【1月3日更新】バリ島アグン山の火山活動活発化の
関連情報と現地からの最新情報まとめ
【7月2日更新】アグン山の噴煙状況及び現地最新情報
7月1日現在、朝方少し出ていたアグン山の火山灰もお昼ころから全く灰が出なくなりました。
灰が出ていない様子は16:00の衛生からの写真でも確認できます。
空港閉鎖後からはアグン山の火山灰が減少していることは間違いありません。
7月1日17:00にアップされた「インドネシア国家防災庁職員、広報担当のMR.ストポ」のツイッタ―から。今日は17:00までに薄い煙が出たたけでした。今日のアグン山はとても静かでした。
今日のクタエリアは爽やかな風が吹いていましたが、日向では日差しが強く暑い一日でした。
これからの7月、8月はバリ島は一年中で一番過ごしやすいベストシーズンになります。
まだ、多少の飛行機便の乱れはありますが、デンパサール空港には世界中からいつものように沢山の観光客が訪れ、バリの人々はいつもと変わらない日常を過ごしています。
2018年7月1日追記
2018年6月29日午前3時から午後2時半まで、バリ島のングラ・ライ国際空港がアグン山の噴煙により一時的に閉鎖になりました。
当初発表された空港閉鎖は、6月29日午前3時から午後7時まで16時間に及ぶものでしたが、同日正午過ぎに行われた空港運営の為の再検討会議により実際には午後2時半に空港閉鎖が解除されています。
今回最初のアグン山の噴火が起きたのは2018年6月27日バリ島現地時間の22時21分でした。
翌日6月28日の朝には、白いガスが200メートルほど上がっているのが目視され、同日午前6時頃からアグン山の火山活動を示す地震のふり幅が急激に増加、ガスと火山灰が表面に現れていることを示していたそうです。午前10時半頃からはガスの噴出が更に増加し、噴煙の高さは山頂から1500-2000メートルまで上がってしまいました。
インドネシア火山地質災害対策局(PVMBG)のホームページの情報によると2018年5月13日頃からアグン山の形が変形し、現在まで変形した膨張が減少していないことから、マグマが依然としてアグン山の中にあることを示していたそうです。
以下、右は6月28日現地時間午前11時頃の画像です。そして、左の画像は衛星ひまわりが捉えた6月28日現地時間午後4時頃の画像です。バリ島を囲んでいる白い囲み線は噴煙の広がりを表しています。
この画像は6月28日現地時間午後4時ごろのものです。この時間でもまだ噴煙が立ち上り風よって大きく流されている様子が見て取れます。
噴煙は依然として続いていましたが、事実この時はまだ空港は通常通りに運営されていました。
しかし、エアーアジアとジェットスターの2社は6月27日の夜からフライトをキャンセルしました。フライトをする・しないの判断はそれぞれの航空会社に委ねられている、との事ですが、インドネシアの航空会社であるガルーダインドネシア航空をはじめとした他の航空会社は「空港が開いている限り運行は続けます」との方針で運行を継続していました。
こちらは空港閉鎖が始まる3時間前、2018年6月29日深夜零時の画像です。バリ島に掛かっている黄色の囲み線は噴煙の広がりの規模を示しています。この時はかなりの広さになっていたことが見て取れます。
そして、以下は空港閉鎖が解除される前、2018年6月29日午後1時20分の画像です。噴煙の広がりを示す囲み線が大幅に小さくなっていることが見て取れます。この噴煙の広がりが小さく狭まったことで空港には影響を及ぼさないと判断され、当日予定されていた午後7時までの空港閉鎖が繰り上げられ午後2時半に再開されたのでした。
そして以下の画像が本日2018年6月30日午前1時過ぎのアグン山の様子です。
噴煙の灰色ではなく白いガスがかすかに上がっていることが見て取れますが空港には全く影響を及ぼさない範囲です。
以下6月30日の16:00、衛生からの写真でもアグン山の火山灰はほとんど飛んでなく、火口付近だけに印がついています。
アグン山は噴火をすることなく、火山灰は急速に鎮静しています。
火山灰が空港付近上空に舞っていた時も、ウブドエリアはもちろんビーチエリアで灰を感じることは全くなく、日常のままでした。
もちろん、今は全くアグン山の火山灰を感じることはありません。
6月30日の時点で空港は再度閉鎖されること無く、通常通りになり、乱れてしまったフライトスケジュールを正常に戻すために各航空会社が賢明に努力している最中です。今朝のガルーダのカスタマーサービススタッフの情報では今日は24時間体制で運営を行うかもしれない、との事でした。
今回のアグン山の噴火のレベルは以前と同じ3から引き上げられてはいません。
また、噴火の際に噴出する灰色の噴煙から、今は白いガスに変わっていることもあり、これから直ぐ、再びアグン山の火山活動が活発化する可能性はとても低いと思われます。
2018年6月30日バリ島現地時間17:00
【6月29日更新】
6月27日22時21分にアグン山より噴煙が上がりました。(約2000m)
バリ島事務所に確認をしたところ、現地では火山による混乱や影響はなく観光客の宿泊先が多く点在する南部エリア(ビーチエリア)、またウブド地区も通常通りとのことです。
日本出発の各空港フライト情報につきましては下記空港公式サイトより最新情報をご確認ください。
成田国際空港フライト情報
https://www.narita-airport.jp/jp/flight/today/
関西国際空港フライト情報
https://www.kansai-airport.or.jp/flight/kix_search
- ▼ 1月3日現在のアグン山の様子と現地最新情報NEW
- ▼ 11月27日〜11月29日の3日間のデンパサール空港閉鎖時のバリ王の対応
- ▼ バリ王現地事務所パラダイスバリの有事の際の対応
- ▼ 11月21日から11月27日までのアグン山の様子
- ▼ 1 まずアグン山を知ろう。アグン山の基本情報
- ▼ 2 主な観光地、宿泊地とアグン山の距離
- ▼ 3 アグン山が噴火した場合に想定される被害は?
- ▼ 4 観光地・バリ島にあるリゾートからの声
- ▼ 5 インドネシアの国営航空会社・ガルーダインドネシア航空からの説明
- ▼ 6 バリ州政府観光局「皆様バリ島にお越しください」
- ▼ 7 ASITAインドネシア旅行業協会「私達は皆様のお越しを心よりお待ちしております。」
- ▼ 8 アグン山噴火に対しインドネシア政府は対策はできている!
- ▼ 9 不安を煽る情報や誤報に惑わされないで!
1月3日現在のアグン山の様子と現地最新情報
■蒸気の様子:高さ0m
煙の濃さ:無し
※噴火間際の煙は白色ではなく黒または灰色になります。
色が変化した場合は噴火が近いといわれる状態です。
○本日のバリ島(クタ方面)の様子と空の様子
新年を迎えたのバリ島は雨期ということもあり、曇りがちな天気が続き、
場所によってはスコールが降っています。
まだまだピークシーズン中のバリ島は多くの観光客で賑わっています。
そして、バリ島はバリヒンドゥーのお祭り、ガルンガンとクニンガンの最中。いつもよりバリらしい雰囲気で皆様をお出迎えしています。
○過去のアグン山の様子
2017年
●10月5日のアグン山(写真)
●10月11日のアグン山(写真)
●10月19日のアグン山(写真)
●10月30日のアグン山(写真)
●11月14日のアグン山(写真)
●12月4日のアグン山(写真)
2018年
●1月5日のアグン山(写真)
●2月1日のアグン山(写真)
●2月23日のアグン山(写真)
●3月20日のアグン山(写真)
●4月20日のアグン山(写真)
●8月2日のアグン山(写真)
●8月13日のアグン山(写真)
●8月31日のアグン山(写真)
●9月15日のアグン山(写真)
※現地パラダイスバリツアーズスタッフがバリ島の様子を写真付でご紹介します。
●2017年12月4日・5日のバリ島(クタ方面)の様子と空の写真
●2018年1月のバリ島・クタ地区の空の様子
●2018年8月13日のバリ島・クタ地区の空の様子
●2018年8月31日のバリ島・クタ地区の空の様子
11月27日〜11月29日の3日間のデンパサール空港閉鎖時のバリ王の対応について
■日本ご出発予定の方
11月27日、28日、29日の3日間デンパサール空港が閉鎖となり
日本発バリ島行きの飛行機が欠航となってしまいました。
欠航によりご出発頂けなかったバリ王のお客様は全員「旅行代金全額返金」にて対応させていただきました。
※第三国乗継便のお客様も欠航が確定した時点で全額返金させていただいております。
■バリ島にご滞在中の方
ご帰国便が欠航となり延泊を余儀なくされたお客様方がいらっしゃいました。
バリ王ではお客様に少しでもご安心頂けるよう、そして迅速にご帰国便を確保できるよう下記のようにご対応させていただきました。
@延泊施設の確保
-全泊弊社負担にて空港近くのご宿泊施設をご用意致しました。
A航空券の変更、および帰国便の確保
-弊社日本人スタッフまたは現地事務所スタッフがお客様の代わりに毎日空港へ出向き
航空会社へ交渉させていただきご帰国便のお席を確保致しました。
Bその他 少しでもお客様のお気持ちが晴れればとの願いをこめて
-空港閉鎖の期間、日本語ガイド付き6時間チャーターまたはバリニーズダンス鑑賞(夕食付)を
1回無料で提供させていただきました。
-空港近くにある弊社ラウンジを開放し、カップラーメン、ミネラルウォーターをお好きなだけ無料で提供させていただきました。
バリ王現地事務所パラダイスバリの有事の際の対応
現地ではお客様への情報提供と状況に応じた迅速な対応に努めます。現在バリ島にご到着になられるお客様へはパラダイスバリツアーズのご連絡先をお知らせしておりますので、必要に応じていつでもお客様側から直接ご連絡を頂くことも可能です。
- @現地パラダイスバリツアーズでは24時間対応の電話ラインを用意しており駐在する日本人スタッフならびに日本語対応可能な現地スタッフが対応致します。
- A火山が噴火した場合はお客様の携帯電話またはご宿泊ホテルのお部屋へ現地パラダイスバリツアーズより随時ご連絡(電話またはFAX)をさせていただきます。(ご帰国の近いお客様よりご連絡させていただきます為、連絡が入れ違う場合もございます。)
- B火山が噴火した影響により予定通り帰国ができない場合、バリ島での宿泊先は緊急時に連絡が取りやすいデンパサール空港および弊社パラダイスバリツアーズ事務所周辺のホテルを当社が手配し、可能な限りお客様への費用負担が発生しないように努めます。
- C火山が噴火した影響により予定通り航空機にご搭乗頂けない場合は極力同航空会社の同便または別便に振替ができるよう当社より航空会社へ交渉させていただきます。
- Dもしくは、他の方法でも一刻も早いご移動を望まれるお客様には、可能な限りお客様への費用負担が少なく済むような方法のご提案および手配に努めさせて頂きます。
11月21日から現在(11月27日)までのアグン山の様子
Q:この度の空港閉鎖の理由を教えてください。
A.デンパサール空港の上空(航空機の航路)に火山灰が舞い
航空機にエンジントラブルが生じる恐れがある為、空港を閉鎖したとのことです。
実際にデンパサール空港の滑走路等には火山灰は降っていません。
Q.ビーチエリア(南部地区)は通常と変わりがありますか?降灰などは確認されておりますか?
A.ビーチエリア(南部地区)は通常通りとなっております。ウツワツケチャックダンスなど人気の オプショナルもすべて催行予定です。また降灰は確認できておりません。
Q.ウブド地区は降灰などは確認できておりますか?
A.ウブド地区でも降灰は確認は確認できておりません。各ホテルに確認致しましたので
下記ご確認ください。
バイスロイバリ:火山灰は確認できておりません。(14:33現在)
コマネカ系列:火山灰は確認できておりません。(13:30現在)
ロイヤルピタマハ:火山灰は確認できておりません。(13:30現在)
パドマウブド:火山灰は確認できておりません。(14:55現在)
サマヤウブド:火山灰は確認できておりません。(13:30現在)
11月26日6時20分 アグン山の噴火が時速18kmでの速度で南東に向け、火口から高さ3,000mと4,000mに達した。
<インドネシア国家防災庁(BNPB)のホームページより>
ひまわりの衛星から火山灰の拡散を分析すると、南東から東に向かいロンボク島まで行く ことが判った。ただし、火山灰の分布と方向は風の方向に影響をします。
インドネシア火山地質災害対策局は飛行警告を発した。
11月25日午後5時30分(現地時間)、バリ島アグン山で2回目の噴火が発生 しました。<在デンパサール日本国総領事館より>
1.インドネシア火山地質災害対策局(PVMBG)の発表によると、11月25日午後5時30分(現地時間)、バリ島アグン山で2回目の噴火が発生しました。
2.火口周辺では、火砕流、火山ガスなどの危険があります。当局は火口から半径6km(北〜北東、南東及び南〜南西部は7.5km)圏内の区域を立ち入り禁止としておりますので、該当地域及びその周辺には近寄らないでください。
3.それ以外の地域でも、状況によっては火山灰の降灰等の恐れがあります。当館からも随時情報発信を行いますが、インターネット等で最新情報の入手に努め、引き続き安全に十分注意して下さい。
11月21日バリ島時間17時05分に山頂から700mの高さまで濃い灰色の噴煙が確認されました。
インドネシア国家防災庁は今回の噴火は山内部の蒸気がマグマと接触したことによって発生する「水蒸気爆発」との見方を示し対策局幹部は「爆発的噴火には至っていない」と述べ、当面警戒レベルは現状を維持する考えを示した。 引き続き,山頂から半径6km(北,南東,南西部では7.5km)圏内は,立ち入り禁止区域とされています。
煙は濃い灰色で噴火煙は東南東に向かって弱く吹いています。
11月22日バリ島時間9時40分頃、バリ島アグン山の観測を行っているインドネシア国家防災庁スタッフへ現在のアグン山の噴火の様子を確認したところ現在は厚い煙がでているが白色に戻っているとのことです。
インドネシア国家防災庁の公式サイトに下記記事が掲載されております。
(パラダイスバリツアーズ訳)
2017年11月21日17時05分にアグン山が噴火
噴火は水蒸気により引き起こされ、この水蒸気は地下水や雨水と一緒にクレーター内部の土壌に浸透しマグマに触れ水蒸気となりその際に噴火口付近の煙や灰、その他の物質を伴い吹き出した。 噴火の規模を予測うることは難しく、水蒸気の力で煙が3,000mに達することもあります。
実際に水蒸気による噴火はマグマ噴火に比べてあまり危険ではありません。 マグマ噴火には兆候があり、測定可能な為噴火する時期を知ることができます。
アグン山の危険レベルは3のままです。
今回の噴火については、すべての人は落ち着いて行動をし、誤解を招くような行為を行ってはいけません。 インドネシア火山地質災害対策局は引き続き最新の情報を提供します。
引き続きアグン山周辺の危険地域はインドネシア火山地質災害対策局の指示に従ってください。
バリ島は安全な状態で、ングラライ空港も正常な状態です。 バリ島の観光も安全です。
またガルーダインドネシア航空の運航状況も通常通りとなり、現状の風向きなどを考慮しても デンパサール空港への影響や飛行航路等の影響懸念もないとのことです。
※下記を合わせてご参照くださいませ。
https://bali-oh.com/gunungagung/#info_08
1.まずアグン山を知ろう。アグン山の基本情報
火山活動が活発になり注目を集めているバリ島のアグン山。噴火のことが注目されていて肝心なアグン山の情報が少ないのでここで少し説明させていただきますね。
アグン山は標高3,014メートル*あるバリ島で一番高い山で、バリ島の北東部に位置しています。
(*インドネシア火山地質災害対策局から発表されている1963年噴火後の標高)
アグン山はバリ島の火の神がいる場所として古くから信仰の対象とされています。山中腹にはバリ・ヒンドゥーの総本山である「ブサキ寺院」(現在は危険区域として立ち入りが禁止されています。)がある神聖な山。そんなアグン山には古い物語があります。
この物語は、1987年にI Ketut Sengod 氏がカランガセム県ピッピッド村に残る古い書物、ロンタル(昔の書物)に書かれているものを現代語にしたものです。
ジャワ島にあるセメル山に住む最高神・プスパティ神は、バリ島の4つの方角、東にはランプヤン山、南にはアンダカサ山、東にはワトゥカル山、そして北にはブラタン山をそれぞれに置きました。
しかし、バリ島には島を安定させるものが無かった為、まるで海に浮かぶ船のようにゆらゆらと定まらないので、プスパティ神はジャワ島のセメル山の一部であるマハメルの頂上を切り取ってバリ島の中心に持って来て、バリ島が再びゆらゆらと動くことが無いようにしました。この山には後にトランキールと言う名前が付けられました。トランキールは現在グヌン・アグンとして知られている山です。(原文引用元tirto.id)
昔からバリヒンドゥー教の人々にとって、アグン山は神様の宿る神聖な山として崇められています。
因みに、アグン山の隣にあるバリヒンドゥー教の総本山、ブサキ寺院の横からアグン山に繋がる道の途中に、「トランキール」という名前の寺院があるそうです。この古い物語に出てくる、ジャワ島の神様の住む山からバリ島に持ってきた「トランキール」と関係があるお寺なのかもしれませんね。
ヒンドゥー教の友人の話では、ブサキ寺院の真ん中にあるお祈りの場所からアグン山を見上げた時と、真正面に見えるその姿は雄大で神々しく、そこに神様が住んでいてもおかしくない山、と言っていました。
皆さん気になっているのはアグン山の場所だと思います。
以下グーグルマップを使用して説明しますね。
お知らせ:以下、バリ島の地図は全てGoogle Indonesiaから引用していますが、車での所要時間は地図上に表示されているものではなく、現地での一般的な所要時間を記載しています。
バリ島中部、ウブドからアグン山付近までの所要時間(車)約2時間程度
バリ島南部、クタビーチからアグン山付近までの所要時間(車)約3時間程度
バリ島南部、ヌサドゥアからアグン山付近までの所要時間(車)約3時間半程度
距離は分かっていただけましたでしょうか?バリ島は小さい島なので、どこのエリアも危険なのか?というと実際はそうではないのですよ。
次はアグン山付近で危険地区として避難勧告が出されている場所とハザードマップについて説明しますね。
アグン山は標高3,014メートル*あるバリ島で一番高い山で、バリ島の北東部に位置しています。
(*インドネシア火山地質災害対策局から発表されている1963年噴火後の標高)
現在はアグン山の火口から半径12キロメートルの範囲が危難勧告の出ている地区になっています。この半径12キロメートル内にはブサキ寺院が含まれますが、ブサキ寺院の他には一般の観光客が訪れるような場所はありません。
アグン山のハザードマップ引用元:じゃかるた新聞
主にバリ島東部が危険地域に指定されているのですね。ブサキ寺院は立ち入りできないことはわかるのですがその他足を運べない、控えた方がいい有名な観光地ってありますか?
現在は、ダイビングで有名なトゥランベンは危険区域なので避けて下さい。トゥランベンに程近いアメッドでのダイビング、ランプヤン寺院などへのツアーも安全が確認されるまで中止されています。
2.主な観光地、宿泊地とアグン山の距離
実際お客様の多くが宿泊したり観光したりする場所って本当に問題ないのでしょうか?
ご安心下さい。本当に問題ないです。皆さんがお持ちのガイドブックの地図をご覧頂いてもお分かり頂けるように、バリ島は大きく分けて、平坦な場所とそうでない場所に分けられます。皆さんが宿泊したり観光したりするバリ島南部は、地図上でもはっきり平坦であることが見て取れます。
火砕流など地表を渡るものは途中の山や丘に邪魔されるので、南部には届きません。直接的な被害はないものと言われております。
南部地区に含まれるエリア名を具体的に教えてください。
南側から順番に、ヌサドゥア、ジンバラン、タンジュン・ベノア、クタ、レギャン、スミニャック、クロボカン、サヌール、デンパサール、チャングー、ウブド です。
危険区域にしてされているエリア名も具体的に教えてください。
アグン山の火口から半径9キロと、火口から北東部、南東、南、南西部への12キロが危険区域に指定されています。エリアで言うと、ブサキ寺院周辺 トゥランベン、アメド北部 です。
3.アグン山が噴火した場合に想定される被害は?
旅行者が一番心配している火山灰による空港の閉鎖については、風向きに大きく左右されるので現時点では何とも言えません。また、最近のローカルニュースでは、噴火したとしても規模は小さいと言われていますが、これについても現時点では何とも言えません。
ウブド地区南部地区は直接的な被害はないといわれております。
4.観光地・バリ島にあるリゾートからの声
バリ島にあるリゾートは、いつもと変わらない日々を過ごしながら、これからお越しになられるお客様のご心配が少しでも和らぐように、そして、それぞれのリゾートの実際の様子を知って頂く為にメッセージが寄せられていますのでご紹介させて頂きます。
5.インドネシアの国営航空会社・ガルーダインドネシア航空からの説明
6.バリ州政府観光局「皆様バリ島にお越しください」
ホテル、レストラン、観光やアクティビティといった、観光業による収入がこの州を支えているといっても過言ではないバリ島では、今回のアグン山について間違った情報や過剰報道が流れた事で、今後の観光業とこの島の経済への影響をとても心配しています。バリ島の観光が安全であることについて、バリ州政府観光局が公式声明を発表していますのでご紹介します。
バリ州政府観光局観光事務所
公式声明
(パラダイスバリツアーズ翻訳)
バリ島の観光旅行を心配している親愛なる人々へ
バリ州政府観光局はアグン山のハザードレベル(危険度)についてレベル3(注意)からレベル4(危険)に引き上げ、バリ島での観光をお奨め出来ない状況のようですが、ほとんどの観光地が火山からは遠く離れているので、観光客が心配する必要はありません。
2017年9月26日まで、火山は噴火しておらず、火山灰もありません。 山の周りの半径9キ圏内と半径12キロ圏内は危険であると考えられますが、その他の主な観光地の大半は安全です。
バリ島は観光客の皆様にとって以前と同様に安全ですので、引き続き観光客の皆様にバリ島へお越し頂きたいと願っています。 バリ島はアグン山周辺の地域を除いて安全です。 ングラ・ライ国際空港への空の便はこれまでと変わらず、今でも毎日50,000〜60,000人の旅行者がバリ島に出入国しています。
もしも空港が火山灰による影響を受けた場合に備えて、バリ島以外の9つの代替空港が迂回便用として準備されており、フライトに影響を受けた旅行者でバリ島から出国する必要のある方々の為に、フェリーの発着する港と陸路のバス便利用の駅に輸送する為に300台のバスを用意し、私達は有事に必要な準備はすべて整えています。
そして最後に、私たちはバリ島がまだ観光にとって安全だと確信しています。"バリ島の観光旅行は安全です"。 アグン山が最高の警戒状態にあることで、バリ島が安全でないという誤ったニュースを広めないでください。皆様どうぞバリ島にお越し下さい。
7.ASITAインドネシア旅行業協会「私達は皆様のお越しを心よりお待ちしております。」
インドネシアの観光を支えるインドネシア旅行業協会からも公式声明が発表されましたのでご紹介いたします。
ASITAインドネシア旅行業協会公式声明
(パラダイスバリツアーズ翻訳)
アグン山の火山活動について
バリ島の最も東部にあたる位置にあるアグン山は、バリ島内で一番高い山であり、バリヒンドゥー教の人々に崇拝されています。バリヒンドゥー教の「母なる寺院」ブサキ寺院は、この山の山頂へと向かう中程にあります。
この火山は、バリ島の観光地として有名な地域、ヌサドゥア、ジンバラン、ウルワツ、クタビーチ、レギャン、スミニャックなどからは約76km程離れており、そして、バリ島の首都であるデンパサール市も同じくらい離れています。
ですから、バリ島東部以外の地域に観光で訪れる皆様は、火山が噴火したとしてもその影響を受けることはありません。
インドネシア国家防災庁はアグン山の山頂から9km圏内、および、アグン山の山頂から12km圏内の北、北東、南東、南西、南南西部への区域への立ち入りを禁止しています。
従って、皆様が旅行のご計画をお立てになるときには、是非バリ島へのご旅行をご検討頂きたいと願っています。
皆様の絶えることのないご支援と、バリ島を皆様のレジャーの旅行訪問先としてお選び頂きますことに心から感謝いたしますと共に、今、安全なバリ島をご自身の目で見て、感じて、実際に体験して下さい。 私達は皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
8.アグン山噴火に対しインドネシア政府は対策はできている!
迂回運用として準備されているバリ島以外の9つの代替空港は次の通りです。 ジュアンダ空港(スラバヤ、東ジャワ)、ブリンギングスパリ空港(バニュワンギ、東ジャワ)、アディスマモン空港(ソロ、中央ジャワ)、ロンボク国際空港(NTB)、コモド空港(ラブアンバホ、NTT)、ハッサンディン空港 (マカッサル、南スラウェシ)、セピジンガン空港(バリクパパン、東カリマンタン)、サムラトゥランギ空港(マナド、ノース・スラウェシ)、パティムラ空港(アンボン、マルク)。
また、バリ島のングラ・ライ国際空港から最も近い9つの代替空港へのスムーズな乗り継ぎをサポートするために、、バニュワンギとスラバヤ、ソロ、マタラムへの陸路を利用する乗客へのサービスを提供する約300台のバスも準備しています。
9.不安を煽る情報や誤報に惑わされないで!
この度のアグン山火山警戒レベル引き上げに際し、日本では不安を煽るような内容でメディアで紹介されてしまいました。実際に噴火もしていないのに噴火した。外国人がたくさん逃げている等々、実際現地を知る人々にとっては驚くほど誤報が多く出回っております。
事実、現地駐在パラダイスバリツアーズ日本人スタッフに確認したところ、現時点では混乱もなくウブド地区および南部地区は平常通りでございます。本日も通常通り航空機は運行しており、多くのお客様がバリ島での滞在を楽しまれております。観光地は賑わい、人気のウルワツ寺院&ケチャダンス鑑賞は今日も満員御礼です。
火山の動きに関しては随時こちらのページでご案内させていただきますので
インターネットやニュースを見て不安になられた方、どうぞお気軽にバリ王までお問い合わせください。
その時の現地の様子の正しい情報をお伝えさせていただきます。