ホテルレポート
投稿日:2022年10月3日
サヌール地区に2021年の4月にオープンした、まだ新しいホテル「アンダーズ・バリ」。
アンダーズは2007年にロンドンで誕生したハイアットホテルアンドリゾーツの高級ブランドで、
東京を含む世界の大都市に展開していて、アンダーズ・バリはインドネシア初のアンダーズホテル、
そして、アジア初のリゾートホテルとしてオープンしました。
アンダーズとは、ヒンディ語で「パーソナル スタイル」を意味し、個人が持つ“パーソナルスタイル”=お客様一人ひとりの個性を
大切にし、それぞれのスタイルで過ごしていただきたい、そして、それぞれの地域が持つ“パーソナルスタイル”=その土地ならではの
体験 をお届けする各ホテルの特色を言い表しているのだそう。
車寄せのところには、アンダーズのロゴがお出迎え。
バリ島らしい石像が真ん中に建つ池をぐるっと回ったところにロビーがあります。
アンダーズ・バリのコンセプトは「現代的なバリの村」。
デザインは、バリ島で有名なアヤナリゾートのロックバーや、フォーシーズンズジンバランのスンダラレストラン、
ハイアットリージェンシーバリなどを手掛けたデザイン会社“スピン デザインスタジオ”が手掛けています。
ロビーは、バリ島の村にあるバンジャール(集会所)をイメージして造られているのだそう。
天井が高く、明るく開放的なロビーです。
ロビーからは緑豊かな中庭を望みます。
ロビーの横にはセミオープンエアのラウンジがあります。
こちらもバリの寄合所をイメージして造られていて、宿泊者の方が集まって飲み物を楽しんだり、おしゃべりを楽しんだり
していただきたいという思いで作ったのだそう。
10時〜22時までオープンしていて、宿泊者の方はコーヒー・紅茶・ソフトドリンクなどのドリンクと、スナック類が
無料でお楽しみいただけます。
落ち着いたインテリアのラウンジで、テーブルや椅子も変わったデザインでお洒落です。
ドリンクやスナックはご自身で自由に取っていただくスタイルです。
アンダーズ・バリには5つのレストランがあり、そのうちの4つのレストランが”ヴィレッジスクエア(Village Square)”と
呼ばれるエリアにあります。
ヴィレッジスクエアは、インドネシアのフードコートをイメージして造られていて、4つのレストランのどこに座っても、
どこのレストランの料理も注文できるのが特徴。
Wok Wok(ウォック・ウォック)
インドネシア、アジア料理
見事な木彫りがあしらわれた立派なテーブルや、インテリアがお洒落。
Deli &Bakery(デリ&ベーカリー)
デリカテッセン
Fire Fox(ファイヤーフォックス)
グリル料理、鉄板焼き
Blue Oven(ブルーオーブン)
ブルーを基調としたインテリアがお洒落なレストラン。ピザ窯もあります。
朝食は6時30分〜11時までで、それぞれのレストランのアラカルトメニューから好きな物を好きなだけ頼めるスタイルです。
それではお部屋を見てみましょう。
一番下のカテゴリーのお部屋ですが、66uの広さがあります。
壁に木彫りのインテリアが飾られていたり、木のぬくもりが感じられる落ち着いたインテリアです。
ベッドはダブルのお部屋とツインのお部屋があります。
ベッドの頭上のベッドボードの模様はバティックが使われていて、とてもお洒落です。この模様や色は各部屋で違うのだそう。
ミニバーはTVの下のキャビネットにあり、引き出し式が2つ。
1つは飲み物がセットされたミニバーで、ここにセットされたソフトドリンクは無料でお楽しみいただけます。
もう1つの冷蔵庫は、ゲストが外で購入したドリンク等好きなものを入れられるようになっているそう。
また、アンダーズ・バリでは、一番下のカテゴリーからエスプレッソマシンがあります。
バスルームとウォークインクローゼット、トイレは入口入ってすぐのところにあります。
バスルームは落ち着いたデザインで、広々としています。
バスルームとベッドルームは引き戸で仕切られていて、開けてバスタブにつかりながらベッドルームにあるTVを見たり
することができます。
シャワーブースが別になっていて、ハンドシャワーとレインシャワーがあります。
トイレは一番下のカテゴリーから、全室ウォシュレットです。
バスルームの中にトイレのあるホテルのお部屋が多いですが、こちらではトイレはバスルームの外にあります。
洗面台がトイレの室内にあるところもこだわりとのこと。日本のトイレのようで、使いやすくて嬉しいですね。
バルコニーは広さがあり、テーブルと大きなソファがあります。
ソファは座り心地がよく、外の景色を眺めながらリラックスできそうです。
景観はホテルのガーデンかプールとなり、お部屋の位置によって異なります。
スタンダードルームの次のカテゴリーがデラックスルームで、スタンダードルームより10u広い76uの広さがあります。
スタンダードルームより、よりダークで高級感のあるインテリアになっていて、ベッドルームとバスルームは
完全に扉で分かれています。
TVの後ろにバスルームがあります。
バスルームのインテリアも少しダークな雰囲気となっています。
シンクを挟んでバスタブの反対側にシャワーブースがあります。
こちらのお部屋もミニバーはTVの下に引き出し式のものがあります。
ここにセットされたソフトドリンクは無料でお楽しみいただけます。
テラスはスタンダードルームと同じデザインとなります。
デラックスルームは1階〜3階にあり、お部屋によって景観はガーデンまたはプールビューとなります。
ウォークインクローゼットとトイレはお部屋に入ってすぐのところにあります。
合計18ヴィラあり、ダブルベッドとツインベッドのお部屋がそれぞれ9室ずつあります。
こちらがヴィラの入口。
入口を入ると、木透かし模様の木彫りの仕切り、その奥にセミオープンエアのリビングエリアとプライベートプールがあります。
なんと外にもトイレがあるんです。プールや外のリビングでくつろいでいる時に便利です。
室内へ入ると、天井が高く広々と感じられるベッドルーム。
ベッドの頭上のインテリアには、バリ島の伝統布“エンデック”が使われていて、おしゃれです。色は部屋によって違うのだそう。
室内にもリビングエリアがあり、バティック柄のクッションカバーが使われていたり、壁にはチャナンをイメージした飾りが
飾られていたり、どこをとってもお洒落です。
暑い時は室内で、午前中や夕方〜夜の涼しい時間は外のリビングを使ったり・・とその時の気分で使えます。
ベッドルームの隣には、ちょっとしたキッチンスペースがあり、シンクにエスプレッソマシン、トースター、
そして、2ドアの大きな冷蔵庫があります。
ウォークインクローゼットも広々しています。
その奥には高級感のあるインテリアのバスルーム。大きい窓で明るいバスルームです。
窓側には大きなバスタブと、反対側にトイレとシャワーブースがあります。
ビーチヴィラは2ベッドルームヴィラで、全部で4棟あります。
室内に入ると、広々としたリビング・ダイニング、キッチン。
入口側から、キッチン、ダイニング、リビングと繋がっています。
キッチンも十分な広さがあります。
アイランドキッチンで、オーブンやトースター等調理器具も揃っていて、暮らすように快適に滞在できそうです。
ベッドルームは室内に2つあり、それぞれの部屋にバスルームとクローゼットがあります。
ベッドタイプは、マスターベッドルームがダブル、セカンドベッドルームがツインとなります。
バスルームは大きな窓が使われ、外の光が射しこむ明るいバスルームになっています。
バスタブ、シャワーブースの他に、アウトドアシャワーもあります。
外には、大きなプールとサンデッキ、プール横にはガゼボもあります。
ブーゲンビリアや南国の植物が植えられていて、雰囲気がとても良いです。
リビングとダイニングは外にもあるので、使い分けて使うのも良いですね。
テラスの壁には扉が付いていて、隣のヴィラとコネクティングとして使うことも可能。
また、ビーチヴィラといっても目の前にビーチを見ることはできないのですが、ビーチ側の扉から外へ出ることが出来ます。
扉を出たところにはガーデンとその奥に美しいビーチを眺めることが出来ます。
こちらにもガゼボ席と、ソファ席、そして、洞窟のようなテーブル席があり、ガゼボ席でビーチを眺めながらのんびりしたり、
ソファ席で夕暮れの雰囲気を楽しんだり、テーブル席で食事を楽しんだり・・・等、色々な使い方ができそうです。
リゾート内は緑が溢れ、バリの村を歩いているような雰囲気が楽しめます。
看板にはバリ語で東西南北が書かれているのだそう。
こんなところでもバリの村を感じることができます。
リゾート内の池はバリ島東部のティルタガンガをイメージして造られたのだそう。
リゾート内を散策しているだけでも楽しめるガーデンです。
プールは3か所。
ビーチ前のリアンプール(インフィニティプール)(深さ1.2m)
アリッツプール(キッズプール)
もう一つがガーデンの中のンティプール。お部屋棟に囲まれたプールです。
ビーチにはサンデッキが並び、小舟が並んだのどかな雰囲気を楽しむことができます。
天気の良い日は、ペニダ島やアグン山を見ることもできるのだそう。
ビーチ沿いには南北に走る遊歩道があるので、ビーチを眺めながらの散策も楽しめます。
ビーチ側の入口には「ANdAZ」のサインボードがあり、写真スポットとしても人気です。
ビーチ前にあるレストラン「フィッシャーマンズクラブ」は、リゾート内でもイチオシのレストラン。
目の前に広がるのどかなサヌールビーチを眺めながら、食事をいただけます。
レストラン内のインテリアは、バリ島の漁船などをインテリアに使ってあります。
フィッシャーマンズクラブはランチとディナーの営業で、ランチタイムはウェスタンメニューがメインで、
夜になるとシーフードグリルなどがメインとなります。
雰囲気も良いので、外部のお客様の利用も多い人気のレストランです。
アンダーズ・バリにはスパ施設はありませんが、隣の姉妹ホテル「ハイアットリージェンシー・バリ」のシャンカスパと、
スパエリアにあるプール、ジムを共有で使用することが出来ます。
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アンダーズ・バリを初めて見学させていただき、コンセプトである「現代的なバリの村」がリゾートの至る所で
本当に素敵に表現されているホテルだと感じました。
バリの伝統文化である木彫りや布等が取り入れられたお部屋のインテリアは、伝統とモダンさが見事に融合し、
高級ブランドらしい落ち着いたインテリアで素敵な空間です。
ホテルのある場所は、サヌールのメイン通りであるダナウ・タンブリンガン通りとサヌールビーチに面していて、
街歩きや観光にも便利な立地ですが、ホテル内には寄合所をイメージして造られたラウンジや、
フードコートをイメージして造られたレストランエリア、そして、のどかでゆったりとしたビーチが目の前と、
個人的にホテル内でのんびり過ごしたくなるリゾートでした。
サヌール地区は、クタやスミニャックと比べて昔ながらのゆったりとした雰囲気のあるエリアで、
ビーチも静かでのんびりと過ごせます。
アンダーズ・バリには、キッズクラブやキッズプールもありますので、お子様連れの方にもご利用いただけますし、
落ち着いたインテリアに充実した設備で、初めてのバリの方、年配の方など、どの年代の方にもおすすめのホテルだと思います。
※こちらに記載の情報は2022年8月19日の情報です。記載内容は変更となる場合があります。
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