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バリ島最新レポート

トゥランベン1本目

投稿日:2015年02月25日(水)

サヌールにある日本人オーナーのダイビングショップ「エナ ダイブ センター & マリン アドベンチャー
(以下、エナダイブ)」。

暫く日本人スタッフが不在だった為、日本語の堪能なローカルスタッフが日本人の対応をしてくれていたのですが、約2ヶ月程前から待望の日本人インストラクターが入った、と聞いて早速ファンダイビングに連れて行って貰うことになりました。

今回のファンダイブは、沈船ポイントで有名な「TULAMBENトゥランベン」。
トゥランベンはバリ島の東部に位置していて、サヌールからの所要時間は通常約2時間半程。

ゴロゴロした大粒の石で埋め尽くされたビーチからのエントリーと聞いて、日常生活でほぼ運動していない足腰に不安はあるものの、「バリ島の海でのダイビングの楽しさをお伝えしたい!」「バリ島でのダイビングはサクッと気軽に楽しめる! 」という事を実際に体験するべく、行って参りました。

実際に体験した後の感想は「本当に手ぶらで大丈夫」なんです。
持っていくのは健康な体と、ワクワクの気持ちだけ。
余計な荷物や日頃のストレスは、ひとまずぜ~んぶ置いて行きましょう!!!

さて、ファンダイブをエスコートしてくれるエナダイブは、サヌールにオフィスがあります。
クタ方面からサヌールに向ってパイパスを走り、
アヨディアレストランを過ぎて最初の信号を過ぎたひとつ先を左折。
バイパスからからちょこっと中に入ったところがオフィスです。
オフィス オフィス
バイパスから左折すると、直ぐにパディの青い旗と金文字の看板が目に入ってきます。
普通、お客様は滞在先ホテルまで無料送迎してくれるので簡単&楽チン。(但し、遠方からご参加の場合は有料送迎になる場合も有ります・要問合せ)

オフィス オフィス
朝7時過ぎ。まだ他のお客様は到着していないようです。

他のお客様の到着を待つ間に、器材を保管しているお部屋を見せて貰いました。
ズラッと綺麗に並んだBCDとレギュレーター、ウェットスーツにブーツ。 ズラッと綺麗に並んだBCDとレギュレーター、ウェットスーツにブーツ。

ズラッと綺麗に並んだBCDとレギュレーター、ウェットスーツにブーツ。
ズラッと綺麗に並んだBCDとレギュレーター、ウェットスーツにブーツ。
生理整頓されていると見ていても気持ちがいいです。
私のブーツサイズはXXS(靴はいつも23 ~23.5)、
身長158センチ、体重55キロの体に合わせたウェットスーツはM。
BCDはXS を選んで貰いました。

まだ時間に余裕があったので、お隣の「フィッシングルーム」も見せて貰うことに。
フィッシングルーム フィッシングルーム

フィッシングルーム
私は釣りには全く詳しくないのですが、整然と並べられた釣竿やルアーは、
見ているだけでワクワクしてきます。
バリの海は、ダイビングは勿論、トローリングなどの釣りも楽しめるんですって。
釣りも手ぶらでOKとの事。釣り好きの方、是非豊かなバリの海でダイナミックな釣りをご体験下さい!


それでは話をダイビングに戻しましょう。

ファンダイビングをする前には、必要な書類3種類を渡されます。
記載されている内容をきちんと読んで、納得してから直筆で署名します。
書類 書類

書類
ダイビングライセンスを持っている方は、ログブックを忘れずに持ってきて下さいね。

エナダイブでお借りしたビーチタオル。大判サイズでクリーニングから戻ってきたばかりの、良い香りがしてます。勿論無料。
ビーチタオル

エナダイブの専用車。出発前にドライバーさんが最終点検しています。青い車体に描かれた、カラフルな魚達の絵は、街中で走っていてもとっても目立つ車です。乗り心地も抜群でした。
エナダイブの専用車


午前8時過ぎ。他のお客様3名も用意が整ったようです。いざ、トゥランベンへ向けて出発!

車窓から眺めるバリの風景は、私の腕では撮影出来ませんでした。ゴメンナサイ。

車窓から眺めるバリの風景

トゥランベンまで後1時間位の所まで来た時、雨が降り出しました。遠くに見える水平線もグレー。。。 
どっちみちダイビングでは全身濡れるので、雨は全く問題なし。

午前10時半。トゥランベンに到着です。
トゥランベンに到着 トゥランベンに到着
雨は上がっていましたが、海はグレーのまま。。。
曇りの日は日焼けをし過ぎる心配が無いので、お肌には優しく思えますが、
曇りでも油断は禁物! 曇っていても日焼け止めは忘れずに。

エナダイブが提携しているバンガローには、欧米人のダイバー達が沢山集まっていました。
この日は日本人は私とエナダイブの日本人インストラクターのミチさんの2人だけでした。
欧米人のダイバー達が沢山 欧米人のダイバー達が沢山

こちらはダイバー達が休憩したり食事を摂ったりする場所です。
ダイバー達の休憩所 ダイバー達の休憩所

鍵のかかるロッカーなどは無し。
ミチさんに聞いたら、「ドライバーがずっと見てますし、荷物が無くなる心配はないですよ」との事。
「もしも不安なら、車の中に保管しておく事も出来ますが」と提案してもらったものの、ここはバリ。誰も居ない車の中に入れておくより、ヒトの目が届くここに置いておいたほうが安心です。
(実際、この日はランチを挟んで2本潜りましたが、私の荷物には指一本触れられず。潜りに行く前に置いたままの状態でした。)

ダイブセンターまで運んでくれるのは地元のお母さん達 ダイブセンターまで運んでくれるのは地元のお母さん達
車から器材を降ろして、徒歩約200~300メートル位の距離にあるダイブセンターまで運んでくれるのは地元のお母さん達。
女性はどの国でも働き者なんですね。

潜る前のブリーフィングをしましょう 潜る前のブリーフィングをしましょう
「潜る前のブリーフィングをしましょう」
爽やかな笑顔のこの男性が、エナダイブの日本人インストラクター、西嶋ミチヒロさん、通称ミチさんです。現在28歳。埼玉県出身。
バリ島に来る前は、パラオやタイでインストラクターをされていたそう。

ビーチエントリーの場所、水中の中で進むコースなどを説明してくれます。
ついでに、エナダイブでレンタルしてきた水中カメラの使い方も簡単に説明して貰いました。


私もこのヒト達みたいに、潜りに行きますよ~! 私もこのヒト達みたいに、潜りに行きますよ~!
私もこのヒト達みたいに、潜りに行きますよ~!
海面にはちょっとうねりが出てきています。大丈夫かな。。。




トゥランベン・1本目。
ゴロゴロの石をナントか乗り越え、ビーチエントリー。
うねりで体のバランスが崩れそうになるのをナントかこらえつつ、
海に浸かりながらマスクを付けてフィンを履きました。

寝不足のせいか、今回も最初は右耳の耳抜きに苦戦。。。
何度も停まって貰いながら、決して無理をしないでゆっくりマイペース。
右耳にトラブル有り、のハンドサインを出すと
ミチさんも私がOKのサインを出すまでジッと待ってくれています。

なんとか右耳も抜けるようになり、調子を取り戻して少しずつ潜っていくと。。。
ツノダシがゆらゆらと優雅に迎えてくれました。 
初トゥランベン、感動のスタートです。

初トゥランベン 初トゥランベン

初トゥランベン

一面に広がる碧い世界。 
インストラクターの姿が見えているのって、やっぱり安心します。
初トゥランベン 初トゥランベン


・・・!!!  アレッ??? 右足がナンだか急に軽くなった、と思ったら、
フィンが脱げていました。自分で履いたときに、ストラップの締め方が甘かったみたいです。
ミチさんがすかさず拾ってくれて履かせてくれました。
お手数ばかり掛けてスミマセン、と心の中で感謝、感謝。
初トゥランベン

小さくてカラフルな魚達の乱舞。
魚達は私のことなんかお構いなしで、それぞれ好き勝手に泳いでいます。
ぶつかりそうでぶつかってこない無数の野性の熱帯魚。新鮮な驚きです。
初トゥランベン

ミチさんが私の視線を捕らえて「あっち見て!!!」
知らせてくれた先には、ゆったり泳ぐ海亀の姿が! 
初めてのトゥランベンで海亀に遭遇出来るなんて、トゥランベンの海の神様に感謝。
初トゥランベン 初トゥランベン


海亀の後姿を見送って、先へ進みます。
長い年月を掛けて朽ち果てている沈船には、沢山の海の生き物がくっついています。
どこに目を向けても飽きる事はありません。
初トゥランベン 初トゥランベン

モンハナシャコの尻尾の青さに感激したり、ツバメウオの大きさに見惚れたり・・・
モンハナシャコ ツバメウオ

沈船と入っても、浅いところは3メーター位からその姿が始まります。
奥の深いところで30メーター位あるのだそう。
沈船 沈船

ここはドロップオフのようにスコーンといきなり深くなっていました。
トゥランベン トゥランベン

体の上半身は温かい海水に包まれながら、腿から足先までは冷たい海水に包まれる。
地上では体験出来ない、不思議な感覚に包まれるのも水中ならでは。

トゥランベンの海の中は、とってもダイナミック。
カラフルな海の生き物を見ているだけでも大興奮。
次から次へと、目を引く生き物が見つかって、楽しくて仕方ありません。
サンゴかな? イソギンチャクかな? お花みたいに綺麗な青いのはナニ??
トゥランベンの海の中は、とってもダイナミック トゥランベンの海の中は、とってもダイナミック

トゥランベンの海の中は、とってもダイナミック トゥランベンの海の中は、とってもダイナミック

海の中で一番最後まで残る色は青だそうですが、
深い青に包まれた鮮やかな黄色の魚は、遠くからでもとても目立ちます。
トゥランベン トゥランベン

トゥランベン


下ばかり見ていて、ふっと上を見上げてみると、
頭上にも沢山の魚達の姿。横を向いても沢山の魚達の姿。
広い海の中で、自分も魚達に紛れて海と一緒になったみたい。
トゥランベン トゥランベン

トゥランベン トゥランベン

んん?? ミチさんが手招きしています。
手招きされている方向、前方の岩の方へ泳いで行くと・・・

ライトで照らしてくれた先には、見た事も無い数の小さな稚魚。
キラキラ銀色に光る背中の透明な稚魚の群れは、銀のカーテンみたいにびっしり。
見た事も無い数の小さな稚魚 見た事も無い数の小さな稚魚

小さな魚と大きな魚。どっちも悠然と自分のペースで泳いでます。
小さな魚と大きな魚。どっちも悠然と自分のペースで泳いでます 小さな魚と大きな魚。どっちも悠然と自分のペースで泳いでます

コイツは、私を見て笑った魚。私の顔の真正面に来たんです。
「噛まれたらどうしよう・・・」と、一瞬たじろいで
シャッターチャンスを逃した私をバカにするかのように
スッと上昇して、お腹見せて泳ぎ去っていきました。
トゥランベン トゥランベン

サイズがデッかかったハタ系の魚。分厚い唇が印象的でした。
サイズがデッかかったハタ系の魚 サイズがデッかかったハタ系の魚

1本目の記録:
水温27.6度、潜水時間42分、最大水深22.4メートル(平均13.2メートル)、透明度12‐13メートル、

うねりと流れも多少あったものの、初心者の私でも大満足!!!
水中で陰になり日向になり(?)、私の危なっかしいところを見守り支えてくれた、
インストラクターのミチさんのお陰です。有難うございました。

次回はトゥランベン2本目に続きます・・・お楽しみに。

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