バリ島では、今でも早朝に市場や市場から仕入れてきた生鮮食品を売っているお店に、
お母さんやお父さんが毎日の食糧の買い出しに行くのが一般的ですが、
毎日会社勤めで忙しく働く人達にとっては、
早朝の時間を買い物に充てる事は容易でなことではありません。
バリ島には日本のように時間通りに動いてくれる便利な公共の交通手段というのは無いので、
仕事に行くには自分のオートバイで出掛けるという人が大半で、
自宅から勤務地までの距離が離れている人も沢山います。
そんなローカルの人々の忙しい毎日を陰ながら支えているのが、ローカルの為の食堂「ワルン」の存在。
ワルンでは、毎日大きな炊飯器で大量にご飯を炊き、沢山のおかずを並べて働く人達のお腹を満たしてくれます。
そんなローカルご用達のワルンがバリ王のラウンジのすぐ近くにオープンしていたので、
今回はそのワルンのご飯をご紹介したいと思います。
「レッマドゥンおじさんのワルン ジャワ料理」と書かれた緑色の看板。
その下には調理し終わったばかりのおかずが並べられています。
ジャワ料理はバリ料理に比べて甘い味付けの事が多いですが、それでもインドネシア料理の特徴である沢山の唐辛子を使うので、ナメテかかってはいけません。
これが「ナシチャンプル」と呼ばれるローカルご飯で、昨日食べました。
ナシ=ご飯、チャンプル=混ぜる で、好みのおかずをご飯の上に乗せていただきます。
ご飯の上にのっているのはミーゴレン(焼きそば)。インドネシア人はミーゴレンが大好物です。
ミーゴレンの下に見えるのは、このナシチャンプルのおかずの中では一番高価なぎ牛肉の煮付け。
同じ盛り付けのご飯を反対側からみたナシチャンプルはこんな感じ。栄養に気を付けてお野菜とテンペ(大豆)も入れて貰います。
もうちょっと角度を変えたのがこちら。イワシを丸ごと揚げたものも入れて貰いました。
そして、こちらは今日のナシチャンプル。おかずを変えてみました。
お野菜の上に乗っているのは、とうもろこしで作った「ブルクデール」と呼ばれている揚げ物で、その隣は厚揚げの甘辛煮。
昨日と今日のナシチャンプルは、アイスティー(無糖)を付けて20,000ルピア。日本円で約160円位です。
ワルンのおかずの美味しい・マズイは、料理を作っている人の腕と味覚に掛かっていますが、
このジャワ料理のワルンは野菜のおかずにたっぷりの唐辛子を使うのが好きみたいで、野菜のおかずは結構辛かったです。
2日間続けて通っただけですが、ちょっと飽きちゃいました。
それに、塩分が多そうなので、血圧も心配です。(苦笑)
衛生的な面から考えると、旅行でお越しになられた皆さんにはおススメ出来ませんが、ローカルご飯にチャレンジをしたい!という方は自己責任を前提として楽しんでみては如何でしょうか。