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バリ島 インドネシア料理の代表「サテ」は炭火焼きが最高!

投稿日:2020年11月06日(金)

バリ島を特集している旅行雑誌やガイドブックのお食事の紹介コーナーで、きっと誰もが一度は目にしたことがあるインドネシア料理の「サテ」。

一般的なサテは鶏肉が使われていますが、ローカル(特に男性)には滋養強壮に効くと言われているヤギ肉のサテも大人気です。

今回は、日本の焼き鳥と良く似ていて日本人の口にも合う「サテ」が美味しいと評判のローカル屋台兼ワルンを覗いて来ましたのでご紹介したいと思います。

サテが美味しいと評判の屋台がある場所はバリ島の首都、デンパサール。デンパサールはバリ島の商業の中心地で、政府関係の役所をはじめ、庶民の台所でもある大きな市場や、生地の卸問屋が集まっている通り「ジャラン スラウェシ」なども有名ですが、その中心地からは少し外れた、ローカルの住む住宅やアパート等が沢山建ち並ぶ住宅地エリアです。

美味しいと評判になるサテの屋台には、まず間違いなく「MADURA」という文字が書いてあります。この「MADURA マドゥラ」とは、マドゥラ島 の事で、ジャワ島の北東に位置している大スンダ列島に属するインドネシアの島の一つなんです。サテの屋台はこのマドゥラ出身の人が経営しているものが多くて、味もとっても美味しいんですよ。

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デンパサールの街中に出ているサテの屋台でマドゥラ以外の地名が大きく書かれた屋台はまだ見た事が無いので、バリ島にあるサテの屋台はマドゥラ風が最多且つ最高なんでしょうね。

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屋台の前に置かれた簡易テーブルに座って、もくもくとサテを食べているバリ人男性二人組。この屋台の後ろにもちょっとしたテーブルとイスが置かれていて、中で食事をしていたのは女性の二人連れでした。夜とはいえ、裸電球の明かりの下、屋外の通りに面した場所で堂々を食事をするのは女性にはちょっと勇気が必要なのかもしれません。

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サテなどの屋台は、大体夜7時くらいから営業を始めます。このサテの屋台も毎日夜7時過ぎに始まって、食材が売切れたら店仕舞い。定休日は不定休なので、「今日はサテが食べたいな~」と思って出かけたらお休みだった、なんてこともしょっちゅうです。

 

これが仕込み途中のサテです。この日仕込んでいたのは全部鶏肉でしたが、ヤギ肉のサテもあるんですよ。

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仕込みが終わった状態のサテがこちら。炭火で焼く前にタレを染み込ませているのは焼き鳥にそっくり。でも、串に刺さったお肉の大きさは日本の焼き鳥の半分くらいしかないので、とってもちっちゃいです。

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サテの焼きを担当するのは屋台主のご主人。注文が入る度にせっせと焼いています。屋台の内側で注文に合わせて慣れた手つきで準備をしているのは奥さんのようです。

サテは専用のうちわで仰ぐのが昔ながらのスタイルですが、人気のサテの屋台ではうちわでは時間が掛かり過ぎて焼きが追い付かない為、こんな風に扇風機の風を利用しています。

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真っ赤に焼けた炭の上で、タレの香ばしい香りを立たせながらサテが焼きあがっていきます。鶏肉のサテの相場は1本1,000ルピア。お客さん達は10本単位で買って行きます。

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ご主人に許可を取って屋台の内側も写真に撮らせて貰いました。左には焼く直前のサテ、茶色い紙の上にはピーナツを潰して作ったサテ専用のソースの準備をしています。

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バナナの皮に包まれているものは「ロントン」と言います。日本のちまきによく似ていています。ロントンはご飯の代わりとしてサテのソースを付けて食べるんですよ。隣のビニールに入ったオレンジ色のものは持ち帰り用に包んだサンバルです。辛いサンバルがなくちゃインドネシア料理とは言えません。。。笑

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そして、もう一品、サテと切り離せないのが「GULE グレ」という名前のスープです。グレはヤギ肉を使ったスープで、ヤギ肉のサテを売っている屋台では必ずセットで売っています。お持ち帰り用にすると、2~3人前の量で大体25,000ルピア位です。

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屋台では落ち着いて写真を撮るのが難しかったので、お持ち帰りにしました。。。。まずはヤギ肉のグレをご覧下さい!

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サンバルを入れないで食べるグレはほんのり甘みがあって、煮込まれて柔らかくなったヤギ肉も全く臭みが無くて美味しかったです。

 

主役のサテはこちら! サテの色が茶色くて、更に茶色い紙に包まれているのであまり美味しそうには見えないですが、最近食べたサテの中では一番の美味しさでした。(そう言えばグレも茶色。。。茶色って食事のそれ自体がどんなに美味しくても、全然美味しそうに見えない色なんですね。。。)

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焼きたての熱々のサテと熱々のグレを屋台で食べるのは、屋外という野性味(?)も魅力的でとっても美味しいのですが、屋台で使っている食器類などの衛生的な面であまりお勧め出来ない、というのが在住者としての本音です。でも、サテやグレを楽しむなら、出来上がったものをお持ち帰りにしてホテルのお部屋で食べたりするのはアリだと思いますので、機会があればお持ち帰りでお試しになってみては如何でしょうか。

 

 

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