皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
バリ王では、皆さんにオンタイムで実際のバリ島の様子をご紹介する為に、
それぞれ異なった場所の最近の様子をご紹介させていただきます。
今回は欧米人にも大人気で毎日沢山の観光客が訪れている文化的観光スポット、
バトゥブランで行なわれている「バロンダンス」の10月28日(土)の様子をご紹介します。
この日もいつもと変わらずの大盛況で、欧米人のお客様でほぼ満席御礼。
沢山の観光客で席が埋め尽くされていました。
皆さんにご紹介するのは、バロンダンスのクライマックスの様子。
トランス状態に入った踊り手達は、悪の象徴ランダに操られていた様。
聖獣バロンの登場でみんな倒れてしまいました。
聖獣バロンは善の象徴です。 見た目は日本の獅子舞に似ていて、
アジアのオリエンタルな雰囲気を好む欧米人にはとてもエキゾチックに見えるそうです。
バロンの中には2人の踊り手が入って踊ります。
再び起き上がり、鋭い短剣を自分の胸に刺し続けます。
悪のランダの仕業です。
トランス状態だった踊り手が舞台の奥に入り、最後にバロンが舞台の奥に入って終わりになります。
バロンダンスの物語りの中では、誰も勝っていないし、誰も負けていません。
バロンダンスとは、バリ人の世界観である
「人間が生きているこの世は善と悪のバランスの上に成り立っている」という、
深い意味が込められている踊りだからです。
バロンが奥に入ってしまうと舞踊は終了です。
会場を後にする観客の姿の中には、お子様も数多くいらっしゃいましたが、
会場ではお子様のぐずる声や騒ぎ声などは全く聞こえませんでした。
きっとお子様も大人同様に食い入るように、夢中になって観賞していたのでしょうね。
欧米人のお客様は、外で待っていた担当のガイドさんに会って開口一番に
「素晴しかった」、「楽しかった」、「とても良かった」と、口々に嬉しそうにお話されていたので、
傍で聞いていた私までとっても嬉しくなってしまいました。
会場前の広場にある割れ門の前で楽しそうに写真を撮っている方々。
バロンダンスは日本人のお客様にも人気のある観光スポットですが、
これほどまでに大勢の欧米人のお客様にも大人気だとは思っていませんでした。
お子様の姿が多かったことも印象的でした。
バリ島は相変わらず晴天続きで、欧米人観光客の皆様もたくさんいらしています。
是非皆さんもバリ島にお越しになって、生のバロンダンスを実際にご覧になってみてくださいね!