バリ島には世界各国のお料理が楽しめるレストランが沢山ありますが、
実はインドネシア国内でも、地方によってお料理はかなり違うって、ご存知でしたか?
インドネシアは主要となる島「ジャワ」「バリ」「スマトラ」「カリマンタン」「スラウェシ」「パプア」と、小さな島が集まって出来ている二大諸島「マルク諸島」と「ヌサ・トゥンガラ諸島」、そして、約17,000以上もの島々から成り立っていて、国内でもジャワ島とバリ島では1時間の時差がある、とても大きな国なんです。
って聞いても、なんだかピンときませんよね?
えーっと、インドネシアはものすごい数の島々から成り立っている国で、各島の間も結構離れているのですが、海上の交通手段となる船も先進国のような最先端のものはあまりないのと、飛行機も毎日飛んでいる訳ではない、ちょっと不便な点もあります。 ですので、20年位前には、大統領選の選挙結果がハッキリするまでに約1ヵ月間も掛かってしまった事があります、と言うとなんとなく国の広さが分かり易いかな?
さて、日本でも関東と関西ではお料理の味付けが全然違うように、インドネシアでも料理の味付けは地域によって大きく異なります。
例えばジャワ島では、首都のあるジャカルタと古都ジョグジャ、商業が盛んな地区のバンドゥンやスラバヤなど、ひとつの島の中にあってもそれぞれの都市によって味付けや好みが全然違うんです。
今回は、数多くあるインドネシア料理の中でも、比較的日本人の舌に合いやすいジャカルタのお料理が食べられるカフェに行ってきましたのでご紹介したいと思います。
行った先は、モルバリギャレリアの正面入り口前にある「Kafe Betawi カフェ べタウィ」。
べタウィとは、ジャカルタをジャカルタと呼ぶ前の時代の呼び方なんですよ。
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ニューノーマルの案内と入り口に置かれたメニュー。テーブルの中央にはアクリル板が置かれていました。
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ニューノーマルで隣の席に座らないようにする為に置かれたメニュー。実際に注文する為に見るメニューは、デジタルメニューを携帯に読み込んで見るようになっていました。文字だけでなく食べ物の写真があるとメニューの感じが分かり易くて良いですね~。左側は「アシナンサユール」と言うお野菜メニューのようで、右側はなんだろ?麺かな??。
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このメニューは、左側がオックステールスープ。現地での名前は「ソプ・ブントゥット」と言います。右下は日本人の方も大好きなインドネシアの焼き鳥「サテ」ですね。
かき氷風に見えるのはインドネシアで好まれるスイーツで「エス・テレール」と言います。日本のかき氷に比べるとかなり粗い氷に南国の果物が入って甘~-シロップが入っています。
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食事をオーダーした後に出てきたのがハンドサニタイザーと自家製サンバル、そして密封されたフォークとスプーン、紙ナフキンでした。
今の時代、カフェであってもニューノーマルの対応が出来ていないと営業出来ないですからね。。。
店内は半オープンなので密の心配はありません。
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では早速注文したメニューをご紹介させて頂きますね。
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これはジャカルタ風ヌードル「ミー・テッテッ」。いつも食べている麺メニューに比べると、太麺で柔らかめの食感です。そして、ジャカルタの味付けは甘いのが特徴です。これは思ったほど量がありませんでしたのでペロッと完食。 真ん中に見える茶色いものはインドネシア料理には欠かせない「バワンメラ(エシャロット)」を揚げた薬味のような役割のもの。香ばしくて美味しいですよ。
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こちらはインドネシア料理でお馴染みの「ガドガド」。
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ガドガドは温野菜をピーナツソースで和えた一見サラダのような食事なのですが、中に入っている「ロントン」と呼ばれるもち米を蒸して作ったご飯替わりのものが入っているので、この量でもかなりお腹いっぱいになるんです。手前に見えているキュウリに左上と右下を挟まれているおもちっぽいのがロントンですよ。
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