皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、バリ島に来て『バリ島に来たら見ておくべきモノは?』 と聞かれたら、
皆さんはなんと答えるでしょうか?
「綺麗なライステラス」 「バリヒンズー教寺院」 「ウブドの自然」
「ウルワツ寺院のケチャ」 「タナロット寺院と夕日」 「綺麗な海に沈むサンセット」
などなど・・・
そして、もうひとつ。 忘れてはいけないのが「バリ舞踊」。
神様に奉納する為の舞踊として古くから受け継がれてきた、バリならではの文化。
本格的なバリ舞踊を観てみたい! と言う方にオススメな場所といえば、勿論ウブドですが、
本格的なのを観てみたいけど、ウブドまで行くのはちょっと・・・という方には、
ホテルで行なわれているバリ舞踊を観賞しながらディナー、というタイプがオススメ。
ホテルで上演されるのは観光客用にアレンジされているものが多いですが、
ランクの高いホテルなら、踊り手のレベルもある程度は高いと思って大丈夫。
上演時間も飽きない程度に短くアレンジされているので退屈する前に終了します。
今回は、ホテルでバリ舞踊を観賞しながらディナーが出来るホテルとしては老舗の、
ヌサドゥア地区の『グランドハイアットバリ』の、《パサールセンゴール》 をご紹介したいと思います。
この日の演目は「スンダとウパスンダ」。
まず最初に堂々としたバロンが登場します。
ステージを囲む形で作られた半円錐状の会場では、
一番前の席だとこんなに近くで観賞出来ちゃうんです。
ステージ全体を満遍なく見ることが出来るのは、ステージよりも高い場所のお席がオススメ。
席は全て自由席なので(予約席を除く)、早い者勝ちなんです。
演奏はガムランの生演奏。
この会場で使用されているガムランの数は、通常に演奏される場合よりも少ないですが、
会場が円錐状になっているので、どこに座っていても良く聞こえます。
聖獣バロンは善の神様の象徴。
聖獣バロンの後には、美しい天女が4人、天界から舞い降りてきました。
そして、天女の後に登場する、いかにも悪そうなお面の2人。
この2人がスンダとウパスンダの兄弟で、悪霊の王様です。
(動きが早くてピントが合っていません。ごめんなさい。。。)
このスンダとウパスンダ、天界を乗っ取ろうと計画を立てます。
スンダとウパスンダは自分達の超能力をもっと強める為に、瞑想をすることにしました。
2人の計画を知った神様は、2人の瞑想を邪魔するようにと、美しい天女に命じます。
神様の命に従い、2人の瞑想の邪魔をする天女達。
舞い降りた天女の中でもひときわ美しい天女にスンダとウパスンダは心を奪われます。
そして、2人ともこの美しい天女を妻にしたいと思い、邪魔な相手を殺そうと考えます。
スンダとウパスンダは持てる限りの霊力を使って全力で戦いますが、
2人の力は同じくらいに強かった為、結局最後には2人とも死んでしまいました。
2人共死んでしまったので、神様の国の平和は保たれたのでした・・・。 めでたし、めでたし。
・・・ざっくり説明するとこういうストーリーのダンスです。
ダンスの時間は約40位で、ダンスが終わった後は、踊り手さん達との記念撮影が出来ます。
美しい衣装を身に着け、独得のお化粧をした踊り手さん達との写真は、
バリ島旅行ならではの良い記念になりますので、積極的にいってくださいね。
ダンスには全然興味が無いし、面白くないんじゃない。。。?
な~んて、食わず嫌いをせずに
「せっかくバリに来たんだから、1回くらいは観ておこう」くらいの軽い気持ちで、
是非ご覧になってみてくださいね。