皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
今日は、何年か前にバリ島のイメージとして撮影されたこともある、
バリの伝統的な村、『プングリプラン』をご紹介致します。
入り口の看板が新しくなっていました。。。お客様が増えたのかしら??
この『プングリプラン』村は、バンリ県に所在しています。
バリ島南部から車で約2時間掛らない位。(渋滞などの影響で所要時間は変わります)
この村は、以前キンタマーニの方から移住して来たバリ人達が作った村だそうです。
村の中心を真っ直ぐに通る一本道に沿って
全く同じ形に見える家々が並んでいるのが特徴のこの村。
とてものどかな風景で、人気が無いように感じられますが、
この村に暮らす人々はここで日常の生活を送っています。
庶民の生活を間近に観光出来る、バリの中でも珍しい場所です。
この村のユニークなところは、一般民家の中まで入って見せて貰える事。
村の人々も敷地内の見学を快く受け入れてくれます。
こちらはある民家の台所。
入る時には頭を深く下げないとぶつかってしまう、丈の低い建物です。
そうそう、この『プングリプラン村』は、奥に竹の森があるんです。
豊富に手にはいる竹が、民家の屋根や壁の材料として使われています。
台所の中に電気はありません。釜戸で料理している所を再現しています。
(おなべのふたを取ってみたら、中は空っぽでした)
このように、伝統的な生活風景を、観光客の為に保存してくれているんですね。
敷地内をうろうろしても、嫌な顔はされません。
このお宅の敷地は、奥に向って細長く続いていました。
一番奥には、豚を飼育している小屋があって、元気な豚が4頭。
豚は、6ヶ月ほどで売れるくらいに大きくなるんですって。成長が早いのには驚きです。
家屋の見学を終えて、村人専用のお寺へ向います。
お寺はこの村の敷地内の一番高い位置に建てられていました。
お寺の門を背中にして、村を一望してみます。
家の前に座って井戸端会議中のお母さんに
「今、この村には何件の家が有るんですか?」と訊ねたら
「多分76件だと思うわよ」と教えてくれました。
午後2時過ぎ。素朴な村の静かな一時。。。
これはお寺の手前にあるバレ・クルクル。
クルクルとは、日本で言うところの半鐘です。
「どうして2つ同じモノがあるの? 」とガイドさんに訊ねると、
「1つは儀式の時に使われるクルクルで、
もう1つは住民へのお知らせ等の為に使われるクルクル。
2つのクルクルでは用途が違うんです」との事。
土台になっている部分には、素晴らしい彫刻が施されていました。
そして、こちらが村を一望する高台に建てられているお寺の門。
とても立派で歴史を感じさせる彫刻の素晴らしさに、目を見張ります。
バリの伝統的な村「プングリプラン』、如何でしたか?
実際に訪れていただければ、もっと色々な場面に出会えることでしょう。
新しいショッピングモール巡りも楽しいですが、
こんな伝統的な村を訪ねて、一時タイムスリップしたような感覚もまた面白いものです。
なにより、バリの生活風景を身近に感じられるのが魅力的。
バリ王のオプショナルツアー「神々の島バリ島 世界遺産を巡る 東部編(PSE)」では
世界文化遺産に登録された、バトゥール山の外輪に建つ「ウルンダヌ・バトゥール」に加え、
キンタマーニ高原での昼食や、天井絵で有名なクルタゴサ見学と合わせて、
今回ご紹介した『プングリプラン村』を訪れます。 是非ご参加下さいね。