【2022年3月10日時点】バリ島渡航レポ Jコロナ前とコロナ後のバリ島旅行の変化
2022年3月
2月3日、約2年ぶりにガルーダインドネシア航空が成田‐デンパサール(バリ島)直行便を就航しました。
今回その直行便に弊社の社員が搭乗し現地の様子を体験して、感じたコロナ前とコロナ後のバリ島旅行の変化を
お伝えします。
▼コロナ後で注意すること▼
2020年の3月に海外からの観光客の受入れを停止したバリ島では、それから約2年、
海外からのお客様の受入れ再開に向け、ニュープロトコールの実施を行い準備を進めてきました。
そのため、コロナ前と比べて変わった点や、バリ島旅行をする上で注意した方が良いことがいくつかあります。
●バリ州で定められている「ニュープロトコール」を守る
バリ島では「新時代の生活秩序における健康プロトコール」の適用に関するバリ州知事令を発し、
新型コロナウイルス感染予防に努めています。
これはバリ島に滞在する外国人も守らなくてはならない事となりますので、注意が必要です。
詳細は「新時代の生活秩序における健康プロトコール」をご確認ください。
https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/files/100156301.pdf
具体的な内容の一部は以下の通りとなります。
全員対象
1.マスクの着用
2.手洗い等の励行
3.他者と1m(教育部門は1.5m)以上間隔を開ける
4.熱などの症状があるときは公共の場での活動を控える
5.清潔かつ健やかな生活を営む
6.新型コロナウイルス感染防止に協力する
7.感染が疑われる場合にはその手続きに従う
なお、最新のバリ州の保健プロトコールでは以下の内容についても従うようにとされています。
●保健プロトコール
以下の保健プロトコールに従う。
ア 3層布マスク又は医療用マスクで鼻と口を覆う。マスクは、4時間毎に交換し、定められた場所に廃棄する。
イ 定期的に、水と石けん又はハンドサニタイザーで手を洗浄する。
ウ 他人と1.5mの距離を保ち、密を避ける。
エ 公共交通機関での移動中は、電話の使用を含め会話を行わない。
オ 医薬品を摂取する必要がある場合を除き、2時間以内の空路移動では、飲食を行わない。
その他、ご宿泊のホテル、観光先、ご利用になられるレストランなどによっても、取り扱いが違う場合が
ありますので、それぞれの入り口などにあるご案内をその都度確認しましょう。
●マスク着用の義務
「新時代の生活秩序における健康プロトコール」にて定められているように、バリ島では外出時のマスクの
着用が義務付けられています。
※プライベートカーの車内で一人の場合も外出時に含まれますので、マスクの着用が必要です。
また、ホテルではお部屋の外へ出ると外出となりますので、マスクの着用が必要です。
外国人及び外国人観光客は1,000,000ルピアの罰金が科せられますので、ご注意ください。
そしてインドネシア政府からは使用するマスクと使用方法にも指定があり、3層の布マスク、または、
医療用マスクを着用して鼻と口を覆うこと、そして、マスクは、4時間毎に交換し、定められた場所に
廃棄する。とされています。
●マスクの替えは持ち込んだ方がよい
ホテルによってはアメニティの一つとして、マスクを有料または無料で用意しているところもあります。
また、街中のコンビニやスーパーマーケット等で購入する事もできますが、ホテル、街中ともに
数に限りやサイズの問題もありますので、ご自身で日本より使い慣れたものを持ち込んだ方が良いです。
また、バリ島は常に暑い島ですので、日本の夏にマスクをしているような状態が続きます。
汗ですぐにびっしょりになってしまうこともありますので、マスクの替えは多めに持参することを
おすすめします。
●その他、感染症対策対策グッズ、体温計
こまめに消毒が出来るよう、ポケットサイズのアルコール手指消毒液や、除菌ウエットティッシュが
あると便利です。
ホテル、レストラン、観光地等、各場所の入口に等至る所に手洗い場が設けられていますので、
こまめに手洗いをしましょう。
また、いつでも自分で検温が出来るように、体温計を持参するのもおすすめです。
●いつも以上に体調に注意すること
もしもバリ島滞在中に少しでも体調が優れないと感じたら、無理をせずにすぐにホテルスタッフや
現地日本人スタッフ、担当ガイドへ連絡をしましょう。
●到着日のスパやディナー等の予約は基本不可!
飛行機到着後、空港での入国手続きのプロセスが新しくなり、各種書類の確認やPCR検査等の
チェックポイントが増え、空港を出発するまでに以前よりも時間がかかります。
3月10日時点で、バリ島から入国する場合、日本人に対して観光の特別到着ビザの発給が開始され、
また、一定の条件を満たすことを条件に、入国時のホテル隔離が無くなっています。
特別到着ビザは、デンパサール空港へ到着し、入国審査の手前にあるビザカウンターで料金を支払い
その場で発給されるビザです。
また、空港で受けたPCR検査の結果は、宿泊ホテルへ移動しホテルのお部屋で待つことになっています。
陰性結果が出るまではお部屋から出る事が出来ず、他の人との直接的なコミュニケーションを取らない事と
されていて、結果は翌日になることもあります。
よって、以前のように日本出発前に到着日のスパやディナーの予約をしよう、ということが出来ませんので、
予定を組まれる際に注意が必要です。
●余裕を持ったスケジュールで
来場者の入退場を管理するため、ホテルやショッピングモール、レストラン、各観光地等には
入口にQRコードが設置されていて、入場する際に「Pedulilindungi」アプリでこのQRコードを
読み込まなくてはならない為、混雑時は時間がかかることがあります。
また、インドネシアで発令されている緊急活動制限のレベルによっては、人数制限が行われることも
ありますので、注意が必要です。
滞在中、移動する際は余裕を持ったスケジュールで行動されることをおすすめします。
▼コロナ前と比べてよくなったこと▼
感染症対策をする上で上記のように注意することはたくさんありますが、コロナ前と比べて良くなった部分も
あります。
●QRコードの活用
ホテルや 観光客向けのレストランの多くは、ホテル案内やメニューをQRコードで読み込み、
自分のスマホやタブレットで見ることが出来るようになっています。
これはスタッフとの接触の機会も最小限に減らすことが出来ること、そして、不特定多数の人が触る
これまでの紙のメニューを使用しないことで、感染予防が出来るメリットがあります。
そして、各自のスマホでそれぞれがメニューを見ることが出来るので、メニューを選ぶ際の時間短縮にも
なると思います。
●密にならない空間作り
バリ島のレストランやカフェはもともとオープンエアのところが多く、密になりにくい設計ですが、
それでも席の間隔を広げお客様同士の距離を保てるように、席数を減らし十分な距離を保つよう各店で
徹底されていますので、これまでより快適にご利用いただけると思います。
また、以前より暑い外の席よりクーラーの効いた涼しい屋内の席が人気で、人気のレストランやカフェは
隣の席が近く、その上満席で窮屈に感じられることも多かったのですが、現在は席と席の間隔を広げたり
利用できないようにしてあり、他人との距離を保てるようにされているので、快適にゆっくり食事を
楽しむことが出来ました。
●ホテルで過ごす時間もより快適に!
2020年の3月に海外からの観光客の受入れを停止してから、ホテルによっては今後の海外からのお客様の
受入れ再開に向け、より良くしようと改装工事を行ったホテルも多くあります。
また、各ホテルともに感染症対策がしっかり行われていて、より快適に充実した滞在をしていただける
ようにと様々なサービスを提供しているホテルも多いので、安心して快適に過ごすことが出来ます。
バリ島のホテルのアクティビティは、プールやプールサイド、ビーチ、ガーデン等外で行うものが
ほとんどなので、その点でも屋内で密になることなく楽しむことができ、安心です。
ホテル内もプールサイドのチェアやレストランの座席等、ソーシャルディスタンスを保つような配置と
なっていますので、コロナ前と比べて他のゲストとの距離を保ち混雑することなく快適に滞在を楽しむことが
できました。
また、バリ島は以前よりワーケーションに最適な場所としても話題となっていましたが、基本的に各ホテルに
Wifiがあり、各部屋にワーキングデスクが設置されているホテルも多いので、滞在中に作業をしたり、
プールサイドで動画を楽しんだりといった、過ごし方もできます。
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インドネシア国内では、ワクチン接種やPCR検査、または、抗原検査の陰性証明書が必要などの
条件はまだありますが、国内旅行は解禁されています。
バリ島は、ジャワ島等の他島から旅行に来た人々を乗せた大型バスや他島ナンバーの車も増えてきていて、
この前の年末年始はインドネシア国内からの観光客がたくさんバリ島を訪れ、かなり渋滞が戻っていた
という事も聞きました。
入国条件、国内移動の条件が緩和されるにされ徐々に以前のような混雑するバリ島に戻って行くと
思いますので、定められた健康プロトコールを守り、ご自身でも感染症対策をしっかりしながら
楽しむことが必要です。
※こちらに記載の情報は2022年3月9日の情報です。記載の情報等は変更となる場合があります。