皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、皆さんはバリ島へ来る前に「観光」のご予定は立てていらっしゃいますか?
バリ島の観光地情報は、インターネットやガイドブックが主な情報源になっている昨今。
綺麗なカラー写真が何枚も紹介されていますし、
以前バリ島に来た時に観光地に行った事がある方は、
「今更、バリ島の観光地巡りなんて・・・」と思ったりしていませんか?
「有名なXXX や XXX には1回行った事があるし、観光はもう十分よ」
既に1回訪れた事がある場所であれば、
「2回も行かなくてもイイや」と思うのも当然かもしれません。
ところが、私自身、実際に機会を作って観光地と呼ばれる場所を訪ねてみたら、
何度か過去に行った事がある場所であっても、
前に行った時とは違う、思いがけない発見があったり、
バリだからこそ、の景色を見て、心が洗われるような、癒しを感じたり、
そして、「もっと、もっと、バリを知りたい」という、
バリ島に憧れていた頃の気持ちがムクムクと湧き上がってきて、とても新鮮でした。
そこで、「バリをもっと知りたい!」という純粋な気持ちを基に、
皆さんにバリ島の魅力的な観光地についてもっと知ってもらえるように、
私自身が実際に観光地へ出掛けたお話しをご紹介してみたいと思います。
と言うわけで、今回は「ギギッの滝」をご紹介致します。
バリ島北部のブレレン県にあるギギッの滝へ行くには、
バリ島南部(クタやスミニャック地区)から出発して、車で約2時間ちょっと掛ります。
(途中で渋滞がある場合には所要時間は異なりますので予めご了承下さい)
ブドゥグール植物園の目印、大きなトウモロコシの道標を右折して、
高原のゴルフ場、ハンダラゴルフクラブを通り過ぎ、
シンガラジャ方面へ向うクネクネの山越え道を、道なりに進んで行きます。
ギギッの滝へ行くには、まず駐車場に車を停めるのですが、
このギギッの滝、日本の華厳の滝のような1つではなく、
上・中・下の3つに分かれているそうです。
今日の目的地は一番有名で見応えのある一番下。滝つぼのある部分です。
2時間強の移動時間を終えて、ガランとした駐車場に車を停めて歩き始めると、
すぐ前のお店で見慣れないものを見つけました。
その名も「プルタミニ」。
普通のガソリンスタンドの名前は「プルタミナ」なので、
プルタミナのミニ版という意味でしょうね。
都市部から遠い地域では、ガソリンや軽油は生活必需品。
このミニスタンドが出来て随分重宝していることでしょう。
前方にギギッの滝へ行く道案内の看板が見えています。この矢印に従って進みます。
看板を過ぎて程なく、歩道の脇にドリアンが木にぶら下がっているところを発見!
ドリアンって、こんな風に実るんですね。初めて間近で見ました。
看板からテクテクしばらく歩いて、入場券売り場に到着しました。
入場料は大人1人5,000ルピア。子供は3.000ルピア。(2015年4月現在)
今日案内してくれているガイドのアルサさん(本名: スディアルサ/SUDIARSA)は、
バリ島の植物や寺院、神話などにとても詳しい、笑顔の素敵なベテランガイドさんです。
チケット売り場を過ぎて直ぐに、小さな橋の上を渡ります。
流れは若干速いようですが、川幅が広くないので、小川のせせらぎ、といった風情です。
程なくして、前方に滝が部分的に見えました。
まだ遠いからなのか、滝から聞こえる水音などは聞こえてきません。
歩道を進んでいくと、滝の音がかすかに聞こえてくる気がします。
脇道があったので、ちょっとだけ入ってみました。
脇道に掛っていた小さな橋から川を眺めると、
チケット売り場の近くで見た川よりも幅が狭くて流れも急でした。上流に近付いたようです。
チケット売り場から舗装された道を急がずに歩くこと約15分。
歩道の脇に茂っている木や花。。。
ギギッの滝へ行く途中に見られるバリの自然については、まだ別の機会にしますね。
滝の音がハッキリ聞こえてくるなぁ、と思ったら・・・目の前に現れました。
この滝に観光客が訪れるようになるよりもずっと昔から、滝を見守り続けている小さなお寺。
お寺は小さく、特に名前などもありませんが、施された竜の彫刻はとても素晴らしいものでした。
この竜達はいつも滝を見守っているのですね。
この日は曇り。滝から風に飛ばされる飛沫が、辺り一面に霧のように漂っていました。
滝の傍にも小さな祠がありましたが、飛んで来る水飛沫がとても強く、
雨具を持っていなかったので、近くへは行けませんでした。
水の音にはリラックス効果があると聞いた事があるので、モノは試し。
しばらくの間、滝を見つめて音だけに集中してみることに。
滝からの水飛沫が全身に掛って少し濡れるくらいの距離で、
(雨で地面が濡れていたので)立ったままの姿勢でしたが、
ぼーっと頭をからっぽにして滝を見つめていると、
心が軽くなるような、淀んでいたナニカが洗われて流れていくような気がしました。
気のせいかしら? でも、すっごく気持ち良かったんです。
晴れていたら、滝に近い石の上に座ってみたくなりました。
滝の周りは森。自然のマイナスイオンたっぷり& 霧のお陰で、
乾燥しがちなお肌もしっとりでした。
滝の辺り一面の森が霧に包まれているかのよう。
森の木々の緑はとても濃くて、生き生きしています。
「ギギッの滝」は、タオルを持っていれば、足だけ川の水に浸かってみるのも気持ち良さそうでした。
但し、川の石は非常に滑りやすいので、滑らない履物でお足元には十分ご注意下さいね。
(川での水遊び等はお客様の自己責任になります。くれぐれもご注意下さい)
因みに、私の友人のご主人様はこの滝に打たれたそうです。
大人にはそういう滝の楽しみ方もあるのですね。。。内心ちょっと羨ましいです。
今回はバリ島北部の「ギギッの滝」をご紹介致しました。
皆さんも是非お時間を作って訪れてみて下さいね。
「ギギッの滝へ行ってみたくなった!!」という方へ。
バリ島南部にご滞在の場合は、最低6時間のチャーターをご利用下さい。
尚、今回私と一緒に出掛けてくれた担当ガイド、アルサさんをご指名頂く事も可能です。
(要別料金)
どうぞお気軽にお問い合わせ下さいね。