ホテルレポート
投稿日:2016年5月10日
レギャンにある『パドマリゾートアットレギャン』の姉妹ホテルが、ウブドにオープンしました。
早速地図で確認してみると、『ココもウブドなの??』ウブド中心地からは随分離れている場所にあるようです。
ウブドの中心地よりもキンタマーニ方面の中に、一体どんな大型リゾートホテルが出来上がったのか、興味津々で出掛けて来ました。
ウブドを過ぎて更に北上すると、進行方向右側の路肩に見慣れたロータスの付いたパドマリゾートのロゴが見えて来ました。
ウブド方面から行った場合は、この看板石を目印に右折します。
ちなみに、この道をこのまま真っ直ぐ道なりに進んでいくと、キンタマーニまで続いています。
右折した後のパドマウブドまでの道は小さな村の一本道。 素朴な家屋や、日常の生活感が漂う村の中を通って行くのは、日本からバリ島に来た人にとって新鮮な体験になるはずです。
正面に見えてきた大きな割れ門。これがパドマリゾート・ウブド(以下、パドマウブド)のメインゲートです。
車を降りて、ロビーに向います。 ヨーロッパ調の床の模様が素敵。
ロビー周りの建物の様子。 4階建ての大きなホテルですが、周りの豊かな緑を邪魔することなく、うまく溶け込んでいる印象を受けます。ロビーの前に造られた池では、美しいピンク色のロータス(パドマ)が咲いていました。
ガルーダ便で夕方バリ島にご到着のお客様がパドマウブドにチェックインする場合、通常すっかり陽が暮れた時間になります。
「ここはウブドとキンタマーニの中間くらいで標高も高いので、夕方からとても涼しくなるんですよ。今日は特に涼しいので、ウェルカムドリンクには温かい紅茶をご用意致しました」と、フロントスタッフのサトリヤさんの心遣いで、温かいジンジャーティーが出されました。
これは、ロビーレセプションデスクの後ろにある、森をイメージして作られた金属の立体レリーフ。上は夜、下が昼間の様子です。インドネシア人の有名な芸術家の作品だそうです。夜の表情と昼間の表情が全く違うので是非昼夜両方の時間でご覧下さいね。
パドマウブドについてレポートとして特筆すべき点は、豊かな自然に囲まれた立地と、自然の地形が十分に活かされたリゾート内の施設の数々です。
ウブドとキンタマーニの中間という立地は、都会の喧騒や公害からは最も程遠い場所と言って過言では無いでしょう。標高も南部のリゾートに比べて高いので、夜間は涼しく快適に過ごせる事が多いです。
その恵まれた地形を活かして建てられた4階建てのビルディングには、「プレミアルーム」「プレミアデラックス」「プレミアクラブルーム」「1ベッドルームスイート」「2ベッドルームスイート」の5つのカテゴリーのお部屋が入っています。
お部屋の名前に『プレミア』が付く、「プレミアルーム」「プレミアデラックス」「プレミアクラブルーム」は、お部屋の広さと内装は全く同じで、違う部分はお部屋のテラスからの景観と、お部屋に飾られた絵画のみ、という事です。ですから、お部屋を選ぶ際には、「お部屋からの景観」が一番のポイントになります。
と言う事で、今回は『プレミア』の名前が付いたお部屋はまとめて後でご紹介する事にして、違いのあるそれぞれのお部屋からの景観について先にご紹介することにします。
尚、実際に撮ったそれぞれのカテゴリー別のお部屋からの景観を画像でご紹介しますが、お部屋の位置によっては景観が異なります。 こちらでご紹介する景観はあくまでも一例ですので、予めご了承下さい。
『プレミアルーム』からの景観はトロピカルジャングル。
テラス前方に南国の緑の森が広がりますが、森まである程度の距離があるのでどちらかと言うと平面的な印象を受けます。
『プレミアデラックスルーム』からは、お部屋のテラスから直接ガーデンに出る事が出来ます。
テラスには隣のお部屋との壁はありますが、ガーデンに出ると仕切りはないです。お庭から出てそのままちょっとお散歩、という、他のお部屋では出来ない楽しみ方が出来るお部屋です。
『プレミアクラブルーム』からの景色は、先にご紹介した『プレミアルーム』同じくトロピカルジャングル。
そして、位置によってはプールも見渡す事が出来ます。テラスから眺める森が比較的近いので、奥行きのある立体的な森の姿が楽しめるのと、位置によっては夜の静かな時間になると、虫の声と一緒に敷地の下を流れる川のせせらぎが聞こえてくることもあります。
お部屋のカテゴリー毎の景観をご紹介した後は、それぞれの景観を楽しむ為の空間として、全室についている「テラス」をご紹介します。
外に向けて大きな窓のある「プレミア」のお部屋は、朝からとても明るく、全室に付いているテラスも十分な広さがあります。 昼間は外の景色を眺めながらお茶を飲んだり、夜は虫の声を聞きながらのんびりリラックスするのにピッタリです。勿論、愛煙家の方はテラスで煙草をお楽しみいただけます。
そして、水着やちょっとしたモノを干せるハンガーもテラスに用意されているのでとても便利です。
テラスの天井に付けられた扇風機のアイディアに拍手。今までテラスの天井に扇風機が付いているのはお目にかかった事がありませんでした。 乾期は風に恵まれるバリ島ですが、雨期には風が止まる事も度々あってじとーッっと過ごし難いことも。。。自然の風が吹かない時にこの扇風機が活躍してくれることでしょう。
そして、テラスに電源用のコンセントがあったことにも拍手。どうしても必要な時に、テラスでも携帯電話等の充電が出来るのは携帯が手離せない人にとっては嬉しい点だと思います。 コンセントのタイプはインドネシアのCタイプなので、日本の差込口の形状にはアダプターが必要です
景観、そしてテラスをご紹介しましたので、次はお部屋の中をじっくりとご紹介します。
「プレミアルーム」「プレミアデラックス」「プレミアクラブルーム」共通のお部屋です。お部屋の広さは59uあるので、リゾートホテルに相応しい、ゆったりと寛ぐために十分な広さが確保されています。
『ベッド』
この「プレミア」が付く3タイプのお部屋のベッドはダブルとツインの両方があります。
チェックインの際には、タオルで作った動物がベッドの上にちょこんと置かれていました。
ダブルベッドは広々として、マットの固さも柔らかすぎずに快適な固さでした。
広々としたベッドは、木のヘッドボードが落ち着いた雰囲気。ベッドの上でゴロゴロしながらテレビを観たり、ベッドの隣のソファーで寛ぎながら本を読んだりすることが出来ます。
壁に取り付けられたテレビはベッドの真正面です。テレビの隣、窓側に置かれているテーブルと椅子はちょっとした書き物やお茶を飲む時などにも便利な大きさです。
『バスルーム』
ベッドルームとスライディングドアで仕切られているバスルームは、バスルームを使わない時はドアを開けておくと開放的でお部屋が広く感じます。
バスルームを使う時は、ドアを閉めておけば人目を気にせずにプライベート感が増します。
バスルームとの仕切りのスライディングドアを閉めたところ。
バスルームとの仕切りのスライディングドアを開けたところ。
バスルームは、バスタブとトイレ、シャワーブースがそれぞれ独立していて使い易いです。
日本人にはあまり馴染みのない、独立したバスタブは、はじめちょっと使い難いかな、と思いましたが、実際に使ってみるとゆったりとして寛げる大きさで、もちろん足も伸ばせました。
シャワーでさっぱり汗を流した後、ゆっくり湯船に浸かってみる・・・なんて贅沢は如何でしょうか。(私の身長は160センチなので足を伸ばせましたが、背の高い方や足の長い方の場合は、湯船の中で足を思いっきり伸ばせない事があるかもしれません。予めご了承下さい)
独立したシャワーブース。レインシャワーとハンドの両方が使えます。トイレとシャワーブースとの境は不透明なガラスで仕切られているので、どちらもとても明るく使えます。
シャワーブース内に置かれたアメニティも、可愛らしいボトルに入っていてお洒落。
トイレ横の壁に取り付けられている梯子のような形のタオルハンガーは、ハンガーの下部分にスイッチがあって、オンにするとハンガー自体が温まり、タオルを乾燥させることが出来る優れものです。
シンプルなシングルのシンク。シンクの下にタオルが置かれています。
パドマウブドでは、体の不自由な方にも快適にご滞在いただけるように、ハンディキャップスームを2部屋用意しています。元々「プレミア」カテゴリーのお部屋には敷居や段差が無いので、バスルームのシャワーブースとトイレの間のガラスの仕切りを取り払って、ハンディキャップルームとしてご利用頂いているそうです。トイレとシャワーには専用の椅子が設置されているので便利ですね。
『クローゼット・セーフティボックス・バスローブ・アイロン』
ホテル滞在を快適に過ごすのに欠かせないのが、クローゼットとセーフティボックス。ホテルのお部屋を自分のお部屋に変えるのに必要不可欠な場所です。この部屋のクローゼットは、バスルームとベッドルームの間にあるので、位置としてはとても使い易いです。ウォークインクローゼットの中にはバスロームがあり、アイロン台とアイロンも備え付けになっています。
クローゼットの向かい側、上段の使い易い場所にセーフティボックスが置かれ、その下は引き出しになっています。収納が沢山あるのは嬉しいですね。
ミニバーはテレビ台の下に用意されています。ミニバーの上にはDVDプレーヤーが置かれていますが、今はまだ日本語のDVDの用意は無いようでした。
お部屋に用意されているコーヒーは、イタリア製のエスプレッソマシーンが用意されていてカップ2杯分が無料で楽しめます。紅茶のティーバッグの種類が他のホテルに比べて豊富なので嬉しくなりました。「住む様に滞在する」というパドマウブドのコンセプトならではの、ちょっと気の効いたサービスです。
『ミニバー』
冷蔵庫の中は通常空です。 が、クラブ特典の付く「プレミアムクラブルーム」だけは、ジュースとビールがそれぞれ2本入っていて無料でご利用頂けます。南部のホテルと違って、近所に24時間営業のコンビニなどが無いので、このミニバー無料は嬉しい特典です。
次にご紹介するのは『1ベッドルームスイート』
スイート、と名前が付くお部屋は、ベッドルームとリビングルームが分かれている事を意味します。
お部屋の広さは118u。先にご紹介した「プレミア」カテゴリー59uの2倍です。テラスに作られ景観を楽しみながら入れるジャグジーや、広々と独立したベッドルームとバスルームは、リゾートホテルのスイートと呼ぶに相応しい贅沢な空間がお客様を迎えます。
『リビングルーム』
ベッドルームとの仕切りはサイドボードなので、圧迫感を感じさせないリビングルーム。広いスペースにダイニングテーブルとゆったりとしたソファが置かれています。
『バスルーム』
大きな窓がある、明るいバスルームのダブルシンク。大きな鏡がより一層広く感じさせています。
独立したシャワーブースとトイレも明るくて快適です。
スイートのバスアメニティのブランドは『ブルガリ』を採用。
『屋外ジャグジー』
1ベッドルームスイートの一番の魅力は、このテラスに設けられたジャグジー。景観を楽しみながら、プライベートジャグジーを心行くまで満喫出来ます。2人で入っても十分な大きさです。
ジャグジーの隣には、テラス席とソファもあります。
クローゼットも広いスペースが取られています。こちらにはバスローブが。
こちらにはアイロンとアイロン台、セーフティボックスも置かれています。
クローゼットの引き出しにセットされているキモノ。ポケットが付いたデザインは、キモノ兼ガウンのように使えます。生地もしっかりしています。このキモノは日中は引き出しの中に仕舞われていますが、夕方のターンダウンサービスの際にベッドの側に置いてくれます。
プレミアルームに飾られている絵画の違いは、カテゴリー毎にアーティストを変えているそうです。
以下は今回見学で見せて頂いたお部屋に飾られていた絵画。それぞれ独特の魅力があって、絵画を見つめているだけでも楽しめます。
パドマウブドは空港からは遠く、他のホテルに比べて移動時間も掛かりますが、それだけの価値が十分にあるホテルでした。パドマの定評のある美味しい朝食や種類豊富なアフタヌーンティー、そして森の中で楽しむプールと敷地内のユニークなジョギングコースなど、魅力たっぷりなレポートはパート2でお届け致します。
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