと良く似た味わいでした。
食材となる魚介類に直接塗られている、バリ島では「ブンブ」と呼ばれる各種香辛料などから作られたソースがジンバランのバーベキュースタイルですが、このワルンのブンブは程よい辛さで辛過ぎではないので食べ易かったです。辛いのが好きな方には、付け合わせのサンバルマタをたっぷり付けてお召し上がり下さい。
私達が食事に行った時には、ローカルのご家族連れが4組と、在住(だろうと思われる)欧米人の初老のカップルが1組居ました。
タナロット寺院への観光の帰りにジンバランまで足を延ばすのはチョット時間的に難しい...という時や、外国人も行くようなローカルワルンを試してみたい、とお考えのに皆さんにお勧めです!!!