皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、今回は旅行者の方々にはあまりご縁の無い場所ですが、
知っておいて損はない、「イミグレーション(入国管理局)」でのお話しをしたいと思います。
インドネシア人がパスポートを作る際は、必要な書類を提出して、
一番最後にイミグレーションでパスポート用の写真を撮ります。
日本でパスポートを作る時にも同じだと思います。
こちら、バリ島のイミグレーションが、ジンバラン地区に新しく移転しました。
服装注意として、イラストでふさわしくないものが示されています。
Tシャツ、ロングパンツ、ワンピースは「OK」。
その下に、禁止のしるしがつけてあるイラストは、
ビーチサンダル、裸足、喫煙、ペット、ビキニ、酒気帯び、ラブラブのカップル。
「靴は何処に行けば買えますか?」と質問する若者。
「買わなくてもそこで借りられるから、借りなさい」と職員。
職員が道の向かい側に出ているワルンの主人(親父)に声を掛けます。
「この2人に靴を貸してやってくれないか」
「はいよ」と、ワルンの主人が言ったかどうかは定かではありませんが、
足のサイズに合いそうな、履き古されたスニーカーを若者に差し出します。
当たり前が拒否されたこの日、この2人は少しだけ大人の社会を垣間見たのかもしれません。
もしも皆さんがイミグレーションをはじめとする公の場所に出掛ける機会があったら、
サンダルではなく、靴またはスニーカーでお出掛け下さいね。
お洒落なサンダル(ミュール)を履いている女性も建物の中で見掛けましたが、
どのサンダルがダメで、どのサンダルなら良いのか、
判断基準ははっきりしていないようなので、確実な靴をお勧めします。