皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
バリ島旅行の限られた時間の中で、バリ島の文化に触れてみたい・・・。
でも、バリの文化ってどこに行けばイイの??? とお考えの皆様。
そんな皆様にご紹介したいのが、「バリ博物館」です。
バリ島の首都、デンパサールという町にあるこの博物館は、
広さも広過ぎず、展示品も多過ぎないので、
年齢問わず、短時間でも満足感の持てる博物館です。
更に、今、日本では「刀女子」と呼ばれる、「日本刀」に萌える女史が急増中とか・・・。
そんな「刀女子」には是非ともご覧頂きたい、
美しいインドネシア伝統の短剣、「クリス」の数々が展示品に加わっています。
伝統の短剣「クリス」から、昔の生活に密着していたであろう素朴な品物まで、
とっても興味深いモノが沢山ありましたので、その中から幾つかご紹介しますね。
まず、博物館の看板。 まるで学校のようなシンプルな看板です。
看板の近くにある、年季の入った門が博物館への入り口です。
門を抜けると、芝生の明るい中庭。 手前の建物に入場券売り場があります。
博物館の建物は全部で3棟に分かれています。
博物館内だけあって、門に施されている彫刻も素晴らしいものでした。
お散歩のように、敷地内を歩いているだけでも楽しめます。
この博物館は、結婚式の招待状用の写真を取るカップルが多いことでも有名。
この日も綺麗に着飾った若い3組のカップルが、敷地内でポーズを取って撮影していました。
記念に残る写真の背景に、スタジオのセットではない本物を使えるなんて贅沢ですよね・・・。
と、いきなり美術品のような大砲が。。。
最初に訪れた展示館の扉。館内は空調が効いているので閉じていますが、簡単に開けられます。
扉を開けると、真正面に実物大の展示品(人?)
聖獣バロンやランダ等がお出迎えしてくれます。
この展示館には、「クリス」と呼ばれる短剣が多数展示されていました。
まずこれ、木彫り彫刻の展示なのかと思ったのですが、クリスを持たせる為のものでした。
主役はあくまでもクリス。
様々な形のクリス。特に右端のものは、細かい透かしの細工が美しくて、見入ってしまいました。
儀式に使われるもの、昔の貴族をエスコートする際に身に付けたものなど、用途も様々です。
日本刀にもある模様、刃紋・・・。写真では美しさが伝わり難いですが、
クリスごとに様々な違った模様が出ていてとても美しいです。
こちらはクリスの柄の部分。
上段の一番左は「バロン獅子」、下段の一番左は「ランダ」。
それぞれ彫刻に合わせた名前が付けられています。
クリスを制作する様子が写真で展示されていました。
クリスの制作に入るときは、制作に適した日を選んで特別な儀式を行ないます。
クリス職人にも師弟制度があるそうです。
クリスの展示館から、次の展示館へと移動します。
途中で見かけた彫刻がユニークだったのでパチリ。
次の展示館はプリミティブなモノが多い館でした。
豊穣の神のシンボル、デウィスリの人形。ロンタルヤシの葉から作られています。
瓦屋根の装飾にもデウィスリが。。。
このような素焼きの陶器は、20年位前まではウブドの市場でよく見掛けていましたが、
最近ではめっきり見掛けなくなりました。。。
素朴な素焼きを後にして、最後の展示館へ移動します。
途中で見掛けた石像。日本の七福神の中にいそうな福福しいお顔とお腹です。
こちらの展示館では、古銭など昔のお金にまつわる物が展示されていました。
世界の他の南の島々同様、バリでも昔々は貝などをお金として使っていたのですね。
こちらはお金の神様。中国の古銭を繋ぎ合わせて作られています。
むむ、「JAPANESE COIN」の文字が。
古銭には全く詳しくないうえ、説明書きもなかった為不明ですが、
日本のお金もバリ島で見付かっているようです。
こちらは、見る人が思わず笑顔になりそうな、ユニークな「ピギーバンク=豚の貯金箱」。
昔から現在まで、豚はバリ人にとって「生きている貯金箱」のようです。
と言うのも、豚に人の残飯等を与えて育て(貯金の時期)、
お金が必要になった時に、育てた豚を売ってお金を得るから、だそうです。
3つ目の展示館を見終わって、出口に向う最中に見かけた石像。
重厚な雰囲気が漂う、見事な石像です。
展示館を隔てている門は、一直線上に一列に並んでいるので、
こうやって重ねた状態で写真を撮る事が出来ました。
このバレクルクルは、博物館の入り口、チケット売り場の直ぐ側に建っていました。
角度を変えてみると、彫刻の立体具合がより一層際立ちます。
このバレクルクルに施された沢山の彫刻の中に、ガネーシャのような鼻の長い生き物を発見!!
凝った彫刻が沢山ある建物を見る時は、隠れたナニかを見付ける楽しみもあるんですよ。
皆さんも是非探してみては如何でしょうか。
因みに、遠くにある彫刻をじっくり見たい時などは、カメラのズーム機能を使うと便利です。
是非お試し下さいね。
「バリ博物館」如何でしたでしょうか。
「バリ博物館」に興味を持たれた方、行ってみたいと思った方は、
バリ王のオプショナルツアー『バロンダンス鑑賞とデンパサールツアー』がございます。
または、バリ王の『日本語ガイドと専用車チャーター』をご利用になり
「バリ博物館」見学をチャーターの中でリクエストして頂くことも可能です。
詳細については、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。