目的別に見るバリ島旅行のベストシーズン。時期を選んで最高の体験を｜バリ王

バリ島の平均気温は年間を通して28℃

バリ島は熱帯性気候のため、年間を通して平均気温が28℃と、日本に比べてとても暖かい地域です。バリ島には日本のような四季がなく、代わりに1年の中で、比較的降水量が少なくカラッとしている「乾季（4月から10月頃まで）」と、降水量が多い「雨季（11月から3月頃まで）」の2種類の時期があります。

晴れているときの日差しはかなり強いですが、乾季の場合は雨季よりも平均気温が低く、また湿気が少ないため、日陰のある場所で休む分には、日本のような不快感を感じることはありません。

日本の梅雨とは違う！バリ島の雨季はスコールが多い。

「雨季」と聞くと、日本の梅雨のように長時間雨が降ることを想像する人も多いかもしれませんが、バリ島の雨季に降る雨は、土砂降りが1時間ほど続くような「スコール型」です。

雨季の中でも11月から2月は特に雨量が多いのですが、一時的に降るだけなので、空を雨雲が覆い始めた際には飲食店で休憩するなど、対策をすることで外での観光も十分に楽しめます。また、雨上がりの自然風景は、より生き生きとした生命力が感じられ、乾季とは一味違った感動を覚えることも。

さらに、雨季はトロピカルフルーツの旬の時期でもあるので、このシーズンの旅行はマンゴーやマンゴスチンなどの新鮮な南国フルーツをたっぷりと味わうこともできます。

バリ島旅行におすすめの服装は？

バリ島は一年中温暖な気候のため、基本的にはどの時期も日本の夏を過ごすような服装でかまいません。ただ、乾季の場合は朝晩の寒暖差が大きい日もあり、特に夜には日本の秋頃のような気温になることもあるため、薄手のアウターを持っていると便利です。

また、羽織ることでバリ島の強い日差しからも肌を守ってくれますし、現地のお店によっては冷房の効きすぎで寒い思いをすることもあるため、年間を通して旅行の際は持ち歩くことをおすすめします。万が一持って行くことを忘れてしまっても、現地のデパートなどで手軽に購入できるので、その際はぜひ楽しみながら、お気に入りの一着を探してみてはいかがでしょうか。

サーフィンは一年中ベストシーズン！雨季ならではの波も

バリ島は、初心者から上級者まであらゆる人が一年中サーフィンを楽しめる、まさにサーファーにとっては楽園のような場所です。暖かい気候なのはもちろん、乾季と雨季によってベストな波のスポットが異なるため、どの時期に訪れても良い波に乗ることができます。

乾季にはバリ島下部の西側（ウルワツ、クタ、レギャン、チャングーなど）、雨季には東側（ヌサドゥア、サヌール、クラマスなど）に良い波が立つので、旅行可能な時期や、自身のサーフィンのレベルに合わせて場所を選んでみてはいかがでしょうか。

一方、サーフィンを始めて日の浅い人であれば、バリ島西側のクタがおすすめです。海底が砂になっているエリアのため、岩場のあるポイントよりも安全性が高く、浅瀬で練習することもできます。

スキューバダイビングのベストシーズンは乾季

スキューバダイビング好きの人で、ある程度経験があり、こちらを目的に旅行をする場合は乾季がおすすめです。

バリ島のダイビングスポットはいくつかありますが、中でもペニダ島は世界中からダイバーが集まる人気の場所です。ペニダ島には乾季限定でマンボウに出会えるという大きな魅力があります。

ただし、周辺は波の流れが早く、初心者は海の中を進むことが難しいため、経験が浅くてもスキューバダイビングに挑戦したい場合は、バリ島下部の東側にあるサヌールやヌサドゥアといった地域をおすすめします。

こちらのスポットは初心者の人やブランクのある人でも安心して参加できるほか、街からも近いため、「あまり時間はないけれど、ダイビングに挑戦したい」という場合にも気軽に楽しむことができます。

マリンスポーツも時期を問わず楽しめる

バリ島ではサーフィンやスキューバダイビングだけではなく、パラセーリングやジェットスキー、シュノーケリングなど、数多くのマリンスポーツで遊ぶこともできます。

雨季にアクティビティを行う際の気になる点として、突然のスコールで濡れてしまうことを挙げる人もいるかと思いますが、マリンスポーツは基本的にほとんどが海上で行われるため、必ず水で濡れてしまいます。そのため、そもそもスコールでびしょびしょになってしまうことを気にする必要がなく、一年中楽しめます。

なお、マリンスポーツの中には、ドルフィンウォッチングや、顔を水に濡らさずに水中遊泳ができるシーウォーカーなどのアクティビティもあるため、海水が苦手な人でもバリ島の海を堪能することができます。

ゴルフのプレーを中断せずに進めたいなら乾季がおすすめ

バリ島でのリゾートゴルフの魅力は、何といっても大自然を眺められる雄大なロケーションと、初心者から上級者まで、誰もが楽しむことができるコース設計、そしてサービスの良さです。

バリ島のゴルフ場では、プレーヤー一人に対してキャディが一人付くため、プレー自体にしっかりと集中することができますし、一組目がプレーをスタートしてから次の組がプレーを開始するまで、日本のゴルフ場よりも長い10分以上の間隔を空けており、他の参加者と鉢合わせすることなくゆったりと楽しめます。

ゴルフ場までのアクセスも良いため、雨季であってもスコールが降りにくい午前中までにホールアウトできることもありますが、万が一雨に遭遇した場合は、グリーンから出て待機をしなければなりません。プレーを中断することなくスムーズに楽しみたい場合は、乾季に訪れることをおすすめします。

フィッシングは通年可能！ただし天候次第では船の揺れも

バリ島周辺の海では、鯛やマグロなどの日本でもなじみのある魚のほか、マヒマヒやバラクーダといった巨大魚のフィッシングにも挑戦できます。

フィッシングには、主にサンゴの周りに集まる小さめな魚を釣る「コーラルフィッシング」と、船に乗って大物を狙いに行く「トローリング」の2種類があります。オプショナルツアーの会社によっては、いずれも10才程度から参加できるプランもあり、年間を通して行われています。

そのため、家族で旅行をした際には、思い出作りに船でトローリングに挑戦してみるのもいいかもしれません。ただ、天候によっては波が激しく、船が大きく揺れてしまうこともあるため注意が必要です。

パワースポット・遺跡めぐりは年中魅力的！雨期のウブドは幻想的に

独自の信仰や自然観が織りなす神秘的な文化から、「神々の島」とも呼ばれるバリ島には、多数のパワースポットや遺跡が存在します。

特に人気の高い観光地としては、断崖絶壁に建てられた、迫力あるケチャダンスと夕陽が楽しめる「ウルワツ寺院」や、聖なる水が湧き出る寺院として有名な「ティルタ・ウンプル寺院」などがあります。このティルタ・ウンプル寺院があるウブド周辺エリアは、特に自然が豊かな場所としても知られ、スコールに濡れた幻想的な自然風景を見るために、わざわざ雨季を選んで訪れるファンもいます。

「インスタ映えスポット」としても話題となった棚田「テガララン」もウブド周辺エリアにあるため、晴れの日とは違った雨上がりの神秘的な光景を見るために、あえて雨季に訪れてみるのもおすすめです。

バリ島観光の注意点！雨上がりの水溜り・滑りには気をつけて

時期を問わずさまざまな表情を見せてくれるバリ島ですが、観光の際には雨が降った後の水溜りに気をつけるようにしてください。

特に雨季には、スコールで道端に水溜りができることが多くなりますが、見た目よりも深さがあり、踏み入ってしまうと危ない場合もあるので、雨が上がった後には足元に気を配って歩くようにしましょう。

また、水溜り以外にも、雨で足場が濡れているために滑ってしまうことや、スコールの際の雷などにも注意が必要です。ただ、必要以上に警戒することはなく、いずれも自然豊かなバリ島だからこそ起こる現象でもあります。

旅の目的や注意点なども考慮した上で、ぜひ自身にとってのベストなタイミングでバリ島旅行を楽しんでくださいね。

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