皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次会合が2018年10月にバリ島のヌサドゥアで開催を予定しています。
年次会合は10/12-14の3日間を予定されていて、この会合には世界189カ国の代表者おそよ1万3000人以上の出席が予定されています。勿論日本からも多数の参加者がご来島される事でしょう。また、超大型の会議の為、開催期間だけでなく、その前後の早い時期10月5日頃から20日頃までは大きな影響が予想されています。
「IMF 2018年 バリ島」をキーワードにしてネット検索してみたら、こんな記事がありました。
『2018年10月に来島約3万人規模となる超大型会議「IMF(国際通貨基金)世界銀行年次総会」がバリ島・ヌサドゥアにて開催される予定です。このため、バリ島のどのホテルも2018年10月05日~20日頃まで、インドネシア政府にブロックされており、既に満室となっております。この時期にバリ島へのご旅行を計画されている方は、上記期間を外されることをお勧めいたします。(引用元:著者ワールドブレス 2018年1月23日)』
なんだかとっても大変な事になりそうな予感。。。
インドネシアの記事の中には、『30人の国家トップクラスと1万9000人の代表が参加』という記事もありました。(引用元:ボイスオブインドネシア日本語版。2018年1月12日付)
私は会議に関する難しいことは分かりませんので、この世界的な超大型会議がバリ島のヌサドゥアで開催されると、バリ島ではどんな事が起きるのか、今までのAPECなどの経験を思い出しながらお話したいと思います。
勿論この超大型会議の影響が最も大きいのは開催地となるバリ島南部のヌサドゥア地区周辺です。
過去のAPECの時よりも参加者は格段に多くなりそうですので、ヌサドゥアの5つ星ホテルが揃う特別地区と、そこから若干外れたヌサドゥアエリア、更にはジンバラン地区にまで影響が及ぶと言って間違いないと思います。
特に、ヌサドゥアの特別地区の敷地内に入る場合には、旅行会社のガイドさんやアクティビティ会社からの送迎などは事前に特別な許可証のようなものを作らないと敷地内にも入れないと思われます。APECの時がそうでした。
ですので、一般の旅行者の方々は色々面倒なことがありそうなのでこの時期のヌサドゥア近辺のホテルは避けたほうが賢明です。
その代わりに、サヌール、クタ、レギャン、スミニャック、ウブド、といった地区ではそれほど影響は大きくないと思われますし、ホテルにもまだまだ空室があります。
旅行会社として一番心配なのが、期間中の人口が一時的に増える事による道路の渋滞と交通規制です。なにしろ各国のトップクラスがいらっしゃるわけですから、警備も厳重にならざるを得ないでしょうし、バリ島では国の偉い人が通る時は事前予告なんて一切無しで道路をいきなり一時的に閉鎖してしまう事なんて日常茶飯事ですから、思いがけない突然の道路閉鎖で何時間も道路で立ち往生・・・というような事態になることも十分考えられます。
現在行われている空港近くの大規模なアンダーパス(立体交差点)の工事は、このIMF世界銀行年次総会に間に合わせるように急ピッチで作業が行われていますので、10月には空港近くの地域に限り工事による渋滞は解消されることでしょう。但し、空港近くの立体交差点の工事が終わったとしても、他の地区での関連工事は引き続き行われます。従って、現在行われている大規模は工事の全てが完成するまでは地域によっては慢性的な渋滞が予想されますので、特に帰国時のお迎え時間については旅行会社の指示に従って頂く事を強くお願い致します。
と言う訳で、図らずも今年の10月前半から中旬に掛けてバリ島へご旅行の予定をされている皆さんは、以下の点に十分留意して、今からご旅行中の計画を立てるようにして下さい。
「移動時間にはたっぷりと余裕を持つ」突然予想していない酷い渋滞に巻き込まれても大丈夫なように、時間には十二分に余裕を持たせて行動しましょう。これに尽きます。早く着いてしまった場合は待てば良いだけです。
「ヌサドゥア方面やその近辺には行かない」 触らぬ神にたたり無し、です。
「気にあることがあったら、旅行計画を立てる時にバリ王のスタッフに聞いてみる」分からない事は専門家に聞くのが一番です。たとえば、「このホテルに泊まってみたいけど、場所的にどうなの?」など、何でもお気軽にお尋ね下さい。