バリ島の最南端、ウンガサン・エリアの断崖絶壁の上に2008年にオープンにしたカルマ・カンダラ。
2ベッドルームから5ベッドルームまで、すべてがプライベート・プールを持ったヴィラ・タイプの部屋が、
インド洋を見渡す絶景の地に建ち並んでいます。
カルマ・グループはイギリスの富豪が立ち上げた比較的新しいホテル・ブランドで、マネジメント陣の多くが
アマン・グループ出身ということもあり、プライバシーを重視したラグジュアリーなホテルの経営を得意としています。
バリではカルマ・ジンバランに続き、2軒目のホテルとしてウンガサンにオープンし、何と言っても
紺碧の海を臨む絶景と、バリでは珍しい専用のビーチクラブを持っているところが特徴的です。
それではホテルの中を拝見しに行ってみましょう~。
空港からひたすら南、南と進んだ先にあるラグジュアリー・リゾート、カルマ・カンダラに到着です。
比較的地味な印象のロビーですが、驚きはここから始まっていくんです。
後でそのギャップに驚かされるはず。
それでは敷地の中へと進んでいってみましょう。
ロビーの近くにある噴水。
まずはキッズクラブからご紹介。
2~12才までのお子様が利用可能なキッズクラブ"3モンキーズ"は客室のヴィラを
改造したような作りなので、まるで自宅で遊んでいるよう。利用時間は9:00~18:00まで。
庭にあるキッズクラブのプールも元々深い客室用のプールを利用しているため、
水深を浅く設定。また落下防止のために、周りには柵が張り巡らされています。
ホテルの敷地内はすくすく育った緑が木陰のトンネルを作り、 明るく反射する白い石灰岩の道に影を落として、清々しい雰囲気。 |
それではヴィラの中を拝見させてもらいましょう。
ヴィラの門は青や黄色、 赤と原色を使ったビビッドな印象。 バリというより地中海かどこかの リゾートに紛れ込んだよう。 |
今回見せて頂いたのはホテルで最も多いタイプの3ベッドルーム・ヴィラ。 入って右に平屋建てのダイニング&リビング棟、 左に3つのベッドルームが入る2階建ての ベッドルーム棟になります。 |
ダイニング&リビング棟に入るとまず目に入るのが大きなシステムキッチン。
冷蔵庫もミニバーなんて呼べないほどデッカイです。
そして大人数でもワイワイ出来ちゃうようなダイニング・スペースがあり、
大理石状の広いスペースに置かれたソファやTV、DVDホームシアター・システム等のある
リビング・スペースが1間に収まっています。まるで別荘のようですね。
全てのヴィラには標準サイズ6mx4m、水深1.8mの大きなプールが付いています。
プールは深いので入る際には気をつけて。
マスターベッドはベッドルーム棟の2階に位置しています。
天蓋付きのキングベッドです。
クローゼットも広々。 |
丸いボウルが可愛らしいダブル・シンクの洗面スペース。 (暗くなってしまってすいません。。) |
洗面スペースには黒いパッケージがクールな オリジナルのバスアメニティーを用意。 |
マスターベッド・ルームにのみ大きなバスタブが付いています。
2階のバルコニーにはゆっくり寛げそうな木製のチェアーとテーブルが。
それでは1階へ移動してみましょう。
こちらも大きなキングベッドの2つ目のベッドルーム。
2つ目、3つ目のベッドルームのバスルームはシャワーとトイレのみになります。 |
3つ目のベッドルームはツインベッド。なので3ベッドルームはキングベッドが2つ+
ツインベッドが1つの組み合わせになります。
敷地の中はバギーの利用も可能ですが、こんな藤棚風の回廊や南国の植物を見ながら
ジャランジャランしながら歩くのも楽しいです。
敷地内にはこんな大きなシヴァ神の彫像もありました。 |
傾斜や起伏を上手く利用して建てられたヴィラ。でもちょっと中が見えちゃいそう? |
24時間利用可能なジム棟。ウェイト器具や有酸素系のマシンまで一通り揃っています。
カルマ・スパの入口。この辺から段々すごいことが始まってきますよ~。
コロンとした大きなソファと天井からぶら下がる円筒状のランプカバーが
ユニークなスパのロビー。
スパのプロダクトはA.W Lakeという化学物質を一切排除したシンガポール産のナチュラル・プロダクト。
レイキやヒーリングを用いたトリートメントやセレブ御用達のオキシゲン・フェイシャルなど、
ここでしか体験出来ないようなスピリチュアルなトリートメントが多いのも特徴。
わずか2室のみのトリートメントルームは絶景を見下ろすすごい場所に建っています。
窓際まで来てみると、うわぁ~!ちょっとちょっとちょっと~!!!ってつい叫んじゃいそうな、 エメラルドグリーンがすっごい綺麗なビーチを一望する場所に建っていることに気づかされます。 こんな景色を見ながらトリートメントを受けられるスパ、バリでは他にないんじゃないでしょうか? |
そしてまたもやすっごい場所をご紹介。この門をくぐると...。 |
さっきのトリートメントルームの隣に位置するオープンエアのジャグジー。
この絶景を見ながらジャグジーに入れるなんて最高~!奥にある木製の小屋はサウナです。
これまたバリで一番の絶景にあるサウナじゃないでしょうか?
スパのトリートメントルームとジャグジーから見える景色。バリの海は綺麗じゃなーい、なんて誰が言った?
って思うほど澄んだビーチ。バリのベストビーチにも選出されたこともあるこのビーチは
リゾート内を通らないとアクセス出来ないため、秘境感がいっぱいです。
サウナ側から見たジャグジー、スパのトリートメントルーム、そしてその後ろに
見えるのがメインレストランのディ・マーレ。全てが絶景の見える場所に建てられています。
これまた遮るものもなく、すご~い景色が広がるメインプール。
ディ・マーレの下に位置する半円状のインフィニティープール。
ここから階段を降りて一段下がったところには小さな子供用のプールもありました。
そしてメインレストラン、ディ・マーレ。180度絶景が見渡せるような開放的なつくり。
白と水色のテーブルやチェアー、テーブルクロスが爽やかな印象です。
潮風が吹いてきて、最高に気持ちのいいレストランです。
宿泊客だけではなく、外からのお客様もアクセスしやすいようにと、
メインロビーとは別にディ・マーレ専用のエントランスを持っているほど人気のレストラン。
以前は同グループのカルマ・ジンバランにあったのが、こちらのホテルがオープンしたと同時に移動してきました。
奥のガラス張りのスペースはワインセラーにもなっています。
ディ・マーレのお薦めは地中海料理とシーフード。そして何よりこの景色が最高のご馳走だったりもします。
一番海に近い席からはこんな景色を眺めることが出来ます。
あまりの絶景に、言葉がなくなっちゃうほどです。
そして最後にご案内するのが、これまた最高にかっこよくて気持ちのいい場所!
人にはお薦めしたくない、でも黙っていられない!そんな隠れ家ムード満点の場所へご案内~。
そちらの場所まではこの小型のケーブルカー "ヒル・トレム"に乗って。 |
うわぁ~!海がどんどん近づいてくるってばぁ~!!! と興奮度MAXになってくるこの乗り物。 子供だけじゃなく、大人の好奇心もバンバンくすぐる乗り物で、ビーチへアクセスします。 |
ビーチが見えてきました!手前に見える茅葺の屋根はナモス・ビーチクラブです。
ビーチへ到着すると、ナモス・ビーチクラブの入口にはショット・タイプのウェルカムドリンクが。
さぁさぁグイッといっちゃいましょう!もちろんジュースですけど。
あんな高いところから降りてきたんだ~?な、景色。
左上の2つの家みたいなのがスパのトリートメントルームです。
ちなみにディ・マーレからビーチまでのケーブルカーの高低さは40m...!!
木や藁、竹などを使ったとってもナチュラルな外観のナモス・ビーチクラブ。
おしゃれな海の家とも言えそうなこのレストラン、南国の景色にピタッとはまっています。
キッチンやバーも備わっていて、ランチはディ・マーレ同様地中海料理、
ディナーはアジアン料理をご提供。利用時間:10:00~23:00
満月の夜にはフルムーン・パーティーも開催され、DJが登場したりと盛り上がること半端ナシです!
竹製の屋根の隙間からこぼれる陽射しが午後のまったり感を一層際立たせます。
この景色。もう言葉はいらないですよね?時計なんか投げ捨てて、
携帯なんか放っておいて、ただただこのレイジーな時間に身を任せましょう。
ビーチ沿いに並ぶパラソル。
そしてその奥にはカバナも。ビーチではシュノーケルやカヤック、ビーチバレー、
ボディボードなどのアクティビティーがあります。
ただ足場が岩場になっている場所があるので、海へ入る際は気をつけて。
主なカテゴリーが3ベッドルーム・ヴィラと少々使いづらい感じはしますが、
使わない部屋に鍵をかければ1ベッドルーム、2ベッドルームとして利用することも可能。
また大人数での旅行や、家族、グループでの記念旅行など、人数で割ってしまえば
実は思ったよりリーズナブルに使えるなんてことも出来ます。
2ベッドルームまでのお部屋は色々なホテルでも見かけますが、最大5ベッドルームのヴィラと、
他では滅多に見かけないような大部屋なカテゴリーもあったり、用途や人数に合わせて利用出来そう。
またバリ随一の絶景を誇るレストランやスパ、ビーチクラブと、非日常を思う存分体感出来る
ロケーションがこのリゾートの特徴とも言えます。周りにレストランやブティック、コンビニなんかは
ありませんが、不便さを嘆くのではなく、日常から隔離された世界で、どっぷり時間やお金の概念を忘れて
のんびり過ごすのが、このリゾートでの正しい過ごし方ではないか、と思います。