皆さん、こんにちは。 バリニー王の嫁、キタです。
さて、「静寂の日」と呼ばれる今年の「ニュピ」は3月21日。
「ニュピ」はバリヒンドゥー教のサカ暦の元日にあたります。
今までの年の全てを清めて、新しい年を迎える前に、
お寺に納めてあるご神体を海(地域によっては川や湖)に運んで清める為の儀式、
「ムラスティ」が行われます。
このムラスティの儀式に参加したサヌール出身のガイドさんの話では、
サヌールのビーチでは一千人以上が集まって、それはそれは壮観だったそうです。
こちらはガイドさんから貰った画像。
青い空に白いバリの衣装がとっても素敵。絵になります。
さて、一変してこちらは、ニュピ前日の夜に行われる「オゴオゴ」の製作中の画像です。
「オゴオゴ」を制作しているのは若い人(10代)の少人数のグループ。
昼間は学校に通っているので、集まるのは深夜過ぎてから。
どこかあどけなさのある、ユーモラスなオゴオゴになりました。
こちらはガイドさんから送ってもらった、今年のオゴオゴのほんの一例。。。
大人が作ったオゴオゴは、受け継がれている高い技術力に裏打ちされた大作。
造形美、色彩、細部まで作りこまれたオゴオゴは迫力満点です。
ニュピの前夜、大きなオゴオゴ達が山車に乗って男性に担がれて街を練り歩く姿は、
まるでオゴオゴそれ自身が生きているように見える瞬間があることも。。。
鳥肌が立つほど感動します。
どちらも、ニュピの前だけに行われる1年に1回だけの特別な儀式、
ムラスティとオゴオゴ。
興味が湧いた方は、来年は是非ご自身で実際にバリ島に見に来て下さいね。