皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、海外旅行の楽しみ、と言えば、ショッピングは欠かせませんが、
バリ島でもショッピングはいつも皆さんの関心の高い事のひとつです。
民芸品から海外有名ブランド物まで、幅広い品揃えが自慢の大型免税品店をはじめ、
お土産物専門の大型量販店や、スーパーマーケットの一角にあるお土産物専用の特設コーナー、
そして、オーナーの個性が反映され、海外から仕入れられたモノが並ぶセレクトショップや、
他では手に入らない秀逸の一品物が手に入るお店まで、
バリ島には幅広くお買い物を楽しめる環境が揃っています。
そんな中、私自身その場所の前を通るたびに気になっていた場所がありました。
お土産物屋さんと呼ぶにはあまりにも個性的で目立つその外観から、
「ここは一体何?」と、長い間疑問を持ち続けた場所。。。
今回初めて入る機会が出来、とっても楽しかったので、皆さんにもご紹介したいと思います!
このちょっと変わった外観、
移動中に車窓から見た事がある方もいっらっしゃるのではないでしょうか?
ガイドさんが「美術館のようなシルバー屋さん」と案内してくれたこのユニークな外観は、
とても有名なシルバーショップ『UCシルバーショップ』の外壁なんです。
大きな看板には「THE ONLY ONE(この世でひとつだけ)」の大きな文字。
これは、看板の絵にもなっている、全長20メートル、重さ500kgもの銀から出来ている、
オリジナルの銀製のドラゴンのことのようです。
(この日、お店の中に該当するようなドラゴンは見当たらなかったのですが・・・
どこかに置いてあったのかしら?)
3体の白い彫像が大通りを見守るように建っています。
この白い彫像、本当に大きいんです。
前に立っているガードマンさんの大きさと比べてもお分かり頂けると思います。
正面入り口の大きな彫像の向かい側には、こんなユニークなブタの彫像が、
お客様達をにこやかに出迎えてくれています。
ガードマンさんの詰め所なのか、小さい建物の上にも牛に乗る男性の彫像が。
中の建物にも沢山の彫像が施されています。
彫刻専門の美術館、と言われても納得してしまいそうなほどの外観。
この建物の中が、ギャラリーのようなシルバと一部ゴールドを使ったアクセサリーの専門店になっています。
大きなボマの像が見守る中、バリの彫刻が施された大きな扉から中に入ります。
・・・残念ながら、この扉の中は一切の撮影禁止でした。
ご紹介出来なくて本当に残念です。
建物の内部の様子ですが、体育館のような四角いひろーいスペースに、
一定の間隔を置いて、木製のディスプレイ棚が置かれていてます。
木製のディスプレイ棚には、ピアス、ネックレス、ブレスレット、ブローチ、指輪などの
オリジナリティ溢れる銀製品が、遮る物無く、整然と並べ置かれています。
ピアス、ネックレス、指輪等、サイズのあるものなので、その場で試着し始めると、
「違うサイズもありますよ」と、お店のスタッフの方が優しく声を掛けてくれました。
「有難う」と答えると、そのままニッコリ微笑んで、放っておいてくれます。
アクセサリーを選ぶときって、本当に本人の趣味なので、放っておいてくれるのが有難かったです。
置かれているシルバー商品の値段をランダムに見てみたのですが、
日本円で約数千円程度の物のすぐ隣に、ン万円もする物が並んでいました。
館内を一通り見終わった後、気になるモノが何処にあったか、を探し当てるのは、
トランプの神経衰弱を当てるよりも難しい、と実感しましたので、
お気に入りの一品を見つけたら、後で探し回る手間を省く為にも、
スタッフの方が持っているトレーに置かせて貰うことをお勧めします。
さて、見られない館内のお話はこれくらいにしておいて、
このお店ではシルバーの作業している現場を見られる、とのことだったので、
作業場所にも行ってみましたのでご紹介します。
駐車場の中を建物の壁に沿って奥の方に進むと、先に竹林のような緑が見えてきます。
この先は階段になっていて、下に下りて行きます。。。
階段を下り切った右側には、仲の良さそうなサングラスを掛けたカエルの像が・・・。
カエルが人間みたいに二足歩行出来たら、こんな感じなのかな?
イキイキとしていてなんだか微笑ましいです。
シルバーの作業現場は、階段を下り切った左側にあります。今はこのバナーが目印。
「お名前を彫るのは10分で出来ます」と書かれていました。
上のお店で購入したお気に入りのアクセサリーに、名前を彫って貰えるサービスみたいです。
名前を彫って貰うことで、世界にひとつだけのお土産になります。 良いアイディアですね。
足でフイゴを動かして、バーナーから出る火を調節しながら細かいパーツを溶接する作業や、
小さなパーツを作る作業など、黙々と作業をしている人の間近で見学することが出来ます。
どれも細かい作業ですが、スタッフの方は男性が多かったです。
作業を見て、お店の中で売られていたアクセサリーの数々を思い出しました。
「こんなに細かい作業を根気良く続けて、やっとあの商品になるんだな・・・」
決して安い、と言える値段ではなかった商品が作られていく工程を実際にみて、
私達が購入する値段には、その労働に見合う対価が含まれていることを実感しました。
(商品は2~3千円程度からありますが、良いな、と思うものは1~3万円くらいしていたので)
作業現場を後にして、駐車場に戻ろうとしたら、行きで見掛けた竹林の全体像が見えました。
思い思いの姿で階段に腰掛けたカエルさん達がお見送りしてくれます。
ここは沢山のお客様の撮影ポイントになっていましたので、
皆さんも趣向を凝らして、是非思い出に残る一枚を撮ってみては如何でしょうか。
今回ご紹介した「UCシルバー」は、南部エリアからウブド方面に向かう途中の、
バトゥブランという所にあります。(ウブド方面に向かって右側)
お店の中は「館内」と呼んでしまうほど広いので、アクセサリーが好きな方にはお勧めの場所です。