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バリ島を代表するコーヒー、「クプクプ・ボラ・ドゥニア」の工場見学に行ってきました!!!

投稿日:2016年04月01日(金)

皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
 
 
さて、バリ島と言えば『バリコーヒー』が有名。
 
コーヒー好きの方や、バリ通の皆さんは既にご存知だと思います。 
  
コーヒー豆をパウダー状になるまで細かく挽いてカップの中に入れ、
 
お湯とかき混ぜた後、コーヒーのパウダーがカップの底に沈殿するまで待つ、という
 
独特なスタイルの飲み方のコーヒーです。
 
 
このバリコーヒーの中でも特に有名でバリ人に好まれているブランドが
 
今日ご紹介する「クプクプ・ボラ・ドゥニア」。
 
地球儀(インドネシア語でボラ・ドゥニア)の上に、
 
蝶(インドネシア語でクプクプ)のイラストが描かれているブランドです。
 
 
この「クプクプ・ボラ・ドゥニア」の工場が、空港から遠くない場所にある、と聞き、
 
早速出掛けて見ましたのでご紹介したいと思います。
 
 
工場の入り口は、こんな感じ。 シンプルな普通の工場。

敷地内はきちんと清掃が行き届いていました。
 
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中国の伝説を元に作られた映画に登場する武士のような、甲冑を着た男性の像が二体。

「コーヒーと関係があるの?」と聞いてみたら、

「特に関係は無いんですが・・・。社長の趣味なんです」との事でした。

 

コーヒー工場の見学は、コーヒーについての説明から始まります。

敷地内を案内しながら、お客様に説明してくれる女性スタッフの話を聞きました。

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「インドネシアのコーヒー豆は、"ロブスタ" と "アラビカ" の2種類しかありません。

インドネシアの島の名前の付いたコーヒー、例えば「トラジャコーヒー」と呼ばれるのは、

 トラジャ島で取れたコーヒー豆を使ったコーヒーの事なんですよ。」

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「ロブスタの木がこちら。アラビカに比べて葉が大きいのが特徴です。

ロブスタは、カフェインが高く3~5%位あって、苦味のあるコーヒーになります。」

 

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「アラビカの木がこちら。 葉は小さめです。 アラビカはカフェインが0.1~1% と低く、

 酸味のあるコーヒーになります。」

 

コーヒーの木の間に置かれた飼育小屋の中に、ルアック(ジャコウネコ)が居ました。

「有名になったルアックコーヒーは、このルアックが食べて排泄した排泄物から

 コーヒー豆だけを取り出して作られます。」

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(このブログをご愛読して下さっている皆様、以前このブログでタナロット寺院近くの

 ルアック専門のコーヒー屋さんで飼育されていたルアック達を覚えていらっしゃいますか?

 あの狸のように太ったルアックとは、顔つきが全然違うのでビックリしました。こちらが野生に近い顔なのでしょうね・・・?)

 

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こちらがルアックコーヒーになる豆。

向って左側が加工前で、右が加工後。加工した後の豆もまだ薄皮が残った状態なので、

「排泄物と言っても、衛生的に問題はありませんので安心して下さいね」との事。

 

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女性スタッフの後に続いて、工場の中に入ります。

コーヒー豆が入った袋が積み上げられていましたが、コーヒーの香りはしません。

 

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コーヒー豆。 左からロブスタ、アラビカ、ピアベリー。

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ピアベリーと言うのは、コーヒー豆の「雄豆」だそうです。

1本の木から、たった5%しか取れない貴重な豆なんだとか。

「コーヒーにすると、味も香りも全然違うんですよ」・・・そんなモンかなぁ、とこの時点では半信半疑。

普通の豆は、薄皮を剥がすと一粒がパカッとふたつに分かれるのに対し(ピーナッツみたいに)、

雄豆は一粒がそのまま一個の豆なのです。

 

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コーヒー豆を置いてある場所には、昔工場で使われていたと言う道具も展示されています。

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さらにコーヒー豆が積まれた倉庫の中を進んでいきます。

  

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これはコーヒー豆を焙煎する為の機械。 ブラジルの機械だそうです。

15分間で240キログラムの豆を焙煎出来るんですって。 かなりの量ですね。

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焙煎された豆は上から出て来てこの大きなバケツに落ちてきます。

「食べて見て下さい」と言って、女性スタッフが出てきたばかりのアラビカ豆を2個分けてくれました。

1個は普通の豆、1個は貴重な雄豆。。。

カリカリっと、煎りたての香ばしい豆をその場で食べてみると・・・ 味が全然違うのでビックリ。

雄豆の方が断然味が濃い! 豆の状態でこの違いには驚きました。

 

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焙煎された豆は、この機械を通ってパウダー状になります。

パウダーが入ったところの蓋を開けると、香ばしいコーヒーの香りが辺りに広がります。

 

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こちらは、焙煎された豆を手作業で選り分けているところです。

お母さん達が黙々と仕事をしていました。

宝石でも、コーヒー豆でも、良いモノを選り分けるのはやっぱり人の目と手、なんですね。。。

 

ここで選り分けられた品質の良くない豆は、一般の商店などで売られるそうですが、

品質の良いものはバリコーヒーとして市場に出回る他に、海外へも輸出されるのですって。 

一番の輸出先はグアムだそうです。

 

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こちらの部屋ではコーヒーの包装が行なわれていました。

日本のように、完全自動の包装機械か?と思っていたら、ここでは手作業でした。

 

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包装室の見学を終えると、ギャラリーのような場所がありました。

「ここに展示されている絵は、コーヒーの粉を使って描かれているんですよ」との事。

バリコーヒーの沈殿したものを、絵の具の代わりに使っているのだそうです。

絵心のある方、バリコーヒーは飲むだけでなく、絵の画材としても利用出来ますよ~!!

 

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ギャラリーには、コーヒーにまつわる物が置かれています。

(コーヒーと全く関係のない、オーナー自信のプライベートコレクションも置かれています)

 

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ギャラリーを通り抜けると、こんな休憩スペースに通されました。

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先程からずっと説明してくれた女性スタッフが、3種類のコーヒーを持って来てくれました。

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左から、アイスコーヒーにしたバリコーヒーと、普通のバリコーヒー。

右は雄豆のコーヒー。 「どうぞ飲み比べてみて下さい」

 

まず、普通のコーヒーから作ったアイスコーヒーを飲んでみます。

お砂糖とミルクが入った普通のアイスコーヒーでした。

「バリコーヒーで作ったアイスコーヒーも美味しいなぁ」と感じました。

普通のコーヒーも、飲み慣れた、いつものバリコーヒーと変わりません。

 

がしかし、その後に飲んだ雄豆のコーヒーは、やはり普通のコーヒーに比べると別格でした。

香りも高く、普通のコーヒーに比べると味が濃い、というか、深みがある、というべきか。

「コーヒーの好きな方はこちらを選ばれます」の言葉に納得。

  

残念ながら試飲はさせて貰えませんでしたが、こちらが本物のルアックコーヒー。

これは100グラムの豆とキーホルダーがセットになったもの。

飼育したルアックではなく、野生のルアックから採れたコーヒー豆を使っているそうです。

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「本物のルアックコーヒーという証明書もあるんですよ」と、見せてくれたのがこの証明書。

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100グラムの豆から、エスプレッソマシーンで約8杯分のコーヒーになるそうです。

因みにお値段は100グラムの豆で150ドル。 高級なコーヒーですね・・・。

(料金は2016年3月時点。今後変更する場合もありますので予めご了承下さい)

 

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さすがに試飲無しで150ドルのコーヒーには手が出ませんでしたが、

雄豆のコーヒーを購入しました。

雄豆のコーヒーは1箱230グラムのパウダー入りが5箱入って70ドルとの事。

「5箱は要らないなぁ」とお願いしたら、「雄豆は1箱でも良いですよ」と1箱14ドルで購入出来ました。

因みに、普通の豆は1袋200グラムのパウダー入りが6箱入って60ドルで販売されています。

普通の豆は5箱セット販売なので、バラ売りはしないそうです。

 

自宅に帰って、早速雄豆のコーヒーを楽しみました。

漆黒の液体は、香りが高く、しっかりとした味わい。

暑くてぐったりしていた気持ちが、このコーヒーのお陰で少し和らぐような気になるから不思議です。

 

コーヒー好きの皆さんも、コーヒーが好きな方へのお土産にも、

ありきたりにスーパーの棚から選んで買うバリコーヒーではなく、

工場見学をした思い出も一緒にお土産話に出来る、

クプクプ・ボラ・ドゥニアのバリコーヒーをお土産にしてみては如何でしょうか。

 

今日ご紹介したコーヒー工場の見学には、

安心で安全な、バリ王の「日本語ガイド付き専用車チャーター」をご利用下さいね。

 

 

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