2020年3月2日にインドネシアでも新型コロナウィルスの感染者が確認されてから、今日でちょうど1週間が経ちました。

本日現在、インドネシアでの新型コロナウィルスの感染者は6名で、感染源全てが日本が関係しているとあって、日本人はバリ島で嫌な思いをするのでないか！？といった心配の声を色々と聞きます。

インターネット上では、レストランの入店を拒否された。陰口を言われた。などなどが書かかれている記事もありますので、このような記事を読むと、これからバリ島への旅行を控えている皆様は心配になると思います。

今のところ、バリ王をご利用されたお客様から、現地滞在中に嫌な思いをした。といったような報告は1件もございません。

現地パラダイスバリツアーズのスタッフに、今、日本人に対して正直にどう思っているか聞きました。噂ではない、生の声をお届けします。 PBI STAFF.jpg

・インドネシアで新型コロナウィルス感染者が出たのは日本人のせいでは無いと思っている。自分はチャングーに住んでいるが、外国人が自分の家の周りにも沢山住んでいる。日本人に会っても全然普通。
むしろ、来てくれた日本の人に、こんな時だからより良いサービスをしたいと思っている。

・ウィルスは誰でもかかるもの。たまたま日本人からインドネシア人に感染してしまっただけ。それに対して、日本人に嫌な感情があるなどは全くない。
それよりも、感染した人が早く回復して欲しいと思う。

・バリ島では嫌悪感を持つのはテロリストにだけ。それ以外のことは全然普通です。

・正直に言うと怖いという気持ちはある。でも、それは日本人が怖いのではなく、新型コロナウィルスが初めて体験する病気だから怖いと思っているだけ。
それと、日本人を嫌だと思う気持ちは別。日本人に対しては何とも思わない。

・日本人に対しては、ニュースが発表される前と一緒、普通です。考え方や感じ方は全く変わっていない。
ニュースが大げさに騒いでいるだけ。周りのインドネシア人に言いたいのは、ニュースを全て信じないで。ってこと。きちんと根拠を確認してから信じて欲しい。

・インドネシアでも1日中新型コロナウィルスのニュースを放送している。それを見ていたら心配になるのかも。でも、冷静に考えると、インドネシアで心配しなくてはいけない病気は新型コロナウィルスではなく、デング熱だと思っている。

・日本の旅行会社で働いているからか、全然大丈夫だと思う。日本人を嫌だとも思わないし、新型コロナウィルスを怖いとも思わない。

それよりも、1人でも多くのお客様にバリ島に来てもらいたい。
バリ島は何の問題もありません。

普段、日本人のお客様と直接会っているガイドさんたちには、Q&A形式で、さらに突っ込んで聞いてみました。

Q.日本人と新型コロナウィルスの関係についてどう思いますか？
A.日本人だから特別にと新型コロナウィルスと関係があるとは思っていません。健康ではない人は海外旅行には行けないと思うけど、健康だったら迷わずにバリ島に遊びに来て頂きたいです。

Q.日本から来た日本人客に会うのは怖い、と思った事はありますか？
A.そんな風に考えた事は一度もありません。
今も前も変わらず普通だし、お客様が来てくれるのはとっても嬉しいです。
日本人のお客様のイメージは今も昔も変わっていません。
日本語ガイドだけではなく、例えば観光で出掛ける市場でお土産物を売っている地元の人だって、日本人のお客様が来てくれれば嬉しいと思っていますよ。

Q.日本語ガイド以外のガイドさんから日本人客について何か言われた事はありますか？
A.そういった事は全くありません。
新型コロナウィルスのせいでキャンセルが多くなってしまった事がすごく悲しいという話はしょっちゅうしていますけど。

Q.日本人客は観光中にもマスクをしていますか？
A.日本人のお客様は空港から出てくる時には大半の方がマスクをしていますが、元気なガイドと会ったら直ぐにマスクは外しますよ。観光中にマスクを着けているお客様いませんね。

Q. 新型コロナウィルスが無かった以前と比べて、現在のバリ島が変ったと感じる事はありますか？
A.全部ではありませんがホテルによってはお客様の額に検温器を当てて体温を測るところがありますが、平熱なら何も問題ありませんよ。今まで発熱していてホテルに入れなかったお客様はいません。

Q.最近お客様から言われて記憶に残っていることを教えて下さい。
A.・日本よりもバリの方が安全　
　・新型コロナウィルスはバリ島とは関係無い　
　・新型コロナウィルスのせいでキャンセルが多くなってかわいそう
　・サーフィンが好きだからバリに来る。新型コロナウィルスは関係無い　
　・昔サーズとかもあったけど、日本人はバリが好きだからバリ島に来るよ　

Q.今、日本に居る日本人に伝えたいことは？
・バリ島に来たら新型コロナウィルスよりも、暴飲暴食でお腹を壊す方が確立は高いと思うので、ローカルの食堂の作り置きのご飯は食べないで下さい。（女性ガイド）
・バリでは新型コロナウィルスよりもデング熱の方が心配なので、蚊に刺されないように注意してくださいね。（男性ガイド）
・バリはいつもと何も変わりませんから心配しないで遊びに来て下さい。（男性ガイド）
・お客様は「バリに来たかったから来れて良かった」と言ってくれたので嬉しかったです。皆さんもバリ島に遊びに来て下さいね。（男性ガイド）
・お客様が「コロちゃん（新型コロナウィルス）はバリの方が少ないから安心」と言って貰って嬉しかったです。私もバリの方が安心だと思います。（男性ガイド）
・日本人の皆さんのイメージは今も昔も変わらずバグース（最高）です。心配しないでバリ島に遊びに来て欲しいと思います。（男性ガイド）

ついでに、実際の街での様子も、少しご報告。
先週の土曜日の7日ですが、デンパサール空港の国内線に行く用があったので、その時の様子を。

国内線到着口に行こうとして歩いていると、その辺に座っていたローカルのタクシードライバーから「どこに行きますか！？」と流暢な日本語で話かけられました。
この、いつもの光景に「後でね」と簡単に返事をしながら、少し時間があったので、国内線エリアにあるレストランへ。

席について、インドネシア語で書かれたメニューを持って来てくれたウェイトレスさんに「ありがとう」と日本語で言うと、あわてて英語のメニューを持って来てくれました。
ここでも、いつもと変わらない。といより、お願いをする前に英語のメニューを持って来てくれたので、いつもより良い対応でした。

空港の後には、免税店Tギャラリアの後ろにあるショッピングモールのモルバリギャラリアへ。
インドネシア人家族が歩いていて、その小さな姉弟が何ともかわいくて、思わず、なでなでしましたが、そういえば、ご両親はかわいいを連呼されて、嬉しそうでした。

この日1日は全く嫌な思いをするどころか、どちらかといえば！？いつもより良い対応を受けた1日でした。

もちろん、バリ島滞在中に絶対に嫌な思いをしない！とは言えません。
もしかしたら、あからさまに嫌な態度を取られたり、心無い言葉を言って来る人と、バリ島の滞在中には遭ってしまうかもしれません。