ウルワツ寺院でバリ伝統舞踊「ケチャックダンス」を鑑賞&ジンバランビーチでディナーのオプショナルツアーをレポートします。
東京支店スタッフ 2023年5月
バリ島の伝統舞踊ケチャックダンスをご紹介します。
バロンダンス、レゴンダンスと並んでバリ島の三大舞踊のひとつであるケチャックですが、ウルワツ寺院で行われる公演が踊り手の人数も多く迫力があると言われています。
断崖絶壁に建てられたウルワツ寺院は真下に海が広がり観光スポットとなっています。
ケチャックダンスの魅力は幻想的なダンスと男性合唱。インドネシアの舞踊では、 「ガムラン」 と呼ばれる伝統楽器を使うことが多いですが、ケチャックダンスの場合は男性の発声音のみです。 ケチャの独特な迫力ある雰囲気は実際に観た人にしか味わえないものだと思います。
数年前、ストーリーを知らずケチャックダンスを鑑賞しました。迫力ある大合唱、きらびやかな衣装で踊る王子と王女のダンス、笑いを誘う白猿のハヌマーンに感動したことを覚えています。
ケチャックダンスはセリフがなく見てるだけでも分かる簡単なストーリーですが、ケチャの特徴やストーリーを予習していった方が数倍楽しめたので簡単なストーリーをご紹介します。
ウルワツ寺院ではストーリーが書いてある日本語の説明書をもらえますので鑑賞前に読んでおくことをお勧めします。
ケチャックダンスはインドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」に基づいて物語が作られています。
主な登場人物
〇ラーマ・・・・・王子
〇シータ・・・・・ラーマ王子の妃
〇ハヌマーン・・・ラーマ王の味方をする白猿の将軍
〇ラクシュマナ・・王子の弟
〇ラワナ・・・・・魔王
〇トゥリジャタ・・魔王の姪
〜第1幕〜
王国を追放された王子「ラーマ」と妃「シータ」がジャングルの中を彷徨う。
(左)王子役を女性が演じています。
2人の舞が披露されます。
黄金の鹿が登場
この鹿は魔王ラワナの化身です。
魔王ラワナはラーマからシータを奪うことを企んでいます。
魔王ラワナに魔法をかけられたシータは黄金の鹿が欲しいとラーマに懇願します。
ラーマは愛するシータの頼みを聞き入れ、弟のラクシュマナにシータの安全を託し鹿を追って森の中へ消えていきます。
〜第2幕〜
ラーマの助けを叫ぶ声が聞こえたシータ
自分を守ってくれていた王の弟ラクシュマナにラーマを探しに行って欲しいと頼みます。
〜第3幕〜
ラーマもラクシュマナもいなくなり、魔王ラワナがシータに近づきます。
直接アプローチするが失敗し、魔法で自分を老人の姿に変えてシータの前に再び現れます。シータはラワナの罠とは気付かず、連れ去られてしまいます。
〜第4幕〜
魔王ラワナの姪・トゥリジャタ登場
魔王ラワナはシータの世話役としてトゥリジャタを側につかせ、シータは宮殿でトゥリジャタと行動を共にします。
そこへ、ラマ王子が使い手として送り込んだ白猿のハヌマーンが登場
ハヌマーンがシータを捜索!
客席にまで探しに行き、観客を巻き込みます。
観客の帽子を取って被ってみたり、観客と一緒に写真を撮ったり、会場は大爆笑でした!
ハヌマーンがシータを発見!
しかし、シータはハヌマーンが魔王の化身ではないかと疑います。
ハヌマーンはラーマから指輪を預かっていました。シータはその指輪を見て喜びます。
シータは自分の髪飾りをハヌマーンに預け、ラーマに自分の無事を伝えるように頼みます。
ところがハヌマーンは魔王に捕まり火あぶりにされてしまいます。
火に囲まれたハヌマーンは自力で火を消し脱出します。
1番前の席だったので火が近く迫力がありました。
〜第5幕〜
ラーマはラワナの王国に辿り着き、ラワナの息子たちと戦います。
ハヌマーンに助けを求め両者の間で激しい戦いが繰り広げられますが、ラーマ達はラワナを倒します。
ラーマとシータは再会し王国に戻り平和な暮らしが訪れます。
ハッピーエンドです。
18時少し前から公演が始まり1時間で終了。
明るかった空が少しずつ暗くなり、夕日を眺めながらの迫力あるケチャックダンス鑑賞は最高でした!バリ島に来たらまた訪れたい場所のひとつです。
ケチャックダンスの後はジンバランへ向かいます。
ジンバランビーチには沢山のイカンバカール屋さんが並んでいます。
バリ島名物イカンバカールの夕食です。
インドネシア語でイカンは「魚」、バカールは「焼く」という意味でシーフードバーベキューのことです。
タレをすり込んで焼いた魚、エビ、揚げたイカをお好みの3種類のソースをつけていいただきます。
生サンバルソースというインドネシアのピリ辛ダレが美味しかったです。
途中、雨が降ってきたので屋内へ。
食事をしていると生バンドがやってきて日本語の歌など歌ってくれます。
楽しい夕食でした。
「ウルワツ寺院のケチャックダンス鑑賞(夕食付)」オプショナルツアーに参加すればウルワツ寺院までの送迎、チケット購入、会場までの案内など全てガイドさんがやってくれるので安心です。移動中、車の中でガイドさんがバリ島の歴史やケチャックダンスのことを話してくれたり、現地情報を教えてくれたりします。ガイドックには載っていないバリ島の生情報を得るには現地に住んでいる人の話を聞くのが一番です!是非、ガイドさんと仲良くなり現地情報を聞き出してください!バリ島滞在がきっと数倍も楽しくなるはずです。
皆様のご参加お待ちしております。