今回は、バリ島の普通の庶民が毎日食べているような、完全なローカルのお昼ご飯をご紹介したいと思います。
厚みの薄いざっくりと編まれたお皿 (?) の上に、食事に使う専用の紙を敷き、
その紙うえにご飯と自分で選んだおかずをのせるインドネシアの「ナシ・チャンプル」
チャンプル=混ぜる、ナシ=ご飯。
ご飯の上にそれぞれ自分で選んだおかずをのせててもらう仕組みです。
まずはジャワ島の味が楽しめる「ワルン・ジャワ」のナシチャンプルからご紹介します。
正面の大豆を使ったおかずは「テンペ」と言います。
発酵させた大豆である「テンペ」は、日本でも健康食品として人気が高いですよね。
時計の12時の部分にあるお野菜は、「サユール・ジュパン」と言う野菜。
「サユール」はインドネシア語で「野菜」、「ジュパン」はインドネシア語で「日本」のこと。
直訳すると「日本の野菜」となりますが、日本から輸入している訳ではありません。
ウリのような食感で味が染み込みんで美味しいです。
私のお気に入りのおかず、「テンペ」と「ビーフのスパイス煮込み」はほぼ毎回いただきます。
この日はナス炒めがあったので初めて選んでみました。
真ん中の四角いものは「タフ」と呼ばれるおかずで日本の「厚揚げ」に良く似ています。
このおかずも味が染み込んで美味しいんです。
この日はミーゴレンをおかずとして選びました。
ミーゴレン=炭水化物、更に、ご飯=炭水化物なので、ダイエットには不向き(苦笑)。
ミーゴレンがおかずになるのか??と思った時期もありましたが、今では全く抵抗感がありません。
時々お皿に乗せたおかずとご飯に添えられている赤色のソースのようなものが「サンバル」。
香辛料と唐辛子、にんにくなどをオリジナルで混ぜ混ぜした辛いソース。
おかずの味付けで辛さが足りない、と感じた時には、このサンバルソースで辛さをプラスします。
こちらは先にご紹介したワルンとは別のワルン「ワルン・バリ」のご飯。
「ワルン・バリ」と「ワルン・ジャワ」の最大の違いは、と言うと、
「ワルン・バリ」のおかずにはほぼ100%豚肉が使われていること。
勿論、豚肉以外のおかすも豊富で、安くて美味しい鶏肉も多く使われます。
中でも豚を使った自家製のソーセージは、脂が多いけどやめられない美味しさ。。。
豚の他には、甘辛くした小魚や野菜、ピーナツ、
そして「サンバルマタ」と呼ばれる生のチリとエシャロット、レモングラスを和えた特定サンバルがなどが盛られています。
日本だったら、サラリーマンや学生用の「日替わりランチ」などがありますが、
作り置きのおかずを温かいご飯に乗せるのが主流の、バリ島の一般的な食堂である「ワルン」では、
毎日のおかずにあまり変化が'ないので、好きなおかずを選んでしまうと、
毎日あまり変わり映えしない盛り合わせになっているのが良く分かります。。。
以前にもご紹介しましたが、ローカルのワルンでは衛生状態のあまり良くないお店もありますので要注意。
人気のあるワルンになると、ローカルよりも外国人観光客の姿の方がが多い、なんているワルンもあります。
日本のガイドブックにカラー写真入りで載るようなお洒落なワルンもあったりするので、
好奇心旺盛な方で、尚且つ辛いモノが大丈夫な方は、
バリ島ご滞在中に一度チャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。