皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、今回はバリの日常的な風景を皆さんにご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、私も初めて訪れたバリ島南部のムングウィにある
「プレレナンビーチ」です。
プレレナン・ビーチは、サーフィンで知られているチャングービーチよりも
もう少しタナロット寄りにあるビーチで、まだ外国人観光客の数は多くありません。
それでも、約7年ほど前までは細くてなーんにも無かったビーチに続く道路沿いには、
ピザが売り物の外国人向けのカフェが出来ていたり、
道路の舗装状態が良くなっていたりと、開発の兆しが窺えました。
プレレナンビーチはタナロットに向かう道路に出てくる道路標識に従って左折した後、
しばらく行った突き当たりにあります。
ビーチには車用の駐車場は無いので、突き当たりまで行く手間で路上駐車をしますが、
オートバイの駐車場はあるので、オートバイは突き当たり手前で駐輪料金を支払います。
ズラリと並ぶオートバイの数の多さは、このビーチがローカル庶民に人気があることの証拠。
ビーチに入るゲートの左右には、出来たばかりの真新しく綺麗なバリ人の像が建っています。
向かって左はグンダンと呼ばれるバリの太鼓を演奏している男性、
向かって右はスリンと呼ばれる笛を演奏している男性。
その後ろには、それぞれ美しい女性の踊り手が花を添えています。
そして、このプレレナンビーチのシンボルである高さ12メートルもある大きな石像は、
顔が象で身体が魚という「ガジャミナ」と呼ばれる生き物の背中に、
ヒンズー教の海の神様であるバルナ神が乗っています。
顔が象で身体が魚という何とも不思議な生き物は、バリ島で初めて見ました。
この時は丁度干潮で、石像の周りにある石段やその下に腰掛けて、
仲良く歓談している家族連れやカップルが多かったです。
ローカル庶民の憩いの場でもあるビーチには、
昔「カキリマ」と呼ばれていた屋台よりも、もう少し小さい出店が沢山出ていました。
ミートボールの入ったインドネシアのスープ「バッソ(バクソ)」を売っている出店は、
オートバイの荷台に載せられています。
子供向けのカラフルなポップコーンやおもちゃを売っている出店も移動はオートバイ。
フライドポテト、ソーセージ、ナゲットを売っている出店の店番は若い男の子で、
お客さんも子供が大半のようでした。
そして、ビーチの出店の定番と言えば、何と言っても焼きとうもろこし。
私も1本10,000ルピア(約85円)で購入しました。
バリ島の焼きとうもろこしには、甘くて辛いソースが付いています。
見た目よりも結構辛いので、お子様や辛いのが苦手な人はご注意下さい。
時刻は夕方の6時半近く。通常は徐々にサンセットが始まる時間ですが、
この日は雲が多くて残念な空模様。
雲も多くなって来たので帰る事にしてゲートに向かうと、
来た時にはまだ無かった車両を改造して飲み物を売っているお店がオープンしていました。
昔はクタビーチでも屋台で売られていた飲み物が、
今ではこんなにモダンな売り方になっていてちょっとビックリ。
プレレナンビーチのガジャミナに乗ったバルナ神の像は、夜になるとライトアップされるようなので、
暗くなってから、このビーチで静かに飲む人が居るのでしょうね。