果物の王様と呼ばれている「ドリアン」。その独特な香りはドリアン好きな人にはたまらない芳醇な香りに、ドリアンが嫌いな人は近寄りたくない臭いに感じられます。果物でここまで好き・嫌いが分かれるものも珍しいと思います。
ドリアンは1年に1回実をつけます。実のなる時期はそれぞれの木によって、また地方によっても異なります。ドリアンの木を持っている人は、それぞれの木に名前を付けて(まるでペット)大事に育てるとも言われています。
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バリ島ではシーズンになるとトラックの荷台に載せられ路上で売られているローカルのドリアンを見掛けます。ローカルドリアンの収穫量が多いときにはスーパーマーケットなどでも売られます。シーズンでない時にスーパーマーケットで売られているドリアンは主にタイからの輸入物です。上の写真の向かって左端(広告の後ろに隠れてしまっていますが)、大きいものはタイからの輸入物で右側の小振りな物がローカルドリアンです。小振りといっても子供の頭位の大きさがあります。
ドリアンは香りが非常に強くそしてなかなか消えない為、一般的にホテルやタクシーへの持ち込みは禁止されていますのでご注意下さい。ドリアンの食べ方はこのトゲトゲの表面を割って中の果肉をいただきます。ドリアンを食べてビールを飲むとお腹の中で発酵してしまい大変危険ですので絶対にやめましょう。
車チャーターで郊外に出掛けた際、運よく路肩で売っているドリアンを見掛けたら、一つ買ってその場で食べてみるもの良いかもしれませんね。