ホテルレポート
投稿日:2016年2月5日
ウブドのサヤン地区に新しくオープンした、
「マンダパ・ア・リッツカールトン・リザーブMandapa A RITZ-CARTON RESERVE」(以下、マンダパ)は、見落として通り過ぎてしまったほどシンプルなクリーム色の石で出来た看板を頼りに、車一台分しかない狭い路地を入った先にあります。
マンダパの入り口は、レンガ色の割れ門。割れ門へと向かう道の手前両側には噴水があり、清らかな水の流れが絶え間なく聞こえています。
割れ門を抜けたところは「ウェルカムコートヤード」と呼ばれています。通常、車で到着したゲストが車を降りる「車寄せ」と呼ばれる場所です。ウェルカムコートヤードからは、マンダパの周辺に広がる森の景色が望めます。
ここは「ウェルカムパヴィリオン」と呼ばれる場所で、一般的には「ロビー」と呼ばれる場所です。ここはガイドさんとの待ち合わせなどに使われています。
ウェルカムパヴィリオンの先には、マンダパの5.5ヘクタールにも及ぶ広い敷地が見渡せる'場所があります。
2年半掛けて造られたこの豪華なリゾートを上から眺めると、まるで綺麗な箱庭のよう。周囲をウブドの自然の森に囲まれたプライベートな敷地の中に、自然のままに流れるアユン川や田んぼ、プールなどを遠くに見ることが出来ます。
上から見下ろした風景を、敷地内から見上げるとこんな感じに見えます。敷地の中にある田んぼでは、田植えや稲刈りなどシーズンによって不定期にお客様に参加して頂けるイベントを行なうそうです。ウブドで自然と触れ合う体験が出来るなんて、素敵な思い出になりそうですね。
ウェルカムパヴィリオンと景色を眺められる場所の間に、エレベーターが1機ありました。このエレベーターはウェルカムパヴィリオンの下の階までという短い区間のみ。
1階分の高低差が大きいため、雨が振っている時にはバギーで上まで行くよりも、ここからエレベーターで上がって頂くほうが良いのだそうです。
ウブドの森を切り開いて作られた広い敷地の中は、土地の高低差が大きいので、通常お客様の移動にはバトラーが運転するバギーが使われています。バギーの数は全部で14台。
必要な時に電話で呼びますが、とにかく敷地が広いので、電話で呼んでからバギーが到着するまでに5分〜15分程度の待ち時間が必要になる事もある為、利用したい時間が決まっている場合は予め予約しておくことをお勧めします。
ヨーロッパからのお客様は、バギーを呼ばすにお散歩を兼ねて徒歩でお部屋まで行かれる方も多いそうです。
マンダパではバトラーが主にお客様をおもてなしするそうです。こちらには日本人バトラーが勤務しているので、日本人のお客様にも安心ですね。残念ながらこの日はお会い出来ませんでした。
『リザーブスイート』
3階建てのビルディング棟の1階から3階にある「リザーブスイート」。
100平方メートルの広い床面積を贅沢に使ったこのお部屋は、専用のテラスから森とライステラスが見えます。入り口の扉には彫刻が施されています。入って直ぐにある扉はコネクティングの為の扉です。コネクティングで使わない時は鍵が掛けられています。
この日は特別にハネムーンのお客様用のセットアップを見せて頂きました。
ベッドの上にはタオルで作られた二羽の白鳥。首がハート型になってバラが1輪添えられています。
ベッドルームとバスルームの境はスライディングドアになっているので、開け放して外の景色を眺めながらバスタブに浸かる、という非日常的な贅沢な時間を過ごすことも可能です。
ベッドルームの隣のバスルームにはフラワーバスが用意されていました。
床にも「アイラブユー」の花びら文字。ハネムーナーのカップルさんに喜ばれそうです。
バスルームにある丸い形の鏡が付いたシンクは、珍しい木製。
2つあるので同時に使いたい時にとても便利です。
バスルームにはロマンティックバスタブとは別に独立したシャワーブースがあります。
シャワーブースには高い天井に取り付けられたレインシャワーと、自由に動かせるハンド式シャワーの両方が付いています。
バスルームのトイレは、特筆したいTOTOのウォシュレット機能付きトイレ。便座に人が近づくと自動で蓋が上がり水が流れます。バリ島にホテルの中で日本と同様のウォシュレット機能を備えたトイレを完備しているのはマンダパの他にムリアのヴィラだけとの事。
バスルームのバスタブ近くのテーブルに用意してあったサロン(腰巻布)とスレンダン(腰紐)は、寺院の多いウブドだからこそ。ホテル側がお客様に無料で貸し出ししているおもてなしサービスです。(貸し出しのみなのでお持ち帰りはご遠慮下さいとの事)
ベッドルームとリビングルームの間には、回転式の大きな木製仕切りに大型テレビが取り付けられています。回転するので、リビングルームからでも、ベッドからでも、バスルームからでもテレビを観る事が出来る画期的な仕組みです。
機能的なウォークインクローゼットには薄手のガウンが用意されています。
その他にも、虫除けローションと、荷物置き用の台の引き出しの中にはセーフティボックスが隠されていました。
セーフティボックスの中には、ジュエリーボックスも用意されていて至れり尽くせり。
ベッドルームに向って位置しているリビングルームスペース。
リビングルームに飾られている大型の絵画は、全室違うものが飾られているのだそうです。
ベッドルーム側に用意されているミニバー。
専用のキャビネットの中にはコーヒーや紅茶の他に、コーヒーカップやグラスなども用意されています。
このミニバーのキャビネットにはマグネットが仕込まれているらしく、扉が閉まる時の動作がとても優雅で必見です。
ベッドのサイドテーブルの中には、コンセントの差込口が隠されていました。インターナショナルのマルチプラグとは別にUSB用の差込み口も用意されています。ライティングデスクにもコンセント口があります。日本製のコンセントも差し込めますが、電圧は220Vです。
リザーブスイートのバルコニーにはテーブル席とソファ席が置かれていて、森とライステラスの景色が楽しめます。バルコニーでのみ喫煙可能。
『マンダパスイート』
2階建てのビルディング棟の1階と2階にある「マンダパスイート」。145平方メートルの広々とした床面積を贅沢に使ったこのお部屋は、専用のテラスから森とライステラスが見えます。
彫刻の施された扉を開けると、見上げる程の高い天井。
かなり広いリビングルーム。壁の大型の絵画は全てのお部屋で異なります。
リビングルームに置かれたミニバーの隠されたキャビネットの中には、コーヒー紅茶とコーヒーカップやグラスなど必要なものが仕舞われています。必要の無いモノが無駄に目に入らないように配慮されているので、お部屋の中がスッキリとして気持ちが良いです。
かなり広いベッドルームは、そのままウォークインクローゼットに?がっています。
ウォークインクローゼットの中の引き出しにはセーフティボックスが隠れています。
バスルームには2つのシンクとロマンティックバスタブ、独立したシャワーブースと、ウォシュレット機能付きのトイレが完備。
大きな窓があるので、ウブドの森を見ながらバスタブに浸かることが出来ます。
マンダパスイートの専用バルコニーに置かれたテーブル席とソファ席からは、ウブドの森と敷地内のライステラスが見えます。
『プライベートプール付き1ベッドルームヴィラ』
マンダパの1ベッドルームヴィラは、名前が違っても内装は全で同じでプライベートプールが付いています。違うのは、名前に付けられている通りのヴィラからの景色。ライステラスヴィラからは田んぼが、リバーフロントヴィラはアユン川がお部屋の前を流れています。
この日は「リバーフロントヴィラ」を見せて頂きました。
ヴィラ専用の扉は木製ですが、センサーが取り付けられた最新式のカードキーを使用します。
プライベートプール付き1ベッドルームヴィラは、敷地内にヴィラの建物は別に独立したリビング専用の建物があります。リバーフロントヴィラは、プールの向こう側がアユン川に面していますが、川の様子をヴィラの中から眺めることは出来ません。
リビングスペースにはエアコンが完備されていますが、ドアや窓が開いている時はエアコンが作動しないように設定されているそうですので、リビングルームでエアコンを利用する時は締め切った状態にしてください、との事。リビングスペースは一見してとてもシンプルです。実は、テレビなどが全て壁側に仕舞えるように考えられているのでゴチャゴチャ感が一切無いんです。
ヴィラのベッドルーム。高くユニークな天井には、籐素材が使われています。この籐素材は隙間が無いので、外から虫が部屋の中に入るのを防げるそうです。ウブドは好きだけど虫が苦手、という方には朗報ですね。ベッドサイドテーブルの中には、インターンナショナルのマルチプラグが隠れています。
ベッドに程近い所、テレビが置かれているキャビネットの中にミニバーが隠されています。ミニバーの中にはお湯を沸かす為の電気ポットと専用のコーヒーマシーン、急須やコーヒーカップ、グラスなど必要なものが一揃え仕舞われていました。
1ベッドルームヴィラのバスルームの独立したシャワーブースの奥の扉を開けると、
専用の屋外シャワーも完備されています。
ヴィラでは、ウォークインクローゼットの中に用意されているガウンとは別に、バスルームの壁にバスローブが用意されています。
ヴィラのウォークインクローゼットには、虫除けの他に帽子が用意されていました。他のお部屋同様に、引き出しの中にセーフティボックスが隠されています。
『プライベートプール付き2ベッドルームヴィラ』
アユン川が目の前に流れるこの1棟限定の2ベッドルームヴィラは、邸宅に入っていくような雰囲気の門構え。扉の鍵を開けるには最新のセンサー付きのカードキーを使います。
2ベッドルームヴィラは、アユン川の流れに沿うかのような流線型をした贅沢で大きなプライベートプール付き。プールや専用テラスからは、アユン川で遊ぶラフティングのボートが右手から左手に進んで行く様子も見られます。
2ベッドルームヴィラは、リビングダイニングが一緒になった建物を真ん中にして、左右にそれぞれベッドルームとバスルーム付きの独立したヴィラが建っているので、それぞれ完全なプライバシーが保たれます。
リビングダイニング専用の建物。とにかく広くて、大きなガラス窓が開放的な印象です。
ダイニングの隣にはお洒落なダイニングスペース。天井から下がった照明がオリエンタルな雰囲気を醸し出しています。
2ベッドルームのマスターベッドルームにはダブルベッドが置かれています。
バスルームもウォークインクローゼットも、全てマスターベッドルームの専用です。内装は1ベッドルームヴィラの内装とほとんど同じですが、ベッドカバーに使われているインドネシアの布は、壁の絵画と同様にお部屋毎に全て異なるそうです。ガウンとバスローブの両方が用意されています。
2ベッドルームのサブベッドルームにはツインベッドが置かれています。
バスルームもウォークインクローゼットも、全てサブベッドルームの専用です。内装は1ベッドルームヴィラの内装とほとんど同じです。ベッドカバーに使われているインドネシアの布は、壁の絵画と同様にお部屋毎に全て異なるそうです。ガウンとバスローブの両方が用意されています。
『マンダパスパ&ウェルネス』
アユン川に面して8室のトリートメントルームがあるマンダパスパ。スパの受付がある建物の2階には設備の整ったジムとヨガ専用ルームが併設されています。
マシーンの揃ったジムは24時間使用可。 ヨガルームでは毎日2回、朝8時〜9時と夕方5時〜6時に無料のヨガクラスが行なわれています。ヨガマット、ヨガブロック、タオルなども無料で用意してくれるので、参加する場合は1日前までに予約して下さいとの事。
『マンダパスパ』営業時間:09:00−21:00(ラストオーダー19:45)
スパのレセプションは落ち着いた雰囲気。マンダパスパでは、通常リッツカールトンのスパで使われている「エスパESPA」の製品を使っているそうです。
トリートメントルームへ向う通路は木製でトリートメントルームの外観も木製。彫刻が施された扉も素敵です。
スパのトリートメントルームには、トリートメント専用ベッドが2台置かれています。。
トリートメントルームは全てツイン仕様で4室。アユン川に面した窓から自然の光が差し込んで明るい印象です。天井に使われている円形が象徴するように、このトリートメントルームは出入り口の扉の部分を除いては全て曲線で造られています。
トリートメントルームから眺めるアユン川。トリートメントの後は、2名同時に使えるように着替え室には2台の鏡と椅子、シャワールームには2つのレインシャワーとハンドシャワーが完備されています。
『ウェルネス』営業時間:09:00−17:00
スパのトリートメントルームの先に造られた「ウェルネス」と呼ばれているフリースペースには、可愛らしいソファ席がアユン川に向って段々に置かれています。とても静かな場所なので、ここで読書をしたらスイスイ読めそうです。
『ザ・プールバー The Pool Bar』営業時間10:00−22:30 (ラストオーダー22:00)
お食事内容:ジュース、サラダ、サンドイッチ
プールの目の前にあるこのレストランは、プールで遊びながらお腹が空いた時に便利。サラダやサンドイッチ等、軽食がお勧め。座席20席。
『ザ・ライブラリー The Library』営業時間10:00−22:30 (ラストオーダー22:00)
お食事内容:アフタヌーンティー、タパス、軽食
落ち着いた雰囲気のラウンジスタイル「ザ・ライブラリー」では、タパスや軽食の他、アフタヌーンティーも提供されています(アフタヌーンティーは14:30−17:00)。ザ・ライブラリーの一画にはエアコンが効いている場所もあるので暑さに弱い人でも安心です。座席50席。
『サワーテラス Sawah Terrace』営業時間06:30−22:30 (ラストオーダー22:00)
お食事内容:バリ料理・インドネシア料理・アジア料理
オールデーダイニングの「サワーテラス」。朝食はこちらでブッフェとアラカルトの両方で提供しています。オーガニック方式で隣の畑で自家栽培された野菜は、このレストランで使われているそうです。座席90席。
『クブアットマンダパ Kubu at Mandapa 』営業時間18:30−22:30 (ラストオーダー22:00)
お食事内容:地中海料理、ヨーロッパ料理
アユン川に面したディナー専用のレストラン。インテリアにも曲線が多く使われていてユニークです。座席40席。
目の前をアユン川が流れる特等席は、鳥篭のような形をしたプライベート席。九つだけなので事前予約が必要ですが、お席の使用料は掛りません。
※弊社営業時間外で出発前日・当日の緊急時はマイページ内「出発のご案内書」に記載の「緊急連絡先」へご連絡ください。
【東京支店・大阪支店】受付時間/平日(第3水曜を除く) 10時〜17時45分 土曜(第3を除く) 10時〜16時30分
定休日/第3水曜・第3土曜・日曜・祝日・年末年始
【名古屋支店】受付時間/平日(第3水曜を除く) 10時〜17時45分 定休日/第3水曜・土曜・日曜・祝日・年末年始
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