皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
突然ですが、ガルーダインドネシア航空を利用してバリ島に来る場合、
バリ島到着はバリの現地時間で夕方の時間になるのは皆さんもご存知だと思います。
飛行機が着陸して、空港建物の中で諸々の手続きを終えて、
ガイドさんと空港の建物の外で会えるのは、
混み具合にもよりますが、大体着陸してから1時間~1時間半後くらいです。
お荷物がなかなか出て来なくて、一番最後まで待たされてしまったりすると、
2時間以上掛かって、ようやく空港建物から出てくる方もいらっしゃいます。
南部のホテルへは空港から1時間掛からない場所が多いので、
ホテルに直行してチェックインしたい、と言う方が大半ですが、
ウブドのホテルのチェックインの場合は、事情がちょっぴり異なります。
ウブドへの所要時間は大体1時間30分くらい掛かるので、
ホテルに着く前にお腹が空いてしまうからです。。。
でも、ウブドのホテルまで行く途中にあるのは、ローカルの食堂ばかり。
バリ島に着いたばかりのお客様には、衛生上の理由からローカル食堂はお勧めしません。
お腹が空いたまま車に揺られていると車酔いになり易いし、
かと言って、ローカルの食堂はバリについていきなり行くのは勇気がいるし・・・
困ったなぁ、と思っていたら、ウブドまでの途中、木彫りで有名なマスという地区に、
旅行者にも安心して食事が楽しめる新しいレストランが出来た、と聞いたので行って来ました。
今回はこのレストランを皆さんにご紹介したいと思います。
こちらが、旅行者でも安心してお食事が出来るレストラン「カヤガン・スチ」。
レストランの名前を直訳すると、「神聖な天国」。
レストランの名前にしては、ちょっと仰々しい名前ですよね(笑)。
バリ人に限らずインドネシア人は、特にお店やレストランに名前を付ける時、
とっても仰々しい名前を付けることが珍しくありません。
例えば、バリで有名なお土産チェーン店の「クリスナ」はヒンズー教の神様の名前ですし、
ローカルの有名なスーパーの名前「ティアラ・デワタ」は「神々の王冠」という意味。
それだけ名前にオーナーの熱い想いが込められているのかもしれません。
さて、余談はこのくらいにして・・・。
この「カヤンガン・スチ」は元々お土産物屋さんだけだったそうですが、
「日本人や、海外からの旅行者に安心して食事を楽しめるところを作りたかった」
と、オーナーのトレ氏。 お店の一部を改装してレストランにしてしまいました。
「カヤンガン・スチ」のキッチンで料理の腕を振るうのは、
クタ地区にある人気の日本食料理屋さんでの経験が長かったシェフだそうです。
「日本食で使っている調味料も工夫して取り入れてるんだよ。見て行って!」
と、トレ氏に言われるままキッチンを見せて貰ったら、
日本食には欠かせない調味料が揃っていました。
お醤油、みりん、お酒などなど。全てシェフ自身が必要なものを自分で選んで購入するんだそうです。
レストランにとって料理が美味しい事は勿論ですが、
日本人として気になるのが厨房。
どんなに美味しい料理を出すレストランでも、厨房が汚かったらちょっと躊躇います。
「カヤンガン・スチ」の厨房は清潔で綺麗に整理整頓されていたので、衛生面も安心でした。
「カヤンガン・スチ」の店内はこんな感じ。
モダンな人工ラタンのテーブル(向かって左)よりも、
右側に見えている、これぞザ・インドネシア! の席の方が人気があるんですって。
レストランの奥には、ビリヤード台も置いてあるので、
お料理を待っている間にビリヤードで遊ぶことも出来ちゃいます。
それでは早速沢山あるお料理の中から、ほんの幾つかをご紹介しますね。
これはトレ氏のお勧め「チキンカレー」。
ココナツミルクを使ったチキンカレーは、インドネシアの家庭料理ですが、
ここのチキンカレーはココナツミルクが多すぎなくて本当に美味!!!
コクがあって風味豊か。子供さんでも食べ易いお味です。
こちらもお勧めのポークリブバーベキュー。
このお肉のボリュームを見て下さい! でっかい。
とうもろこしの大きさとお肉の大きさを比べて見てるとその大きさが分ります。。。
このポークリブは特製のタレを使って時間を掛けてじっくり調理するんですって。
1年前にこのポークリブを食べたヨーロッパからのお客様が、
「また食べたくなったから帰って来たよって、今年も訪ねて来てくれたんだよ」と、
トレ氏が嬉しそうに話してくれました。
業務用のバーベキューソースとは違ったオリジナルの味は、
世界各国からのお客様に愛されているようです。
こちらもお国を問わず旅行者に人気の高い「チキンサテ」。
いわゆるインドネシア風の焼き鳥です。
これがまた良い味のタレで、ご飯が進む進む・・・。 本当に美味しいんですよ。
これは「スイカジュース」です。
はじめにテーブルに届いた時、てっきりパイナップルジュースかと思って聞いたら
「ここのスイカは黄色いのでジュースも黄色」とのコト。。。
半信半疑で飲んだら、本物のスイカの味がして、
それも普通の赤いスイカジュースよりも美味しかったのでびっくりしました。
まだまだ美味しいお料理が沢山揃っている「カヤガン・スチ」。
インドネシア料理だけでなく、スパゲティなどの洋食もあります。
場所がウブドに行く途中にあるので、
またウブドに行く時は是非食事に寄りたいと思っています。
次回また行く機会があったら皆さんにもご紹介しますね!!!
バリ王のガイドさんなら誰でもこの「カヤガン・スチ」の場所は知っています。
老若男女、どんな年齢層の方にでも安心して召し上がっていただける、
私のお勧めするローカルレストランです。
もしもチャーターなどでウブド方面にお出掛けになる機会があったら、
是非、一度立ち寄ってお食事してみて下さいね!!!