はじめまして。バリニー王の嫁、キタと申します。
私がこれから書いていくブログは、
バリ島で生活していく中で出会う、有形無形を問わない対象に向けて、
私個人の独断と偏見で書く、という方法でいこうと思っています。
どうぞお暇でしたらお付き合い下さい。
さて、初回は・・・お米について。
「バリ島のご飯は日本のご飯に比べて美味しくない」と、バリ島に来ている日本人が言うのを時々聞きます。
でも、バリ島のご飯を「美味しくない」と感じるのは、
バリのお米を日本のお米と比べて、
日本のお米を良しとした基準で比べた時に、「美味しくない」という評価になるからです。
バリの土地に受け継がれてきた料理を、バリのお米でこの作ると、美味しい料理になります。
バリの稲作は、昔から1年の内に同じ田んぼで2~3回収穫されています。
1年に1回の収穫で、来年のお米が良く育つように、田んぼを休ませる日本とは根本的に違うのです。
バリにある日本食レストランでは、バリで採れるお米に工夫をして美味しくなるように炊いたり、
わざわざ日本米を使ったりしているところもあります。
せっかくバリに来て、日本とは違った環境の中で過ごすのですから、
「美味しい」と感じる食べ方で、バリのお米を味わって欲しいな、と思うのです。
これはバリ島のお米を使って作った「ナシゴレン・バビ(豚肉入り炒飯)」。
パラッとしたバリのお米に合う料理の代表格が「ナシゴレン(炒飯)」です。
これは豚肉の入った炒飯ですが、鳥肉やエビ・イカの入ったものがより一般的。
(イスラム教徒は豚肉を食べません)
ご飯の色が随分濃いように感じますが、日本の炒飯の味付けとほぼ同じで、辛さはありません。
その土地のお米を美味しく食べる方法は、この土地に受け継がれた食事を試してみなければ判りません。
是非、バリ島で美味しいと思えるお米に出会って下さいね。