皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
皆さんもご存知の通り、
手頃でカジュアルなバジェットホテルから、最高の贅沢を味わえるラグジュリークラスまで、
バリ島には数え切れないくらい沢山のホテルやヴィラがあります。
私もたまにバリ島のガイドブックを見て、
「こんな場所に行けたら素敵だなぁ」
「こんな場所に行ってみたいな・・・」 と思うのですが、
なかなか時間が取れず、結局どこにも行かないままになっていました。
が・・・
ようやく時間を作って暫く振りにお出掛けしたは、
バリ島の中でも最高級のラグジュリークラス、『ブルガリ・リゾート・バリ』 (以下、ブルガリ)。
でも、正直に言うと、あんまり乗り気じゃなかったんです。。。
・・・実際にその場所へ行くまでは。
ブルガリへは、南部中心地からは約1時間程度。
ジンバラン地区からだと大体40分掛からない位で到着出来ます。
ブルガリのバーは、8.5ヘクタールの敷地の一番端っこにあるんです。
左手に見えているのがバーの建物で、その先には180度インド洋の水平線。
バーの建物は、バリらしい茅葺の屋根に、壁の無いオープンエアー。
『ブルガリ』のジュエリーって、繊細で大胆なデザインで、
繊細な職人の技が光る、とっても華やかなハイジュエリーよね。。。
そんなブランドが手掛けたバーって、さぞかし絢爛豪華なのかしら・・・
と、一人で勝手な想像を膨らませて、
「そんなところに行っても落ち着かないよなぁ」と考えていただけに、
ちょっと肩透かしを食わされた感じの建物です。
近くで見ると、ますます創造していた豪華絢爛さとは掛け離れた様子。
それどころか、スタッフの笑顔と優しい雰囲気が溢れていて、
素朴、というか、そこにいると、空間そのものが心を癒してくれる感じ。
茅葺屋根の高い天井と、インド洋の水平線が見渡せる店内はとっても明るくて、
置かれている椅子やソファもゆったり寛げるシンプルなタイプのもの。
こんな素晴しい景色もさらっと見えちゃいます。
建物の中央にあるカウンターに置かれた、西陽を受けてキラキラと輝くあれこれ。
席についてしばらくして出されたのが、こちらのおつまみ。
おつまみにもバリらしさを感じる、揚げた薄いお煎餅(右端)にサンバルの取り合わせ。
このオリーブ、本当に美味しかった。
爪楊枝でも十分なのに、美しい竹串が添えてありました。。。
「おひとついかがですか?」と声を掛けられて振り向くと、
にっこり微笑んだスタッフさんが、なにやら差し出してくれました。
聞くと、毎日サンセットの頃に一品、バーに来ているお客様へ振舞うのだとか。
この日は魚のつくね焼きとサンバルソース。
串の代わりに使われているのはレモングラスの茎の部分です。
バーを後ろの方(イタリアンレストランのイル・リストランテ)から見ると、
180度広がるインド洋が目の前に広がる様子がよく分かります。
そしてゆっくりと日が暮れていくのです。。。
後ろから見てこれだけ絵になるバーも珍しい。。。(笑)
バーの中に居て、刻々と移り行く空の色や海の色を眺めながら、
ぼーっとするひと時って、とっても贅沢な時間だと思います。
楽しい会話と美味しい飲み物を楽しめる、ゆったりとした大人の空間。
街中の騒音は一切聞こえず、自然の音と抑えたBGMだけがある。
そんな場所をブルガリのバーは提供してくれていました。
一人で勝手に想像して、勝手に苦手意識を持ってしまっていましたが、
「今までここに来なかったなんて、長い間損してたなぁ。」と実感しました。
旅行中は限られた時間の中で、いかにして満足出来る体験をする事が出来るか、
で、満足度が変わると思います。
ブルガリのバーには、大人が満足出来る場所がありますので、
お時間のある方は是非行って見て下さいね。
ブルガリまで行き着くまでのウルワツの道には、
まるで田舎に迷い込んだような景色が沢山あって、
都会ではないバリ島の景色も楽しめちゃいますよ~。