『バリ島の交通事情と移動方法』
その3「南部エリア内の移動方法と交通事情」
世界中からの観光客の集まる南部エリアは、交通面でもとても便利な地域です。
ホテルなどの滞在先でタクシーを呼んで貰うのも簡単ですし、
なにより、1日中街中で流しのタクシーを捕まえる事が出来ます。
勿論、深夜になれば流しのタクシーの数も減りますが、
観光客が行くようなナイトクラブ付近では、深夜でも客待ちのタクシーがいます。
ここでは、今までに受けた質問から抜粋して、
南部エリアでの移動方法について、Q & A 方式でご紹介します。
Q. ジンバランまたはヌサドゥア地区に宿泊予定ですが、スミニャックでのディナーを考えています。
A1. 往復共、タクシーを利用するのが一番簡単です。
まず、宿泊先のホテルでタクシーを呼んで貰って、目的地まで行きます。
帰りも同様に、食事をしたレストランでタクシーを呼んで貰って宿泊先のホテルまで帰ります。
移動の途中で渋滞に遭う場合も考えて、時間には余裕を持って出掛けましょう。
Q. 出来れば、ディナーに行く前にちょっとスミニャックでショッピングも楽しみたいのですが。
A1. この場合は、旅行会社が扱っている専用車のチャーターを利用するのが便利です。
ディナーのレストランへ行く途中にショッピングをする場合、
時間は出来るだけ有効に使いたいもの。
専用車のチャーターを利用すれば、タクシーを拾うまでの待ち時間などが無いので、
時間を有効に、自由に使えます。
通常、専用車のチャーターは利用時間の延長も可能なので、
食事の後で、ホテルに帰る前にちょっとコンビニへ立ち寄り、と言うような事も簡単です。
Q. デューティーフリーまで、宿泊先のホテルから
無料タクシーを利用して行こうと考えていますが、帰りはどうすれば良いですか?
A. デューティーフリーでは、お買い物をしたお客様用に、
宿泊先ホテルまで送って貰えるシャトルサービスがあります。
シャトルサービスは毎時丁度の出発ですが、ご利用のお客様が多い場合は、
デューティーフリーでお買い物をした方が最優先となるようです。
お帰りのシャトルサービスをご希望の場合は要予約となりますので、デューティーフリー出口にある
カスタマーサービスでご予約くうださい。
Q. タクシーに乗るときに気をつけておかなくてはならない事は何ですか。
A. これは日本でも同じだと思いますが、まず小額紙幣を用意しましょう。
高額紙幣で支払いをしようとしたら、お釣りがない、という事もあります。
10,000、20,000、50,000ルピア札の他に、2,000、5,000もあると便利です。
また、運賃の10%程度のお釣りの場合は、チップとしてあげてしまうのもスマートです。
乗車したら、必ずメーターを作動させていることを確認して下さい。
昔に比べてかなりタクシードライバーのマナーも向上していますが、
未だにメーターを使わないで走らせることもありますので、メーターは必ずチェックしましょう。
そして、「メータープリーズ」と言っても一向にメーターを使おうとしない場合は、
さっさと降りて違うタクシーを探しましょう。
但し、あまりにも近距離でタクシーを利用する場合には、
メーターの表示料金ではなく、ミニマム料金を請求される事があります。
ミニマム料金は車内にも記載されているので、タクシードライバーの正等な言い分です。
ぼったくりではないので、間違えないようにして下さい。
Q. 最近バリ島やバリ王のウェブサイトでも良く見るクラクラバスとはどういったものですか。
A. 2014年に開通した、旅行者向けのシャトルバス。
クタのTギャラリア・バイ・デューティーフリーが起点なので、何処に行くにも便利。
予約は不要ですが、チケット購入が必要で、「クラクラコイン」と呼ばれる
コイン状の乗車チケットはドライバーから直接購入可。チケットの購入は現金のみ。
Q. タクシーとチャーター以外の移動方法刃有りますか? あったら教えて下さい。
A. タクシーと、旅行会社の取り扱う専用車チャーター以外にも、
いくつか交通手段はあります。以下に挙げますが、
安全面などの点から、観光客に薦められる移動方法ではありません。
予めご了承下さいね。
・オジェッ =オートバイタクシー。黄色いヘルメットが目印。
車ではどうにもならない渋滞時や、 特定の状況下では必要でもありますが、
オートバイに乗り慣れていない場合は危ないので十分な注意が必要。
・ベモ =公共の乗り合い小型バス。サヌール地区など、ある一定区間に限って、
分かり易く走っているものは利用可能ですが、小型の乗り合いバスの為、
スリの被害に遭う等の報告もあるようですからお勧め出来ません。
・トランス・サルバギタ =2012年から運行を開始した公共路線バス。
料金は安いですが、繁華街から離れた場所にしか停留所がないので、
バス停まで行くのに一苦労します。
旅行者の移動には向いていないと言えるでしょう。
海外旅行中に、どんな交通手段を選ぶのか、も自己責任です。
楽しい旅行を続ける為にも、無理せず、安心と安全を最優先しましょう。