皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
突然ですが、皆さんは、楽しいバリ旅行中、突然体調が悪くなったらどうしますか?
バリ島に限らず、海外旅行前は体調を万全に整えていたとしても、
旅行中に突然具合が悪くなってしまう事もあります。。。
開放感から気が緩んでしまって、いつもより飲んじゃって二日酔い・・・
日本とは違う食べ物が美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまう・・・
暑いから冷たい物が美味しくて、冷たいものばかり食べていて腹痛・・・
飛行機の中からちょっと体調が悪くて、現地に到着してから悪化・・・
などなど。。。挙げればキリがないくらい、体調不良の原因は沢山あります。
数ある理由はともかく、体調が優れない時に無理をするのは禁物です。
かと言って、海外で真夜中に体調が悪くなってしまった場合、
どうすれば良いのか、途方にくれてしまう事もあるでしょう。
そんな事を考えていたら、つい先日、真夜中の病院の救急救命に行く機会があったので、
雰囲気だけでもお伝えできたら、と思い写真を数点撮って来ましたので
皆さんにご紹介させて頂きますね。
ここはとある私立病院の救急救命室、エマージェンシーの自動ドア。
音も無くスーッと空きました。
中へはいると、他にも患者さんがベッドに横になっています。
撮影はちょっと遠慮しないと・・・
こちらが救急救命のベッド。 ベッド毎にカーテンデ仕切られています。
患者さんはこのベッドの上で医師の診察を受けます。
隣のベッドに寝ていた患者さんは、まだ小学生の女の子。
どうやらデング熱の疑いがあるようでした。
この女の子は採血をして、暫くして入院室へと移動して行きました。
私が連れて行った若い女性の症状は腹痛。
「左から右のオヘソの下が痛い」と言って、涙を泣かしながら痛みを堪える姿が痛々しくて、
ここに連れてきた、という次第です。(盲腸かもしれない、と疑いました)
診察は問診と触診。採血を尿検査を言われたのですが、
出る前にトイレを済ませてしまったので、とりあえず採血だけしました。
採血の検査結果が出るまで約1時間半・・・静かな病室で時間が過ぎていきます。
結果は「盲腸の疑いは低い」との事。
医師の診断は、「急性胃腸炎」
「症状の腹痛は、食事を摂らなかった為に起きていると思われるので、胃薬を処方します。」
よくよく聞いて見ると、朝ごはんは午前11時頃で量は少なめ。、
その後、暑くてお腹が空かなかったので、
お昼ご飯を食べずにお菓子とアイスクリームを午後3時頃に食べただけ。。。
・・・ ・・・ ・・・
ペインスケール(*1) で「8」と言われたので、心配になって連れて来ましたが、
採血の結果が出るまでは、痛みも治まったようで、呑気に携帯電話をいじっていた彼女。
大事にならなくて良かった、とホッと、胸を撫で下ろし、
診察ベッドを後にして会計に向いました。
誰もいない、ガランとした会計場所。
会計を済ませた後、この右側のカウンターで処方薬を受け取ります。
会計を済ませて変える間際に目に付いた、各国の保険会社のプレート。
日本の保険会社のモノもありました。
日本の保険会社で販売している「海外旅行傷害保険」は、
提携病院で受けた診療費用は全てサインだけでOK。お金は一切掛からずに済みます。
(加入した保険のタイプによって異なる場合がありますのでご注意下さい)
この日の診察費用はインドネシア人で約1万円弱。
深夜割り増しで、救急救命で受けた診察費用と検査費用、そしてお薬代です。
症状によってはもっと高額な検査費用が必要だったり、入院治療が必要になる場合もあります。
また、外国人の診察費用はローカルの人より高い場合がほとんどです。
体調が悪くなってしまったのにお金が無くて診察が受けられない、なんて惨めな事にならないように、
海外旅行に行く時は、必ず海外旅行傷害保険にご加入してから出発して下さいね!
(*1)『ペインスケール』とは、病院等で医師に痛みの強さを数字で伝えるときに使う言葉。
通常、0を全く痛みが無い状態として、10を耐え切れない痛みとします。
海外で傷みの強さを医師に伝える際に、覚えておくと便利な言葉なので覚えておいて下さいね。