皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、今回はウブドの有名な観光スポット、「ウブド王宮」をご紹介したいと思います。
実は、私バリ島在住20年になりますが、
恥ずかしながらウブド王宮の中に入ったことがありませんでした。
理由は特に無いのですが、前を通り過ぎるだけだったんです。。。
今回は「ウブド王宮を見たい!」という強い願望に突き動かされ(大袈裟)、
見学して来ましたのでご紹介させて頂きますね。
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これがウブド王宮、別名プリサレンの入り口です。
この日も多くの観光客が中に入っていくところでした。
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見て下さい、この人混み・・・。 私個人的に人混みが大の苦手なのですが、
はやり人気の観光スポットなので混んでいて当たり前。。。
今日はなんとしても良い写真を撮って、皆さんにもご覧頂きたい!
人混みが苦手なんて言っていられません。
その一念で入れ替わり立ち代りする観光客の順番待ちの隙間を狙っていたのですが、
本当に次から次へと人が変わって、人が写り込まない写真を撮る状況になってくれません。。。
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やっと撮れました。ご覧ください、この堂々とした割れ門の素晴しい石彫刻。
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威厳のある佇まい、落ち着いた雰囲気。素晴しいです。
これは、次の間(ま)と言うか、先ほどの割れ門の脇を通り抜けた先にあった割れ門です。
どことなく風化している感じが、先ほどの門よりも年代を感じさせる佇まいです。
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次に現れたのは、ちょっと趣と形の違う割れ門。
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この門から先へは部外者は入れませんが、おそらく通用口として機能している門なのでしょう。
写真を撮っても良い様に扉が開かれているので、訪問者にとっては嬉しいスポットです。
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扉の先に見える石像。 お供えものを頭に乗せて、ユーモアのある表情です。
下にスポットライトが取り付けてあるようなので、夜にはライトアップされるのでしょうね。
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更に先へと進んで、行き止まりになった手前のところで、こんな風景を見る事が出来ました。
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おそらく王族が住んでいる敷地の内部なのでしょう。
人気の無い整然と整った敷地内は、清々しい風が通っていました。
敷地内の行き止まりまで行ったので、引き返します。
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王家ともなると、ガムランの為の東屋も大きくてとっても立派。
屋根の下部分の金色の模様は平面ではなく、木材に彫刻を施した上に金色の色を塗ってあります。
このランダとよばれる悪の象徴の石彫刻、入って行く時には全く気が付きませんでした。
とても繊細な花柄に囲まれた悪の象徴・・・なんだか不思議な取り合わせ。
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ランダの真正面にあるのが、この巨大なボマの石彫刻。
まるでランダを威嚇しているかのようです。
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立体的な石彫刻は迫力満点です。
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これは、入り口の門を敷地の内側から見たところ。
細かい彫刻に高い芸術性を感じます。
ウブド王宮の見学出来る部分はそれほど広くはないので、
ゆっくり見て回っても30分程度しか掛かりません。
皆さんもウブドにお立ち寄りの際には、
是非足を踏み入れて、実際の石彫刻の迫力と美しさを間近で見て下さいね。