皆さん、こんにちわ。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、バリが大好きな皆さんは良くご存知の『タマンアユン寺院』。
『タマンアユン寺院』は、バリ島で2番目に大きく、最も美しいと言われている寺院です。
世界中から訪れる多くの旅行者を魅了するそのたたずまいの美しさは、
アグン山を模した塔「メル」が整然と並んでいるところに注目が集まりますし、
ガイドブックや絵葉書にも、その美しい景色が使われています。
が、
『タマンアユン寺院』が美しいのはメルが建ち並ぶ様子だけではないんです。
と言う事で、
今回は、何度行っても飽きる事の無い『タマンアユン寺院』の
「美しい彫刻」にフォーカスしてご紹介したいと思います。
まず、『タマンアユン寺院』の看板。こちらは昔からある素朴でシンプルな看板。
こちらは、世界遺産に登録された事を記した新しい看板です。
古いものよりもちょっとだけ彫刻が施されています。。。
このメインゲートを奥へ進んで行きます。。。
はじめにお出迎えしてくれる彫刻がこちら。お堀に掛る橋のこちら側に建っています。
どこか愛嬌のあるお顔・・・。
これが最初に通る割れ門、ガプラです。このガプラの中央、階段の向って右下にある、
比較的新しい彫刻は、可愛らしい感じのする彫刻です。
この階段を登ると、すぐそこに素晴らしい彫刻があるのですが・・・
奥に見えているのは「チャンディ」と呼ばれる割れ門。
俗世界と神様の世界を分けているような立派なこのチャンディの奥に、
10基ものメルが整然と並ぶ境内が続いています。
この境内に入る事は出来ないので、通常は向って左側に進むのですが、
この大きなチャンディに気を取られてしまうせいか、
その手前にある、このバレの彫刻に目を向ける人は少ないように感じます。
バレの真横からと正面からの図。
バリの石像は立体的で、大胆な模様と繊細な模様が組み合わされ埋め尽くされています。
表面の風化具合から、比較的新しく補修されたもののようですが、とにかく素晴らしい。。。
しばしうっとりと見惚れて、次へ進みます。
ジャーン。堂々たるチャンディ。歴史と神様の存在を感じさせる威厳と美しさ。
もっと近付いてみましょう。
チャンディの正面から、向って左側に回りこみます。
これがチャンディの裏側です。
チャンディを通り抜けて境内に入るための橋には、
その欄干に竜の彫刻が施され、橋の終わりに立つ石像が入ってくる人達を見守っています。
橋のチャンディ側には、特徴的な動物達の彫刻が施されています。
この動物達は皆、神様の乗り物としての役割がある動物達なんですよ。
そして、チャンディを裏側から見た時、上部には更に私の興味を引く彫刻の数々が・・・。
なんだか、エジプトのツタンカーメンの時代を思い出させる様な人物が見えます。
そして、こんなユニークな姿の人物も。。。
・・・よじ登る人。。。大人? 子供?? どんな顔なのかが気になって、
思わずもう一回表に回って見てしまいました。。。
(最初にチャンディ上部にズームした写真で、表からみたこの人がちょっとだけ見えます)
ガイドブックには書かれていない事を発見すると、とってもワクワクした気持ちになります。
皆さんも、タマンアユン寺院を訪ねた時には、
是非このよじ登っている人を探してみて下さいね!!
次回も『タマンアユン寺院』で見る事の出来る、素晴らしい彫刻をご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに。。。