皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、皆さん、突然ですが、歴史や文化遺産は好きですか?
歴史や文化に興味の有る方も、それほど興味は無いという方でも、
世界遺産の遺跡を見ることが出来るチャンスはそうそうあるものではないですよね。
さて、今回はバリ島から日帰りで行けるジャワ島・ジョグジャカルタのプランバナンにある、
壮大なヒンドゥー教の寺院史跡公園のプランバナンの巨大寺院郡にある、
私が心を惹かれた石像やレリーフをご紹介しようと思います。
まず、この堂々とした牛。
訪れた観光客が触れる場所なのか、背中の色がつるつるして茶色くなっています。
ヒンズー教では、牛は神様の乗り物として大切にされているんですよ。
背中に「こぶ」の有る白い牛は、インドではよく見掛けましたが、
バリ島で見掛けた事は無いですね。。。
この壁の装飾はシワ神の祀られている場所の入り口にあったもの。
おそらく深い意味の有る柄なんだろうなぁ~、と想いを馳せてみます。。。
これは階段の真上に飾られているボマ。
寺院を守る役割があり、悪いものが中に入って来ないように見張りをしています。
迫力のある顔ですが、どことなくユーモアのある顔に見えるのは私だけでしょうか。
これは回廊に面した場所の壁のレリーフ。
今回私がプランバナンの中で、一番美しいと思ったお顔の石像です。
・・・凛々しくて、それでいてたおやかで優しくて、口元もとっても上品で。。。
見た瞬間に目を奪われ、暫く見惚れてしまいました。
これは石造ではないのですが・・・
長い年月の中、地形の変化で壁の石にズレが生じてしまっています。。。
大きな石を積み上げて造られた素晴しい寺院が、
このままの姿で永遠にここにあり続けてくれると良いのですが。
最後に、あまり他のひとが見ていなかった場所をひとつ。
神様の背中の様子です。
大きな岩盤が神様の背面。
こんな大きな彫刻は、どれほどの大きな岩を切り出して造ったのだろう、と想像する時、
この背中の面は、どうやって真っ平らにする事が出来たのか?
どんな道具がこの時代にあったのか? どうやって作ったのか??
不思議さと共に、その根気強さと神様を想像した芸術的センスは、
現代人から見ても、素晴しいとしか言い様がありません。
さて、普段、旅行者にあまり焦点を当てられない石像などをご紹介しましたが、
皆さんも自分だけの視点で色々なモノを見てみると、
思いがけない楽しい発見があるかも知れませんよ!!
皆さんにも楽しくてワクワクする発見がありますように!!