皆さん、こんには。 バリニー王の嫁、キタです。
バリ島の先住民「バリ・アガ」の住むトゥガナン村・その1では貴重な縦横絣・グリンシンをご紹介しましたので、
今回はグリンシンを作っている村の様子をご紹介したいと思います。
トゥガナン村に入るには、入り口で寄付金を納め記帳します。
金額は決まっていませんが、記帳に記入されている金額を見ると、
大体の平均金額は大人一人20,000ルピアです。
寄付金を納めて記帳してから、村の入り口に向かう途中にこんなのどかな水牛の親子がいました。
村の中に入ると、真っ先に目に入るのがこの大集会場。
石の土台に茅葺屋根が特徴の、とても長~い建物です。
なんと、大集会場の前に本物の水牛の親子がいました。
草を食む水牛の子牛。 水牛の大人は毛が無いですが子牛には毛があるんですね。。。
路面は雑草と踏み固められた土と石畳。 この村にはハイヒールは不向きです。
村の道にテーブルを出して営業(?)しているおじさん達。
ロンタルとよばれる葉が紙の代わりの材料。 表面が硬いので、細い彫刻等で刻んで描きます。
静かな村のようす。学校の時間ではなかったので、子供自体が少ないのかもしれませんね。。。
大集会場の次にも集会場が。
「北の集会場」と看板が掛かっていたこの集会場、屋根も柱も随分と年季が入っています。
村の中央にあるまっすぐな一本道をてくてく歩いて行くと、またまた集会場が。
この集会場は先のふたつよりも床部分が低くなっています。
小さな坂を越えると、また別の集会場。 と、集会場の前にカラフルな鶏が・・・
近くにいたおばさん達に「どうしてこんな色をしているの?」と尋ねると、
「見る人を楽しませるためよ」と笑いながら答えてくれました。。。
カゴに閉じ込められたカラフルな鶏を知ってか知らずか、
鶏本来の自然の色の立派な鶏が、路地で餌を探していました。
奥に見えているのが闘鶏場。
手前の建物の前に集まって転がっているのは椰子の実です。
闘鶏場を右に折れると、後ろに山を控えたこんな景色が。
とってものどかな田舎の風景です。 ここには、電柱も電線もありません。
割れ門の狭い扉のついた、塀の高い建物。
この先に寺院があるそうですが、時間が足りず、ここからまた元来た道を引き返しました。
雑草の生える道路。日本昔話に出てくる村のようです。
道の真ん中にあった石の椅子。
民家の前に置かれた、石のテーブルと椅子、そして石臼。
この村は一区切りする毎に少し坂になって高台になっていまそた。
そして、その一区切り毎に集会場が建っていました。
村に入るときには気が付かなかった石造。お供えものが供えられています。
最後に、このトゥガナン村に伝わる伝統行事、ムカレ・カレ(上半身裸の男性同士が、
棘のあるパンダナスという植物で相手の体を叩き合う(戦う)様子が表された石造。
村の中にはなかった電線が、ここで邪魔になりました。。。
トゥガナン村は、本当に静かな村でした。
観光客に対して物売りが声を掛けてくることもなく、
時間さえあれば、もっと奥まで、分かれ道の反対側まで行って見てみたかったです。
バリ先住民の村をゆっくりとお散歩してみるもの悪くないですよ。
でも、村の中に目立った売店などは一切無いので、飲み水は持参したほうが良いのと、
村の中は石畳や舗装されていない道だけなので、足元は歩き易いスニーカーがお勧めです。
時間に余裕があって、昔ながらの村の雰囲気に興味のある方、
是非一度訪れて見て下さいね。