バリ島では2019年1月1日から、レジ袋が法律で廃止されています。
スーパーやコンビニにお買い物に行く時には、エコバッグと呼ばれるマイバックを持参するのですが、マイバッグを持っていない旅行者などは、レジ付近で売られているエコバックを購入するケースがほとんどです。
元々、レジ袋を廃止するにあたっては、バリ島のごみ問題が発端になっています。
自然のチカラでは分解できないプラスチックゴミが、住宅街近くや川、海などでも目に余る状態になったことが大きな要因です。
2015年の調査では、世界中の海に浮かぶプラスチックゴミの量はおそよ245,000トンにものぼるそうで、このプラスチックゴミは、海の生態系や海洋生物に深刻な影響を及ぼしていることは明白。
プラスチックごみを減らそう、地球の環境を真剣に考えよう、という取り組みを、
海外から訪れる観光客も無理なく参加できるかたちで行っているホテルのひとつ、
ヌサドゥア地区の5スターホテル「メリアバリ」の取り組みをご紹介したいと思います。
現在、メリアバリのレストランやカフェではプラスチック製ではないストローが使われてます。
メリアバリでは、過去毎年約319,250本のストローが使われていました。この本数を量に換算すると約638キロにもなります。
現在はプラスチックのストローを全て廃止し、自然素材(キャッサバ芋)から作られているストローに変えています。
メリアバリでは、今まで年間約94,500本のプラスチックボトルに入ったミネラルウォーターを消費してきましたが、
現在はプラスチックボトルではなく、再利用出来るガラス瓶に入ったミネラルウォーターを採用しています。
メリアバリでは、年間約314,200個も消費していたプラスチックパック入りのバターを使う事を止め、
切り分けたバターをガラスの器に入れてお客様にお出ししています。
そして、こちらが皆さんもご宿泊の際に簡単に参加できる取り組み、リネン交換についてです。
このカードを午前中にベッドの上に置いておけば、シーツなどを新しいものに交換してベッドメイキングしてくれます。
逆に、カードを置いておかなければ、シーツなどは交換せずにベッドメイキングだけを行ってくれます。
バスルームで使ったタオルを新しいものに取り換えて欲しい場合は、浴槽の中に入れておくと新しいものに交換してくれます。
使ったタオルをタオルハンガーに掛けておけば、「このタオルはまだ使います、交換しなくて良いですよ」という意思表示になるんです。
シーツやタオルって、毎日新しいものに取り変えなくても大丈夫だったりしますよね。
勿論、「毎日新しいものじゃなきゃイヤ」と言う方は、カードをベッドの上に置いて、
全てのタオルを浴槽の中に入れておけば良いだけですので簡単です。
そして、現在導入中なのが、この木製の櫛と歯ブラシです。
(写真撮影用に分かり易くする為に包装を外しています)
実際はこんな風にバスルームに用意されるそうです。
木製の歯ブラシや櫛は、バリ島でもまだ珍しいと思います。
エコに対する取り組みに無理無く参加出来ることは、旅行者にとっても歓迎すべきことですね。
大型ホテルならではの大きなプールと、ヌサドゥアの穏やかなビーチの両方を持つ「メリアバリ」。
ヌサドゥア地区でのご滞在をお考えなら、是非ご検討頂きたいホテルです。