バリ島南部のクタ地区は、観光客が最も多く訪れる場所と言える地区ですが、
そんな立地にローカルに大人気のワルン「Mie Kober ミー・コベール」があります。
このローカルワルン、実は2010年にジャワ島のマランという都市で第一号店がオープンしました。
第一号店の名前は「Kober Mie Setan コベール・ミー・セタン」。
(Setan (セタン)はインドネシアでは悪魔という意味です)
このワルンが一躍有名になり、ローカルに大人気になった理由は、
インドネシアで初の「激辛ミー」だったから。。。
インドネシアでは今でこそ色々な激辛が登場していますが、
第一号がこの「コベール・ミー・セタン」だったそうです。
大成功を収めた東ジャワで18店舗、バリ島を含む他島でも6店舗をフランチャイズでオープン。
バリ島で一番大きな店舗のデウィ・スリ通り「ミー・コベール デウィスリ」は今年コロナ渦の真っ最中、2020年3月16日にとしてオープンしました。
バリ島にジャワ島で大人気の「ミー・コベール」の一号店がオープンしたのは首都のデンパサールでしたが、デウィ・スリ通りの店舗はデンパサール店よりも更に広く、観光客にも便利な立地にオープンさせたわけですね。
敷地面積2000平方メートルのデウィ・スリ通り店は、三角屋根が目立つ巨大な建物。
通りに面した場所に大きな看板があります。
何故か入り口の一番目立つところに置かれたベスパ。。。オーナーの趣味でしょうか?
KASIR(会計)と書かれた場所に並んで注文をします。
因みに、写真に写っている緑色のジャンパーは「Grab Food グラブ・フード」。
グラブ・フードは今人気のオンラインのフードデリバリーで、アプリさえあれば誰でも簡単にオーダー出来ちゃいます。(100%インドネシア語でのやり取りです。念の為。)
実は私、ミー・コベールのワルンに行くのは今回が初めてなので、注文をする列に並んでいる間も、スクリーンに映し出される映像に興味津々。 ミーだけでなくて色んな種類のメニューがあるんですよ。
これがミー・コベールがインドネシア初の激辛を始めた当時から続く三大メニュー。
上から順に「ミー・エンジェル」チリを一切使わないので辛くありません。お子様連れも多いので安心です。
真ん中が「ミー・セタン」チリ1個から好みに合わせて注文出来るんです。ツワモノはチリ30個も入れるらしいですよ。。。味付けはチリと塩というシンプルな一品。
一番下が「ミー・イブリス」イブリスも悪魔と言う意味ですが、サタンよりももっとタチが悪い悪魔 = 病みつきになる、といったイメージでしょうか。。。ミー・イブリスはケチャップを使って味付けします。インドネシアで「ケチャップ」は甘口のソースの事です。
会計のカウンターに置かれていたメニューを見て、ローカルに大人気の秘密が分かった気がしました。
何といっても「安い」んです。一品10,000ルピアルピア程度という激安。
メニューはボケちゃいましたが、メニューのほとんどが10,000ルピア。ビックリです。
フラッペなんていう女子が好きそうな飲み物も全部10,000ルピア均一。この値段設定ならローカルでも気軽に来れますね。
会計のすぐ後ろにあるオープンキッチン。オープンなのでキッチンスタッフがテキパキ動いている様子が見られます。
会計を済ませた後は、2階へ上がって注文が届くのを待ちます。
レシートにはお客様の名前を印字しているので、出来上がった順にウエイターさんが名前を呼びながらテーブルまで運んでくれるシステムなんです。名前は自己申告制なので、自分がちゃんと覚えてさえいれば架空の名前でもOKです。
2階にはジェラートも販売していましたよ。辛いものを食べた後のジェラートはお口直しに良いのかもしれませんね。
飲み物に使われているストローは脱プラスチックの紙製。ミー・コベールのマスコットの悪魔くんがプリントされています。
はい、こちらがお料理です。上から時計回りに、「ウダン・ランブータン」(エビのすり身をまとめて衣にラーメンを付けて果物のランブータンを思わせる一品)箸休めには良いかも。
「ミー・サタン、チリ1個使用」辛いのは好きですが、まずは1個で初挑戦。お味は、塩味の焼きそば、かな。。。
「ミー・イブリス、チリ1個使用」ケチャップを使って味付けしてあるので焼きそばに似ています。個人的にはこちらの方が食べやすいと思います。
そして、追加で頼んだ「ゴジラ・ロール」。名前に惹かれてどんなものかを知らずに注文してみました。
創作巻きずしですが、中身の具はキュウリとカニカマと海苔。辛うじて酢飯の味はしましたが、次に来た時には頼まないと思います(苦笑)
そして、これが今回のレシートです。ミー2皿、サイドオーダー2品、飲み物2つの合計で59,000ルピア。
日本円にして大体500円以下。外食がこの値段で出来ちゃうなんて安いですよね。
激辛が好きな皆さん、バリ島にいらしたら、インドネシア初&激辛の火付け役「ミー・コベール」でお土産話を作ってみては如何でしょうか。
インドネシアのチリは1個でも十分辛いので、ご自身のお腹と相談をして辛くし過ぎないように十分注意してくださいね!