1年間が乾期と雨期の2期に分れるバリ島には、日本の「春」に相当する季節は無いのですが、春に生まれるイメージが強い昆虫は、春が無いバリ島にも沢山生まれています。
今回は、昆虫と蝶が好きな方にお勧めの「バタフライパーク」が、リニューアルして新しくなっているのでご紹介したいと思います。
「バタフライパーク」があるのはバリ島中部のタバナン県中部。
バリ島南部地区からは車で約1時間半、ウブドからなら約1時間弱。
タバナン県の中心地から「バタフライパーク」に向かう道では、車窓から美しく広がる田園風景がご覧頂けます。
以前は素っ気のない入り口でしたが、今は真っ赤なハイビスカスらしき花にとまる大きな蝶が「バタフライパーク」園の入り口でお客様を迎えてくれます。
蝶を放し飼いしている園内には、蝶が好む沢山の木と草花が植えられています。
建物全体の高い壁や天井は無くて、蝶が逃げられないように全てネットで覆われています。
屋根が無いので自然光が入りますが、ネットと樹木で強い直射日光は遮られる場所も多く、所々に池なども造られていますので、のんびりとお散歩するには最適ですよ。
美しい蝶があちこちで飛び回っている姿は、来場者の目を楽しませてくれますが、素人の私が飛び回る蝶を写真に収めるのは至難の業・・・ようやく葉にとまってくれた蝶を撮影するのがやっとです。
園内の中央付近に設けられた小さな小屋の中では、タイミングが良ければサナギから羽化する最中の蝶の様子や、羽化したばかりでまだ羽が伸びていない蝶の様子も見られます。
洗濯ばさみと大きさを比べてみてから、園の女性スタッフさんの掌に載せた状態で見ると、この蝶の大きさがお分かり頂けると思います。
「どうぞ」と私の掌に載せてくれようとしましたが、実は私は蝶が苦手。
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丁重にお断りしました。
バタフライパークの中には、中央付近右手に洞窟のような薄暗い場所が造ってあり、その中ではガラスケースの中でカブトムシとクワガタ虫等も飼育されています。
ガラスケースの中で飼育されてる中から何種類か写真に撮って来ましたのでご覧下さい。
大きく湾曲したハサミが凛々しいクワガタ。
ベージュの身体に短くて太いはさみを持ったクワガタ。
四角い頭のクワガタは、日本のヒラタクワガタと近い種類のようです。
クワガタやカブトムシの他には、ちょっと不気味な蜘蛛もガラスケースの中で飼育されていました。
カブトムシやナナフシなどは、園中央の蝶の小屋の隣で園のスタッフが「触ってみて」と、直接触らせてくれますよ。
三本のツノがかっこいいカブトムシ。
大きなナナフシも実際に触らせて貰えます。
葉っぱにとても良く似た虫は、日本名でコノハムシという昆虫だそうです。
私が園内にいる間、ご家族連れ4名一組とカップル二組の欧米人観光客、ジャワ島から来ていたローカルのご家族連れ6名一組がいらっしゃいました。
特にご家族連れの子供達が、カブトムシやナナフシを触らせて貰っている時は大はしゃぎでした。
バリ島のバタフライパークは近代的な施設ではなく、広さもそれほど広くないので、蝶やカブトムシ、クワガタムシが分かれば、小さなお子様でも大丈夫ですよ。
日本ではなかなか見られない珍しい蝶やカブトムシ、クワガタを間近で見てみて下さいね!