バリ島では色々なお食事が楽しめます。
世界有数のビーチリゾートとして人気のバリ島では、日本料理、インド料理、中華料理、韓国料理、フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、地中海料理など、世界各国の様々な食事を出すレストランが沢山あります。
勿論、国土が広く大小様々な島で成り立っているインドネシア国内でも、その島々や地方色豊かな食文化に基づいた沢山の種類の食事が楽しめます。
宗教によっては食べられる食材が限られている場合も多いインドネシアでは、一般庶民に一番好まれる食材は宗教で制限をされていない「鳥肉」です。鶏肉を食べない宗教はインドネシアの中にはありませんので、安くて美味しい鳥料理が沢山あるんです。
今日はそのなかでも、最近バリ島で人気のジャワ島から伝わった鳥料理「アヤムゲプレッ」をご紹介したいと思います。「アヤムゲプレッ」は鶏肉を素揚げまたは薄い衣をつけて揚げたものにサンバルを和える(と言うよりも塗り付ける、に近い状態)料理です。アヤムは「鳥」、ゲプレッは「叩く」と言う意味で、鶏肉の食感が柔らかくなるように叩いているらしいです。
今日オフィスの近くの食堂でランチに頼んだ「アヤムゲプレッ・コンプリット」。コンプリットとは、主役のおかずの他に脇役のおかずが入っている豪華版(?)で、鶏肉の他に目玉焼き、つみれの素揚げ、厚揚げ豆腐、キャベツの炒め物が一緒になって現地通貨で35,000ルピア(日本円で約300円弱)です。 コンプリットではない普通のものはもっとシンプルでお値段も安いんだそうです。辛いサンバルを塗り付けた鳥の素揚げはお皿の上、時計の10時の場所にあります。オレンジ色の見えているものは生のチリを使ったサンバル。つぶしたチリに塩やその他のスパイスが混ぜてあり、とっても辛いのですが美味しいんです。ちなみに辛さの調節はチリを何個使うかで決めたり、「辛さは普通に」と注文の時にリクエストしたりします。
揚げ物料理を頼むとほとんどキュウリの添え物が付いてくるのは、辛くなった口の中を覚ます作用があるからなんでしょうね。トマトは付いていたりいなかったりですが、キュウリはほぼ付いてきます。
地元料理は美味しいですので是非お試し頂きたいのですが、衛生面や辛さの面でお勧めの出来ない場合もあります。地元のローカル料理をご自身の目で見て、食べている人や食堂の環境なども良く観察して、そして、もしも「これ食べたらお腹壊すかも・・・」と思った場合は止めておいた方が無難です。(後で思った通りにお腹を壊す確率が高いですので)