スパ「アヤナスパ」の敷地内に、黒と白のギンガムチェック柄の生地*を巻いた木がそびえ立っています。どうやらこの木は、スタッフの間では恋愛成就の木として知られているそう。 |
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ラグジュアリー
4.8(298件)素晴らしい!
2009年にオープンして以来、数々のホテルアワードを受賞してきた大型ラグジュアリー スパ リゾート。ジンバラン湾南岸の断崖に建ち、バリ独特のトロピカルガーデンが広がる敷地内には、ホテル棟やヴィラタイプの客室がゆったりと点在。アクティビティやスパ、レストランも充実していて、宿泊者を飽きさせません。 「僕たちにお任せください!」
(左)日本語ができるスタッフのDIKAさん (右)日本語ゲストリレーションのSUARTAさん
※上記内容は2014年7月現在のものです。掲載の代金には別途21%の税・サービス料がかかります。
【プロフィール】20代半ばで結婚した私どもは、お陰さまで3人の子供に恵まれまして、今年で銀婚式を迎えます。若い頃は子育てに追われ、海外旅行に行けないまま25年過ぎておりました。子どもたちもみな成人し、親元を離れましたので、主人と話し合い、銀婚式の記念に旅行することに致しました。長年お付き合い頂いている友人がバリ島に詳しく、アドバイスを求めました所、グルメとスパが充実しているアヤナをお勧めされたのでこちらに決めさせて頂きました。
1日目の朝食はラインナップの豊富さに驚いたレストラン「パディ」へ。6:30から食べられるので、いつもよりちょっとだけ早起きして向かいました。泊まっているヴィラから離れているので、バトラーに電話しヴィラ専用バギーに乗りこみます。アヤナは広大な敷地に施設が点在しているので、ヴィラ専属のバトラーの運転による、バギーでの移動はとっても楽でございます。
「PADI」では、日本ではあまり目にすることのない、ドラゴンフルーツやバナナやオレンジが、タワーみたいに積上げられておりました。カラフルなので、見ているだけで明るい気持ちになります。天板で出来立ての状態を運んできてくれるので、本当の焼き立てパンを味わえます。私の大好きなデニッシュの種類がとにかく豊富。全部食べきれないので、また来ましょうね、と主人と話したのは言うまでもありません(笑)。
茅葺屋根造りの開放的なパビリオンレストランには、美しい庭園や蓮池があり気分が盛り上ります。ここは、インドネシア・中華・和食・コンチネンタル料理が並ぶブッフェスタイル。それぞれが食べたいものをお皿にのせ、インド洋が見えるテラス席へ。目の前で作っていただいたオムレツがとにかく美味で、主人は朝からおかわりするほど。手ごねパンは15種類以上、フルーツやジュースも10種類以上もあり、目移りしてしまいます。思う存分堪能した私たちは腹ごなしを兼ね、歩いてお部屋へ戻りました。
2日目の朝は、違う場所で朝食を食べよう!と相談し、キレイな蓮の花の形の屋根がユニークな「ダヴァ」へ。ロータスが見えるアウトドアのテラス席に座ると、スタッフの方が「ヴィラ宿泊者は無料でアラカルトメニューよりお選び頂けます」と、ご案内を頂いたので、私はポーチドエッグとポテトマフィンの絶妙なバランス感が美味しい「エッグベネディクトダヴァ」をメインに、サラック、マルキッサ、マンギス、ドラゴンフルーツなど、バリ島ならではのフルーツの盛り合わせをオーダー致しました。インドネシア料理が好きな主人は「ダヴァ風ナシゴレン」を頼みました。「優しい味でおいしいぞ!」と大満足。スタッフの方にお聞きしたところ、チョイスしたメニューは日本人にも人気とのことで女子旅でいらっしゃる方々は、甘いパンケーキを注文するそうですよ。
明日の朝食は、眺めが素晴らしい同敷地内“リンバ”の「トゥゲ」に行くことに致しましょう。
※朝食込みのパッケージのみ無料となります。
私たちが宿泊したアヤナから、シャトルバスで行き来できる“リンバ”へは、可愛らしいトラムで向かいます。ピーク時は10分間隔で巡回しているので、思い立った時にストレスなく遊びに行けます。宿泊客なら無料で利用できますので足を伸ばしてみました。
注目のアトラクションは6種類もあるプール。子どもが喜びそうなウォータースライダー付きや、プールにつかったベッドに横になりながら読書できたり、噴水のように水が吹き出たり、ひとつひとつの表情が違います。
疲れたらプールサイドのデイベッドや、洞窟っぽい造りになっているカバナのベッドなどを利用してのんびり。プールに入ったまま利用できるプールバーも完備されているので、“リンバで遊ぶ日”をスケジュールに加えた方がよさそうです。
アヤナにはちょっと珍しいスパ体験ができることを聞いていた私は、尻込みする主人を「アヤナスパ」に連れ出しました。まずは香水ショップ「L ’A t e l i e r(ラ・テリエ)」でオリジナルパフューム作りへ。そう、珍しい体験とは、ここで作ったオリジナルパフュームを入れたオイルを使って、マッサージが受けられるのですよ。
「L’Atelier」はオーナーがフランス人パフューマーというだけあって、店内がすごくおしゃれ。用意されたカルテから好みの香りを診断。トップノート、ミドルノート、ベースノートで選んだ香りをミックスして、自分だけの香水ができあがります(約45分)。自分好みの香りで受けたマッサージは、これまで経験したことがないほど、深く、深くリラックスできました。
気分が乗らない主人におすすめしたのは、日々の緊張を緩和し、新たな生命力を吹き込む「セブンチャクラダラ」。独自にブレンドされたアロマセラピー、ジェムストーンを使って施術。人間本来のあるべき心のバランスを取り戻すトリートメントだったようでして、「日頃のストレスが一気に解消したよ!」と、初体験スパにちょっと興奮気味。顔色もすっきりしていたので、無理矢理にでも誘って良かったと思っております。
ウエルカムジンジャーティは
ホテルショップで購入可能(240,000ルピア)
店員さんは私たちのカタコト英語を理解してくださり、丁寧に教えてくれます。日本語で書かれた説明書があるので安心です。 |
スパのフロントで受付。毎日煮出して作るウエルカムドリンクのジンジャーティを頂きながら、カウンセリングを受けます。 |
L’Atelier
(ラ・テリエ)
【営業時間】10:00〜19:00
ラ・テリエ・パフュームパッケージ1,961,000ルピア
/所要時間120分
※24時間前の予約は必須。
アヤナスパ
【営業時間】9:00〜22:00
セブン チャクラダラ 2,750,000ルピア
/所要時間120分
夫婦やカップルで施術を受けられるプランは、日本では味わうことができないくつろぎの時間を過ごせます。
あの高級プロダクツ「DE LA MER(ドゥ・ラ・メール)」を使用し、セレブたちを魅了する「スパ・オン・ザ・ロック」へ専用カートで移動。「セブンチャクラダラ」で、スパの素晴らしさに目覚めた主人も楽しみにしている様子です。
岩の上に小さく見えますトリートメントルームは、階段を降りるごとに大きくなり、目の前には海だけが広がります。素晴らしい絶景に主人も感動!! 聞こえてくるのは波の音だけ。崖の上に座り海を見ながらフットバスを終え、部屋の中でボディスクラブ。その後500本分!!のバラの花びらを浮かべたフラワーバスでシャンパンとイチゴのおもてなし。シルクとパールのオイルでマッサージした後はいよいよ「ドゥ・ラ・メール」のクリームでフェイシャルトリートメント。と、このあたりから記憶がございません……。150分の施術は、その瞬間、瞬間が極上で、まさに日頃頑張っている自分へのごほうびイベントでございました。
ヴィラに戻り鏡をのぞき込むと、いつも以上にお肌が輝いており、弾力も増してる気が。栄養分を多く含むクリームのアンチエイジングフェイシャルは、即効性が高いようです。1日6組限定の特別パッケージなので、旅行を予約する際、同時に予約するのがおすすめでございます。
最終日は、食べ過ぎて少々重くなりました体に喝を入れるため世界最大級のアクアトニックプールへ参りました。予約を入れた際、「水着はレンタル(120,050ルピア)できるので手ぶらで大丈夫です。かなり体力を使い、人によっては低血糖になる方もいらっしゃるので、3時間以内に食事を取ってから来てくださいね」とスタッフからのアドバイスいただき朝食は腹八分にして向かいました。
インド洋からくみ上げた7億リットルの海水を使用したエクササイズは、肩やお腹、足などにダイレクトに効きます。プール内をゆっくり歩くこと2時間。「体力使います」という言葉通り、プールからあがるとグッタリ。心地よい疲労感に包まれますが、むくみがすっかり取れて大満足。フライト前に入ると、時差ボケにも有効とのことでした。
海に向かって階段を降りていく プロセスも楽しい スパ・オン・ザ・ロック。 |
岩の上で行う フットバス。 そこからは、波の音しか聞こえません! |
主人がシャンパンとイチゴをあらかじめオーダー。
二人で海を見ながらバスタイムを満喫。
スパ・オン・ザ・ロック
【営業時間】8:30 〜22:00
ダイアモンド・ミラクル
シングルユース8,000,000ルピア、
ツインユース6,350,000ルピア
/1人(メニューによって異なります)
アクアトニックプール
【営業時間】9:00〜21:00
530,000ルピア/所要時間120分
リゾート内を散歩していると小さな寺院を発見。こっそりお邪魔させて頂くと、チャナン(神に捧げるお供え物)を携え、祈りを捧げているスタッフがいらっしゃいました。アミイさん(21歳)は、1日2回ここで祈るとのこと。
バリ島の宗教、バリ・ヒンドゥー教は別名「お供え物の宗教」と呼ばれ、寺院のお祭り、結婚式やポトンギギ(削歯式・成人式みたいなもの)、オトナン(子供の誕生日)、ガルンガンなど、特別な日以外にも毎日供物(チャナン)を供えています。
「“バリ”は、サンスクリット語で“捧げる”という意味からきているので、バリ島はまさしく神様に捧げられた島です」と、ガイドさんが教えて頂いたことを思い出しました。よく見るとチャナンと同じ花を頭に飾っているので、どうしてかしらと聞いてみると、神に祈ったその時の気持ちを忘れないようにするため、とのこと。神と寄り添う暮らしを垣間見た気が致しました。
チャナンには、ヤシの葉で作られたお皿の上に、お花や小さなクッキー、キャンディーなどをのせます。お供え物の内容は作る人によって様々。 |
パンフレットで見たロックバーからのサンセットを堪能するため、少し早めに行くことに。ここは予約不可なのですって。宿泊者以外の方も利用できるため、入口は長蛇の列。ただし、宿泊者は優先して入れてくださるので、長時間並ぶ心配はございません。インクリネーターと呼ばれるリフトで断崖をゆっくり下り、お店に入ります。宿泊者は、バーカウンターに優先的に通されるようで、夕日がよーく見えるトップデッキに案内されました。
ディナーはキシックレストランを予約していたので、ロックバーではつまみとカクテルを頂くことに。グラスを傾けながら、ボーッと空を眺めていると、飛行機が飛んでることに気づき、ウェイトレスさんに聞くと、向かって右手のジンバラン湾に空港があるとのこと。ロックバーからは、サンセットだけではなく、飛行機の離着陸も見え、ちょっと得した気分に。
太陽が徐々に沈み、それがオレンジ色に染まる様子にうっとり。主人も幸せそう。私がイチバン好きな時間、マジックアワーもたっぷり満喫してから、キシックレストランに向かいました。
バーテンダーは若い美男子ばかり。手際がよく、笑顔でサーブする彼らのおかげでさらに気持ちよく過ごせました。
人気のカクテルは左からフローズンマルガリータ
(155,000ルピア)、モヒート(155,000ルピア)、ロックマイワールド(165,000ルピア)。
おつまみは、左からチキンポップコーン(90,000ルピア)、パールオブパッション(65,000ルピア)、ゴンサロン(100,000ルピア)がおすすめ
まっすぐな眼差しにドキドキッ!!
「アットホームな雰囲気でみなさんを迎えますので、まるで自分の家にいるような気分で過ごせます。働きすぎて疲れたココロとカラダを癒しにぜひいらっしゃってください。イヤなことを忘れてしまうほどの絶景と、僕たちスタッフの最高のおもてなしで、心に残るバリ島旅行をサポートさせて頂きます」
プロフィール/ ヤサさん(30才) オーシャンビーチプールのバー、 クブ・ビーチ、レストラン「パディ」スタッフ 理想のタイプは心がキレイで 美人な女性 |
バギーに乗って参りましたのはリゾートの端にあるクブ・ビーチ。階段をひたすら降りること50m。50代の私たちにはなかなかの道のりでしたが、道を抜けると突然海が広がり見晴らしのよい場所に到着。疲労感も一気に吹き飛びます。
ここはリゾート専用のプライベートビーチで、ホテル群と離れているため人気も少なく隠れ家的な場所。ガゼボ(東屋)やサンデッキを自由に使うことができ、ビーチ専属スタッフがタオルとおしぼりをサーブ、チェアもセッティングしてくれます。その後注文していたピクニックランチを頂くことに。私は、ローストチキンやトルティーヤチップなどがセットになった地中海風を。主人は、エビの辛口酸仕立て、バリ風ローストダックサラダなどが盛り込まれたインドネシア風をセレクト。こんな素敵なビーチでランチが頂けるなんて…気分が上がります。
しばらくデッキチェアでのんびり過ごしたあと、シャワーで砂を落として、いざ出陣!(出陣という言葉がピッタリ。だって約200段の階段を登るのですから……)階段をあがりきったところに冷たい水が用意されていて感動!サーブしてくれたスタッフが神様に見えました……。
ピクニックランチ
インドネシアン風280,000ルピア、
地中海風300,000ルピア
リゾートのあるジンバランというエリアは、漁港としても有名ですので、毎日市場から新鮮なシーフードが届きます。席に通されますと、オープンキッチンのカウンターに並べられた、シーフードの中からセレクトするように案内されます。基本的には量り売りなので、1gあたりの値段を表記。厨房スタッフが笑顔でその日のおすすめを教えてくれます。料理方法も指定できるのですが、スタッフがおっしゃる通りにオーダーするのが無難なようです。
シーフードを頂きたいわ!という私の要望を受け入れてくれた主人は、ロブスター(1,120,000ルピア)にマッドクラブ(800ルピア/1g)をオーダーしてくれました。
注文した料理が出てくるまで、前菜セットがテーブルに並びます。「ガドガド」は、ゆでたお野菜にピーナツソースがかかっているバリ島の定番料理。甘辛の野菜スープに空芯菜がサーブされ、これだけでお腹がいっぱいになりそうです。すべて食べ終わった頃にロブスターが到着。味付けが指定できたので、クリームソースとガーリックソースのハーフ&ハーフに。日本で食べる伊勢エビよりしまりがよく、ぎっしりと身が詰まっていて、食べ応えがございました。カニも、多少食べづらさはあるものの、味は絶品。二人、無言のまま黙々と頂きました。
カニを1匹丸々調理するマッドクラブ。
さっきまでカウンターで生きていたシーフードを
調理してもらいます。
キシック・バー・アンド・グリル
【営業時間】17:30〜23:00
ロブスター 1,120,000ルピア
マッドクラブ 800ルピア/1g
ヴィラの正門玄関をくぐり、庭に敷かれた石畳に従って歩いていきますと屋内リビングに到着します。ゆったりとしたリビングルームは、インテリアや装飾品にいたるまで、すべてがゴージャス。天井を見上げると、バリニーズスタイルのアランアラン(茅葺き)の屋根が。天井がとっても高いので部屋が広く感じます。テーブルの上には、バナナ、りんご、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツが用意され、キレイに飾られたフラワーアレンジメントも気分を華やかにしてくれます。
リビングからベッドルームへ続く扉を開けると、ドレープが優雅に広がる天蓋付きのクイーンベッドに目を奪われます。こんな広いベッドなら、寝相の悪い主人と寝ても気にならないでしょう。
隣のバスルームには、ダブルボウルの洗面台が設置。1人1台使えるのも便利です。ローズやフランジパニ(プリメリア)がたくさん入ったフラワーバスを見て、「ドラマの世界みたいだな……」とぼそっとつぶやいた主人。サイド3つ並んだキャンドルに火を灯しながら入ったらロマンチックだろうな〜と、私は早くもバスタイムが楽しみです。
屋外のトロピカルガーデン&プールからは、ジンバラン湾が見渡せます。プールサイドにあるデイベッドに横になりながらボーッとしても、ガゼボでのんびりお昼寝しても、何をしていても気持ちが良いものです。
プールの水深は1.2mなので、泳がずに浸かっているだけでも楽しめます。こんな素敵なヴィラならば、どこにも出掛けず、日がな1日のんびり過ごす日をつくってもいいですね。
もちろん、隣の部屋の声など一切聞こえず、プライベートがきっちり守られた空間でした。
※上記内容は2014年7月現在のものです