皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、今回はバリ島旅行なら絶対外せない「タナロット寺院」へ行くついでに、
コーヒー好きには是非お試し頂きたい「ルアックコーヒー」が、
目と舌で楽しめてしまう場所を見つけましたのでご案内したいと思います。
そもそも、コーヒーは、香りと味を楽しむもの。
なのに、何故「目」で楽しめるのか??
ふふふ。。。 それは読み進めていただければ分かります。
まず、有名観光スポットのタナロット寺院へ。
駐車場後から寺院へと向う参道に入る手前の門です。この先の右手に入場チケット売り場。
この門を抜けて、通ってタナロット寺院へと足を進めます。
寺院へ向う参道の両側には、様々なお土産物屋さんが並んでいます。
この日は、日曜日の午後16時過ぎ。
18時頃からのサンセットまでにはまだ時間があるせいか、
それとも、この道が、目抜き通りの一本裏側だからなのか、
とても静かで人通りも少なかったです。
この道が参道の目抜き通り。人通りも多く、賑やかです。
参道の一番奥の割れ門。 風に乗って潮風の匂いが届きます。
割れ門を抜けて目に入る景色。 正面180度、真っ青なインド洋が臨めます。
日中のタナロット寺院。
タナロット寺院は、16世紀にジャワから渡ってきた高僧がこの場所を訪れた時、
「この場所は神々の為の場所としてふさわしい」と、寺院を建てる事を勧めたと言われています。
タナロット寺院には海の神様が祀られています。
バリヒンズー教徒にとって、とても大切な寺院なんです。
お祈りの為にこの寺院を訪れたヒンズー教徒の人々は、
潮が満ちてきて足元が濡れる事も厭いません。
観光客の皆さんは、潮が満ちて来る時間帯には十分足元に注意して下さいね。
そして、この有名なタナロット寺院のすぐ近くに
高級コーヒー、「ルアックコーヒー」専門のカフェを発見しました!
はじめに「目と舌で楽しめる」と言ったその理由は・・・
なんとも愛くるしい、本物のルアックがお出迎えしてくれるからなんです。
こんなに丸々と太った、幸せそうなルアックは、初めて見ました。感激!!!
今まで、ルアックコーヒーを売っているお店で、小さなケージに中に入れられた
貧相で可哀想なルアックは何度も目にして来ましたが、
このカフェのルアック達の満ち足りたお昼寝顔。 見ているこちらまで幸せな気分になります。
カフェは至ってシンプル。テーブルとイスがあるだけ。メニューもルアックコーヒーだけ。
ルアックコーヒーは注文が入ると1杯ずつ淹れてくれます。
コーヒーの良い香りがオープンカフェの中に漂ってきて、心が落ち着くようです。
この、両腕に沢山のタトゥーがある、ちょっとコワモテの男性が、
このルアックコーヒー専門カフェ 『La Coffee Maker』のオーナー、プトゥさん。
タバナン県の出身で、現在タバナン県に自分のコーヒー農園を準備中との事。
このカフェのマスコット、ルアックは、ジャワ島のペットショップから購入したのですって。
「ココにいるルアックは、皆ペットショップで赤ちゃんの時に買って連れて来たんだ。
だから、人に良く懐いてるよ。犬よりも聞き分けが良いくらいさ。
食べ物だって、ちゃんと野生のルアックが食べる物に近いモノを与えてる。
ルアックコーヒーの為だからって、コーヒー豆だけ与えてたら痩せ細って不健康だからね。
デンパサールのパサールブルン(鳥市場)でもルアックは売ってるけど、
あれは大人だから人に懐かない。ダメだね。」
プトゥさんご自慢の丸々太ったルアック達が排出したコーヒー豆がこちら。
プトゥさんと話をしている間に、ルアックコーヒーが出来上がりました。
香り高く、ほんのり酸味のあるコーヒーは、小さなカップで。
お砂糖とミルクをたっぷり入れないと飲めない私でも、お砂糖、ミルクなしで全然平気。
飲んだ後の胃の不快感やもたれるような感じも全く無かったです。
プトゥさんのお店のオリジナルルアックコーヒー。
カフェでは1杯25,000ルピアで頂けます。
そして、お土産用に約8杯分が入っている袋詰めは、150,000ルピア/袋 です。
ヨーロッパからの観光客や、中国人観光客は、一人で何袋もまとめ買いしていくそうですよ。
このルアックコーヒー専門カフェは、サンセットが終る頃(19時)には閉店するそうなので、
タナロット寺院に夕方着くように時間配分をして、
ルアックコーヒーを飲みながら、サンセット待ち・・・なんて、如何でしょうか?
このルアックコーヒー専門のカフェは、タナロット寺院の目抜き通りを抜けて割れ門を通り過ぎ、
タナロット寺院を正面に見て左側の細い坂道を上がって行く途中にあります。
店先では、可愛いルアック達がのんきに昼寝をしていることでしょう。
お時間のある方は、是非立ち寄ってみて下さいね!