皆さん、こんにちは。 バリにー王の嫁、キタです。
今も昔も、バリ島で一番多くの人が楽しむスポーツと言えば、やっぱり『サーフィン』ですが、
皆さんは'『サーフィン』と聞くと何を思い浮かべますか?
キラキラした夏、 椰子の木がそよぐ南国、
昔映画にもなったような、大きなチューブ状の波から抜け出て来る
日に焼けたサーファーのカッコいい姿・・・
それでは、『プロサーファー』と聞いて、貴方は一体どんな人物を想像しますか?
昔のプロサーファーの映画、「Big Wave ビッグウェイブ」(ちょっと古い)に出て来るような、
陽に焼けた褐色の肌に、長めの髪の毛で、
真っ青な海に立ち上がる大きな波に果敢に挑戦する、体格の良い男性・・・
こんな感じが一般的な想像ではないでしょうか。
今回、ご縁があってプロのサーファーという方に初めてお会いする事になったのですが、
とある日本食屋さんで「こちらの方はプロサーファーです」と紹介されたのは、
よく陽に焼けた小柄な青年でした。
彼の名前は「和井田理央 わいだりお」君。 来月7月から高校3年生になる17歳。
(インドネシアの学校の進級は7月からなんですよ)
彼はインドネシア人のお父さんと、日本人のお母さんを持つバリ島在住の青年で、
日本のプロサーファー試験に若干15歳の時に一発合格した、
プロ2年目のサーファーなんですって。
サーフィンを見るのは好きですが、詳しいことは全く分からない素人だし、
そもそも和井田理央君のことを全く知らなかったので、
まずは自己紹介代わりにインタビューさせて頂いちゃいました。
Q. サーフィンを始めたのはいつ?
A. 5歳の時です。
Q. サーフィンを始めたきかっけは?
A. 元々両親がボディボードをやっていて、小さいころから一緒にビーチに行ってました。
小さい時は弟と2人で砂浜で砂遊びをしてたんですけど、
5歳の頃、ボディーボードに乗って遊ぶようになったのをきっかけに、
両親が僕の為にサーフボードを買ってくれたんです。
Q. 兄弟は?
A. 3歳違いの弟がひとりいます。弟のサーフィンやってます。
Q. いつもはどの辺りでサーフィンしてるんですか?
A. パドマです。
Q. 学校とサーフィンの両立って難しくないですか?
A. 学校が終わると、家に帰ってから直ぐにサーフィンしに行きます。
大体夕方の4時くらいから暗くなる6時くらいまでかな。
宿題が多い時は大変です。
Q. 好きな食べ物は?
A. お寿司が好きです。まぐろとサーモンが特に好き。
日本語を丁寧に選びながら、真剣に答えてくれる理央君。
お箸の持ち方もちゃんとしてました。
15歳の時に日本のプロサーファー試験を受けた時の話を聞くと、
理央君はその試験当日の一番最初にサーフィンをしたそうですが、
ナント、ヒート1で合格得点の12ポイントを獲得、
そのままプロの認定を受けちゃったんだそうです。。。
プロ試験って、そんなに簡単に受かるものなんですか?と、ご一緒にいらっしゃった
いつも理央君を影から支えていらっしゃるお母さんに聞いてみると、
「いえ、その日は理央の他に合格者はいなかったと思います」とのお答え。
やっぱり、両親の血を受け継いでるようですね。
ニッコリ笑顔でサーファースタイルのピースサインをくれた理央君。
インドネシア人と日本人両方の血を受け継いだ理央君の今の目標であり、
必ず叶えたい夢は、4年後に開かれる五輪への出場。
「夢に向かって頑張りますので、応援宜しくお願いします!」
和井田理央君が目指しているサーフィンで五輪出場への道、
バリ王も理央君の活躍を期待しつつ、応援したいと思います!